あらすじ
皆様に愛されて、シリーズベストセラー!
美しいレンガ造りの建屋が目をひく老舗文房具店の「四宝堂」。多種多様な文房具の販売だけでなく、紙漉きやカリグラフィーのワークショップなども開催される銀座の名店だ。
そんな店を一人で切り盛りするのは、時代遅れと言われかねないほどの細やかな接客が評判の宝田硯。硯のもとには今日も様々なお客が訪れて――。
心優しき校務員さんと一緒に折ったフラワーペーパーに、理不尽な上司と戦った先輩社員との思い出があふれるスケッチブックなど。遠い記憶の中の文房具が、今再び、この店で輝きを取り戻す。
しみじみ泣けると話題の大人気文房具小説、待望の第7弾!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
四宝堂第七弾。
結論から言うと、硯と良子はまだ結婚式が挙げられていない。
お話が進むにつれて、どんどん招待しないといけない人が増えていくようで、少々心配。
おめでたいことではあるのだけれど。
一番良かったのは、「ファイル」。
良子の喫茶店に来店したのは、レジスターの会社の営業マン二人。
一人は役職定年の歳となり、単身赴任から戻ったオッサン社員、
フリーアドレスやカフェ風事務所、スケジューラー、AI議事録、
レンタサイクルやキックボードの移動に目を白黒させながらついていっている。
時代遅れだと思いながらも、資料をファイルに入れて持ち運んでおり、
それをもとに、
喫茶店『ほゝづゑ』のレジを直し、新しいキャッシュレス端末のマニュアルを作成していた。
一方、映像作家を目指していたこともある若者社員の方は、
修理の様子やマニュアルを撮って、会社のグループLineにアップ。
『ほゝづゑ』の思い出のレジスターが直ったのも良かったが、
二人して持ち味を生かせるマニュアルや説明動画を作る部署へ異動できて良かった。