あらすじ
戦え。もう一度生きるために。
蠱毒〔デスゲーム〕が終わる。
残り九人――。
堂々の最終巻!
〈あらすじ〉
最終決戦、開幕。
東京は瞬く間に地獄絵図に染まった。
血と慟哭にまみれる都心の一角で双葉は京八流の仇敵、幻刀斎に出くわしてしまった。
一方の愁二郎は当代最強の剣士と相まみえることに――。
戦う者の矜持を懸けた「蠱毒」がとうとう終わる。
八人の化物と、少女一人。生き残るのは誰だ。
【文庫書下ろし】
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
ついに読み終わってしまった。。
とにかく凄かった。圧巻。
残った者に共に生き残る道があって欲しいと願っていたけれど、やっぱりそんなに甘くはなかった
Posted by ブクログ
audibleにて
いやぁ、すごい作品だった。
今村さんって、テレビのコメンテーターで見かけたことがあって気さくなおっちゃんみたいな印象しかなかった。
天才か!!!!
表現がなんか、かっこいいんだよな。
本当に素晴らしい作品を生み出してくれてありがとうございます。
次はNetflixを観ます。
歴史小説には苦手意識があり、敬遠してた。
そもそも、歴史についてあまり詳しくないから楽しめないと思っていたから。
好きなジャンルは、サスペンスやミステリー、ホラーとかそういうもの。
歴史×デスゲームという設定に興味を惹かれた。
それなら、あまり歴史に詳しくなくても楽しめそうだから。
情景が浮かんでくるような描写に自分もその世界に入り込んだような気持ちになる。
登場人物たちへの愛がどんどん増していく中で、次々と敵に敗れていく場面は胸が痛む。
最後の章では、聴きながら声を上げて泣いてしまった。
こんなに泣いた本は本当に久しぶり。
物語の持つ力に圧倒された。
幕末から明治の時代。
激動の時代だと言われて、数々の作品でその時代が扱われてる。
今まで本当にこれっぽっちも興味がなかったのに、そこに暮らしていた人たちの生活があったんだと思いを馳せたり。
Posted by ブクログ
東京での新たなゲームが描かれた神巻
「本当の強さとは何か」
「ゲントウサイとは何者か」
「京八流の秘密とは」
それが明かされた。
強さとは武力のことを言うのではなく、本当に強いのは双葉のように武力を行使せずに生き延び、周りに影響を与えた者。
そして嫌なキャラのゲントウサイも奥義の使用者だった。そしてその源流には悲しい先人たちの過去と決意があり、代々のゲントウサイはそれを受け継いでいた。
京八流は1人が継承するように仕向けられていたが、それを仕向けたのは京八流をを本当は嫌悪していたゲントウサイ。その八流は実は複数保持でき、強さの本当の秘密はうちに隠されていた。
Posted by ブクログ
オーディブルで聴いた。
ついに終わってしまったー。
面白かった!
双葉が、かなり役に立っていて存在意義があったのが良かった。
生き残ったのが武力的に弱い2人だったのも面白かった。
今村翔吾さんの本、イクサガミだけしか読んで(聴いて)ないけど、他にもこのくらい面白い本あるのかな?読んでみたい。
Posted by ブクログ
蟲毒が行われた本当の理由、京八流の継承とは、幻刀斎と朧流とは、そしてタイトルもしっかり回収(幻刀斎の言っていたハンガミ、よく考えれば繋がりわかるのに全然スルーしててびっくりした)した上で、東京を舞台に響陣、ギルバート、カムイコチャ、そして京八流の兄妹たちのそれぞれの激烈な戦いが描かれる。
巻を重ねる度に、理由はわからないが化野四蔵の好感度が上がっていき、彩八から受け継いだ文曲を用いながら1人で幻刀斎を討ち果たしたときはもう歓喜だった。兄妹最強は伊達じゃなかった。あとは進次郎もよかった。双葉からの連絡にすぐ吉原に助けに行くとなったところ、痺れた。
幻刀斎と刀弥が潰しあって、7人で生きて山分けでいいじゃない。物語としてはダメだとはわかりつつ、そう思うくらい、それぞれのキャラに愛着が湧いてしまった。
Posted by ブクログ
面白かった。
良質なバトル漫画を文字で読む、そんな体験。
