【感想・ネタバレ】銀座「四宝堂」文房具店4のレビュー

あらすじ

大人気「文房具」小説、待望の第4弾!

威風堂々とした佇まいで、昔ながらの銀座の息づかいを今に残す貴重な文房具店「四宝堂」。高級なものから手ごろなものまで数多くの文房具を取り扱うこの店には、今日も様々なお客が訪れる――。

血のつながらない娘の婚約祝いに何を贈ればよいか悩む父親に、数十年ぶりの来店を懐かしむ女性など。ミステリアスな若き店主の宝田硯が、十人十色の想いを持つお客たちを優しくもてなしていく。

喫茶店『ほゝづゑ』の看板娘・良子の両親の出会いも明かされ、良子のお見合い話を知った硯の心境からも目が離せない。既刊全巻・重版出来、大好評シリーズ待望の第4弾!

(底本 2024年10月発行作品)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと気になってたあの二人に進展が!!!!!

最後のお話は思わず泣いてしまったぁ、、、!

やっぱ素敵なお話だね

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2025年04月20日

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ネタバレ

やっと!シリーズ通してのストーリーが進みそうでわくわくする

リボンから始まる今回の短編はどれも家族・恋愛の要素が強かったように思う。
別れもあったが、それよりも相手を想う気持ちの強さがきれいな一冊だった。

0
2025年10月28日

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ネタバレ

シリーズ第4弾。安定の面白さ。安心して読める。

今回も、「四宝堂」を様々な事情を抱えた人たちが訪れる。
血のつながりがない娘に、婚約祝いを贈りたい男性の話が、いちばん良かった。10歳しか違わない義理の娘が連れてきた結婚相手は、まさかの自分より年上!硯ちゃんの反応が笑える。でも、お母さんが亡くなってしまったのに、変わらず仲良しの父娘っていいな。

最後の話では、良子の両親の馴れ初めが描かれ、そしてついに!硯ちゃんは良子にプロポーズする決意を固める。やったー!ところが肝心な場面はまだだったので、楽しみは次回作に持ち越しである。早く読みたい。

今回、様々な文房具のうんちくも楽しかった。自分でも使ってみたいと思う。LAMYのボールペンとか。

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2025年05月10日

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ネタバレ

四宝堂第四弾。

お話としては、
最初の「リボン」が面白かった。
スーパーのバイトで知り合った母子をDV夫から守り、
無事家族となれたバンちゃん。
だが、結婚して三年もたたずに母親が亡くなってしまい、
父子家庭となってしまう。
その娘が育ち婚約するので四宝堂を訪れ、
木目の写真立てをお祝いに買っていた。
連れて来たお相手はまさかのバンちゃんより年上。
そう来るとは思わなかった。

その次の、
バレーボール選手を応援して「スクラップブック」を作っているお話も
面白かったけど。

ただ、何と言っても今回の山場は最後の「奉書紙」。
四宝堂の店主の幼なじみ、良子の父母のなれそめ話と見せかけて、
とうとう良子にプロポーズ、という終わりだった。
喜んだ一方、このシリーズが終わってしまうのかと思っていたら、
五作目もあるらしい。

いやー、よかった、よかった。

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2025年03月12日

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ネタバレ

銀座の老舗文房具店・四宝堂が関わる五つの物語。文房具の素材や質感、店の窓から見える景色、店の前に立つ丸くて朱いポストの存在感など、描写が細やかで、今度の土曜日に行ってみようかなと思うぐらい私の中で四宝堂はリアリティがある。
年上のシングルマザーと結婚した男性が娘の結婚式に贈るフォトフレーム、デパートの社員食堂で働く女性が推しているバレーボール選手(トス職人とよばれている)の記事を貼るスクラップブック、新興商社に経理課員として採用された若い女性が節約するクリップ…。文章がとても読みやすく、優しい人たちの物語に何度も涙してしまった。最後は、四宝堂の店主・宝田硯と、近くの喫茶店の娘・林田良子の関係が進展?幼馴染み故に変わらなさそうな関係にヤキモキしていたので、良子のお見合い話がきっかけとはいえ硯の勇気に拍手。これからの二人に期待したい。

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2025年02月23日

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ネタバレ

『スクラップブック』

私は誰か有名人を熱狂的に好きになったことがなく、お金も時間も費やして熱心に応援する心理がわからず、もっと違うことにそのエネルギーを使えばいいのにと思っていましたが、仕事など自分の日常生活に還元し、より充実した毎日を送ることもできるのだとこのお話を読んで思いました。

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2025年03月22日

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ネタバレ

シリーズ第四弾。亡き妻の連れ子である娘への婚約祝いの品を探す男性の『リボン』。百貨店の社員食堂で働く女性がスクラップブックを買いに来る『スクラップブック』。ゼネコンで工場長として働く男性がクリップボードを買いに来店する『ボールペン』。常連客・正ちゃんの会社の元社員で、祖父の代に四宝堂を利用していた女性が来店する『クリップ』。硯の幼馴染・良子のお見合い話がもたらされる『奉書紙』。
今回はお仕事ものが多めな感じ。
『スクラップブック』の好きなバレーボール選手の言葉に励まされて頑張る女性の姿が素敵だなと思った。人生で誰かをいわゆる推し(有名人を強く応援する)というほど応援したことがないため、推しのいる人たちの気持ちは今ひとつわからないのだが、こんな風に生き方に影響できるなら本当にすごい。「嫌なことがあったら次に回さず自分で止めろ!」という言葉はとても難しいけれど、すばらしい。イライラを人に向けちゃ駄目だよなぁと思うのだけれど、実践は難しいだろうなぁ。とはいえ心がけたい。
そして、『奉書紙』では硯が良子に煮え切らない態度だった理由が明かされる。なるほどなぁ。

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2025年02月03日

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