あらすじ
早い出世を同僚に妬まれている熊吉。養い子故に色々なことを我慢してしまうお花。二人を襲う、様々な試練。それでも、若い二人は温かい料理と人情に励まされ、必死に前を向いて歩きます。粒餡たっぷりのおはぎ、平茸、初茸、占地、栗茸、松露に網茸と山の幸ふんだんの茸汁、赤貝の漬け込み飯、蒟蒻と鰤のアラ煮――心をほっと温め、そっと背中を押してくれるような、江戸の色とりどりの料理たちと健気な二人の奮闘に心満たされる人情時代小説、第二弾!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
今回は熊ちゃん苦難の巻でしたね。
仕事を頑張る熊吉ちゃんを妬んだ仲間に嫌がらせをされて、胃痛の薬が手放せないというのが可哀そう。
挙句、手籠めにあった女中のおたえと閉じ込められたり(◎_◎;)
そんな熊吉を癒してくれるのはお妙さんとお花ちゃんが作る料理。お花ちゃんも大人になり、二人の成長に目が離せないですね。
そして、坂井先生の愛猫の萩やんの名前がタイトルというのもほほえましい一冊でした。