【感想・ネタバレ】双調平家物語15 源氏の巻(承前) 落日の巻のレビュー

あらすじ

石橋山の合戦に敗れた頼朝ら一行は、安房で三浦一族と合流し、上総へ進軍する。さらに下総、武蔵等の兵を従え鎌倉へ入った頼朝は、二十万騎を擁する源家棟梁となっていた。一方、重盛の嫡男・平維盛を大将軍とする頼朝追討の軍勢は、富士川で水鳥の羽音に驚き、戦わずして福原へ逃げ戻る。これに怒った清盛は、「還都」を決断し、反撃を開始した。しかし、還都から三月後、清盛は病に倒れ、激しい熱さの中で息を引き取る。

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Posted by ブクログ

伝統的ってなんだって、読んで思った。政治家の皆さんはどの時代の誰をもって日本の伝統とするんだろうね。武士だって超利己的だし恩賞ないと動かないし、貴族は人を蹴落とすことしか考えてないし。
中宮とか皇后とかだってその前の時代にはあり得ない制度なわけで。
どこを切り出すかって言う恣意的な部分でなんとでもなるくらい長い歴史があるんだな。

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2013年01月01日

Posted by ブクログ

頼朝は「一族」を必要としない男である。誰がそれを知るだろう。頼朝自身もまだそれを知らない。「一族」が力を得れば、それが頼朝を不快にさせる。頼朝が力を増し、征夷大将軍として鎌倉に揺るぎない力を示すようになる道筋は、彼が「一族の男達」の力を削ぎ、切り捨てて行く道なのである。

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2025年06月12日

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