あらすじ
ハルコンネン男爵の策謀により、アトレイデス公爵は不慮の死をとげ、再度アラキスは男爵の手に落ちてしまう。公爵の世継ぎポールは、巨大な砂蟲が跋扈する危険な砂漠へ母ジェシカとともに逃れ、砂漠の民フレメンの中に身を隠すことになる。しかしこの過酷な環境と香料メランジの大量摂取が、時間と空間を果てしなく見通す超常能力をポールにもたらした。彼はフレメンの伝説の救世主、ムアッディブとして歩みだすことに!
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Posted by ブクログ
中巻は、ポールとジェシカの逃避行から、ジェシカがフレメンの教母になるまでのお話。
だいぶ前に旧訳版を読んだとはいえ、ディテールは結構忘れるもので、フェイド=ラウサのコロシアムでの闘いや、リエト=カインズの最期も、そういえば小説ではそうだったか、と思い出したくらいです。
ただ、ジェイミスの息子二人がナイフを持って現れた場面はなぜかよく覚えていて、「僕はこの場面を知っている」という、ポールみたいな台詞をつぶやいてしまいました。
下巻も楽しみです。
Posted by ブクログ
ポールとジェシカは遂にフレメンに受け入れられる。儀式によってフレメンの教母となったジェシカは、連綿と受け継がれて来た教母達の記憶と人生を受け取る。一方でポールは、聖戦(ジハード)による血塗られた光景が繰り返されてきた「未来像」の中に遂に、平和の道を、チェイミーの存在と共に見出す。
予想外の展開の中に圧倒的な期待を含むストーリが遂に次巻で終わってしまうのかと少し残念な気持ちにもなるが、楽しみで仕方ない!
Posted by ブクログ
ハルコンネンの襲撃から逃れ、大砂嵐にソプターごと巻き込まれたポールとジェシカ。奇跡的に生き延び、砂漠の民フレメンと出逢う。フレメンの独特な文化に戸惑いつつも、未来視により予知されたヴィジョンから逆算して行動するポール。またフレメンの新たな教母として迎え入れられたジェシカ。中巻ではフレメンに出逢ったことで物語が加速度的に展開していく。ハルコンネン家のフェイド・ラウサも登場し(リンチ版のスティングとはかなりイメージが違う!)この先どうなるのかどんどん惹き込まれていく。映画公開には間に合わなかったが続けて下巻へ。
Posted by ブクログ
けっこうサクサク人が死ぬ……
アトレイデス対ハルコンネン、帝国対教団、フレメン対帝国、男爵対皇帝、ポール対ジェシカ、様々な対立と思惑が絡み合い面白い。
フレメンのストイックさと神秘性も