沢木まひろのレビュー一覧
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4年間失踪していた親友の足は動かなくなっていたー。25歳の男女が迷いながらも未来を探す群像劇。まったく性格の違う3人の登場人物にそれぞれ自分と共感できる部分を見つけられる。Posted by ブクログ
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「背中シリーズ」三作目に当たる男性同士の恋愛モノ。
文章表現に透明感があるので、
読者にアブノーマル感を与えないだろうとは思う。
ただ、やっぱり、前2作の方が好き。(特に1作目が)
主人公の年齢や職業が変わっただけで、
男性同士という点に前2作との違いはあまり感じられない。
それでも、沢木さんの文章...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルの”背中で溺れるって”感覚が新鮮だったので目に留まりました。いや、それよりも"君の背中"に反応した、が正しいです。腐女子ですからね、、、。
別れてもどこかで生きていてほしい、無事でいてほしい。こんな風に無償で人を思いやれるまでに、恋は人を成長させます。さらに佐伯のダメ男、ヘタレっぷりが、裕...続きを読むPosted by ブクログ -
恋って難しい。
恋はほどほどにとは言うけど、一体どうすればほどほどに恋なんて出来るのだろう。
恋は盲目とはまさにこのこと。
好きになってしまったからには後戻りもなにも出来ない。
たとえそれが性別を超えていたとしても、
やっぱり好きだとどうしたらいいかも分からないのだと感じた。Posted by ブクログ -
ちょっと表紙がコレで手に取りにくい感じではありますが、読んでみたらあっさりした文章で読みやすく、頭を使わず読めました(褒めてます)
姉の婚約者、佐伯を好きになってしまった大学生の祐司。不倫で男同士、禁断要素だらけの関係は結局破局を迎えるも、6年後の祐司がまた人を好きになったとき、佐伯のことを思い出し...続きを読むPosted by ブクログ -
切ない感じの恋愛ものだろうと思って読んだんだけど
違ったかな。
相手が異性であれ同性であれ 相手を思う気持ちは
変わらないって事なんだね。Posted by ブクログ -
卒業を前に進路の決まらぬ大学生・祐司は、姉が連れてきた婚約者・佐伯透に一目で恋に落ちた。だが姉の幸せのため、自分の気持ちを封じようとする。そんな祐司を誘い出したのは、透のほうだった……。祐司と透、それぞれの孤独と、止めようのない恋。痛いほど純粋な愛が切々と胸を打つ、第1回ダ・ヴィンチ文学賞優秀賞受賞...続きを読むPosted by ブクログ
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内容はボーイズラブっていう分類に入るのかもしれないけど、もっと本質的というか究極的な愛情の形・あり方、感情とか頭とかそういうものを超えた衝動的で運命的な恋が描かれてると思います。
初めて沢木さんの作品を読みましたが、他の作品も読んでみたいなと思いました。
さらっと読めつつ、何かじんわりと物思いに...続きを読むPosted by ブクログ -
一般小説と割り切って読む分には素敵な文章なんだけど、女子としては頷きかねるかなあ。これから三浦しをんのように展開していこうと言うのなら、まあ納得はするけど、新風を盛り込むという理由でこれまで書いてきたタチ像ネコ像を入れ替えたんなら、元に戻した方がいい。前二作と『彼女の或る日』に惹かれて今作を手に取っ...続きを読むPosted by ブクログ
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沢木さんの『背中~』シリーズ3作目。
うーむ。
私は2作目が1番好きかな。
今回のは、もうすでに恋人同士で、重要なことを話してくれないっていうのがケンカの原因で、っていう話。
第三者もいい人だったし。
てか、いなくてもよかったのでは?っていう登場人物がちらほらで、メインの話が薄かったかなぁ。
小...続きを読むPosted by ブクログ -
ああー迷ったマジ迷った沢木まひろのカテゴリ作るか否かマジまよう
とりあえず日本文学で次回また読んだらつくろう.......
たいそうなBLでした.....
読みやすい。とても読みやすい。しかもいいの?!@@;って感じのシーンまであるし....
ただ、やっぱりこの人の味っていうのがキラリとしてる箇所が...続きを読むPosted by ブクログ -
おもしろそー^^と思ったらBL小説だった!笑
ボーイズラブってボーイズ(少年)じゃなくてもボーイズでいいのかな?
あんまりこの手の(この手のというか・・)本は読まないので
ジャンル分けがよくわからない
偏見はない(つもり)だけど興味もそんなにない(少しはある。笑)から、
同性同士の恋愛は面白いし、...続きを読むPosted by ブクログ -
こちらのカテゴリとしてはBL小説にしてますが、文庫レーベルとしては一般文芸です。まぁ、内容も「一般文芸でBLをやるとこうなるのか〜」と思った程度で可もなく不可もなく…。何となく初期のホワイトハートが出していた恋愛小説がこんな雰囲気だったなぁ…と、ちょっと懐かしくなりました。水野麻里さんとか。Posted by ブクログ
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大人になるにつれ、恋に臆病になっていく。
そんな人々にエールを送る作品だと思う。
また、本人が思い悩む程、周りは気にしていないものだ。
だから自分の生きたいようにすればいい、と言うメッセージもこめられていたように思う。
この作品もいいが、個人的には『きみの背中で、僕は溺れる』の方が好みである。Posted by ブクログ -
BLじゃないかと言われたら微妙…かな。主人公の前に現れる男性が二人ともゲイ或いはバイというところが、BLにありがちなボーイズルールのそれだよね。
話は前編・後編と分かれているのだが、「But Beautiful」の名を冠しているとおり、後味は釈然としないのだが前編の方が「それでも美しい」。文章全体...続きを読むPosted by ブクログ -
恋をしたのは姉の婚約者。
…というオビの文句に惹かれて買いました。BL好きな方なら、ありがちですが、成就しない恋物語として楽しめると思います。恋愛小説をたくさん読んでいる方には物足りないかも。
行間を空けずにいきなり回想シーンに突入するなど、携帯小説らしい文章のつくりがあるので、紙ベースの小説を好む...続きを読むPosted by ブクログ -
すれ違い続ける恋人たちの物語。最初のほうに、わっと会社の人が登場するあたりで、人物名の多さに混乱してしまいました。前作と比べて、情報量が増えたためか少し読みづらさを感じました。Posted by ブクログ
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主人公がゲイであることを除けば、至って普通の恋愛小説。
「What's new?」の中で、祐司が心の中で佐伯さんに語りかける場面が良かったです。たとえ上手くいかなかった恋でも、時を経て、いつか「あなたがいなかったらきっと」と思うことが出来るなら、それは素敵なことだし、本当の恋だったと言えるのではな...続きを読むPosted by ブクログ