物語の展開が早く、序盤のスピード感と早々に味方サイドから死者が出る展開も良い。
これはしょうがないことではあるが、途中から急にこれまでほとんど出てこなかったキャラが出てきたのはやや唐突感はあった。
結局この手の話は最終的に何人か生き残るのかなと思っていたが…そうきたか。
ギルバートさんとカムイコチャがかっこいい。
ラスボスはまさかのアイツだし、幻冬斉もそう来るか…という感じ。
Posted by ブクログ
最終章。残った9人。上野寛永寺を目指す。上野公園。警視庁。川路。警察、拳銃を持たせたい。
ハンガミ。半分 神。イクサガミ、戦神。奪うのではなく託すもの。朧琉。中村半次郎。死に際。天明。生き残り、一人。
Posted by ブクログ
目を惹きやすい蠱毒というキャッチーな設定ながらも、読んでみるとかなり奥深い作品。
読み終わった今は、一つの世界に長くいたような気分、夢から醒めたような気分です。
蠱毒が行われることになった背景も歴史的な事実に基づいており、学んできた歴史と容易に結びついて
実際にあったことのように感じられます。
特に登場人物の人物やキャラクターはもちろん、背景や感情も詳細に描かれているところがとにかく魅力的でした。
Netflixを見てから最終巻を読んだので情景が思い浮かべやすかったのも楽しさの一つでした。
Posted by ブクログ
オーディブルにて
3作目もしんどかったけど、今作が一番しんどい。
それぞれの背景が丁寧に描かれているから感情移入してしまう。
双葉と愁二郎の再会が作中で叶わなかったのは残念だった。
Posted by ブクログ
自信を持って万人に勧められる傑作ですね、この作品に出会えたことに感謝です。
Netflixもあるため読書が苦手な人も描写を意識しやすくて読みやすいのではないでしょうか。
読み始めはこの頁数で幕引きできる......?と思ってましたが、やはり少し駆け足気味でしたね。もう少し個々の戦闘や背景、エピローグが見たかったなぁ(戦闘は刀弥にやられ過ぎなのと、幻刀斎と刀弥の背景描写は少なかった感想です)
とは言えもっと頁数が欲しい!巻数が欲しい!と思いつつこの内容が中弛みなく綺麗に話をまとめられる量だったのかなぁ...とも思います。
内容ですが、すべての展開が熱くてドキドキして手に汗握ります。
王道ではあるのですが、個々の想いを託す様、諦めない心に胸が熱くなります。
蟲毒の謎についても全て広い風呂敷ながら現実的で飲み込み易い設定だったなぁと思います。(いやいやいやいや...みたいな展開になると萎えてしまうので)
意図的に罪を持たせて二幕では罪人として国を敵にするって悪辣すぎますね...本当に良く考えられたデスゲームですね...。
(当たり前ではありますが)双葉や進次郎がただのお荷物ではなく重要なピースになっているのが個人的には一番嬉しかったです。
何でもっと早く読まなかったんだろ...今後もこの作品はそう超えないのではないかな...ドラマ版も今後盛り上がっていくだろうし楽しみでなりません!
Posted by ブクログ
読み終わった!という気持ちが強い。全4巻。シリーズとして特別多い冊数ではないけど、読み応えがある充実した読書体験だった。
登場人物たちの蠱毒に挑む各々の背景が描かれるから、それぞれの想いを抱えて戦う様が、格好良かったり、切なかったり、苦しかったりで。好きなキャラが沢山いたので後半は辛かったよ。
エピソード的には、複数の人物達との乱戦になったミフティ戦と劇場での彩八vs幻刀斎が好きだったなぁ。
推しの彩八役を推しの清原果耶ちゃんがやるのでネトフリも楽しみだ。
Posted by ブクログ
ある種の予定調和感はあり。
ラスト、愁二郎は、生きていたのか……。
匂わせ具合が気になるところ。
外伝となる『イクサガミ 無』も楽しみ。
〜以下、進次郎語り〜
離脱した進次郎が電話で話してきたのも歓喜だったのに、吉原に乗り込む見せ場まで盛り込んでくれて、尚且つラストにすごい良い役をいただけて本当、今村先生ありがとうございます……!
人で進次郎ファンになり離脱してここまでか……と思っていたのでホントに嬉しく歓喜の舞でした。