沢木まひろのレビュー一覧

  • 恋より或いは美しいもの

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    4年間失踪していた親友の足は動かなくなっていたー。25歳の男女が迷いながらも未来を探す群像劇。まったく性格の違う3人の登場人物にそれぞれ自分と共感できる部分を見つけられる。

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    2013年02月08日
  • 僕の背中と、あなたの吐息と

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    「背中シリーズ」三作目に当たる男性同士の恋愛モノ。
    文章表現に透明感があるので、
    読者にアブノーマル感を与えないだろうとは思う。
    ただ、やっぱり、前2作の方が好き。(特に1作目が)
    主人公の年齢や職業が変わっただけで、
    男性同士という点に前2作との違いはあまり感じられない。
    それでも、沢木さんの文章は好きですね。

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    2012年08月29日
  • きみの背中で、僕は溺れる

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    タイトルの”背中で溺れるって”感覚が新鮮だったので目に留まりました。いや、それよりも"君の背中"に反応した、が正しいです。腐女子ですからね、、、。

    別れてもどこかで生きていてほしい、無事でいてほしい。こんな風に無償で人を思いやれるまでに、恋は人を成長させます。さらに佐伯のダメ男、ヘタレっぷりが、裕司の成長を促したようです。

    次の恋で登場した神月さん、指がきれいで、うんと年下に対しても必ず丁寧な言葉使いで、まるで執事を想像させられるのですが。そんな神月さんがいきなり砕けた言葉使いを、、、、クラっとさせられました。漫画的なツボを心得てますね。

    というより自分が腐女子だから

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    2012年07月18日
  • きみの背中で、僕は溺れる

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    恋って難しい。
    恋はほどほどにとは言うけど、一体どうすればほどほどに恋なんて出来るのだろう。
    恋は盲目とはまさにこのこと。
    好きになってしまったからには後戻りもなにも出来ない。
    たとえそれが性別を超えていたとしても、
    やっぱり好きだとどうしたらいいかも分からないのだと感じた。

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    2012年03月12日
  • きみの背中で、僕は溺れる

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    ちょっと表紙がコレで手に取りにくい感じではありますが、読んでみたらあっさりした文章で読みやすく、頭を使わず読めました(褒めてます)
    姉の婚約者、佐伯を好きになってしまった大学生の祐司。不倫で男同士、禁断要素だらけの関係は結局破局を迎えるも、6年後の祐司がまた人を好きになったとき、佐伯のことを思い出して「あなたがいなかったら今の俺もいないんだ」と独白するシーンがよかった。
    祐司の友人の瞬や香奈、祐司の姉の麻子なども嫌味のないキャラクターで、好感が持てました。

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    2017年04月16日
  • 僕の背中と、あなたの吐息と

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    切ない感じの恋愛ものだろうと思って読んだんだけど
    違ったかな。
    相手が異性であれ同性であれ 相手を思う気持ちは
    変わらないって事なんだね。

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    2011年08月07日
  • きみの背中で、僕は溺れる

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    卒業を前に進路の決まらぬ大学生・祐司は、姉が連れてきた婚約者・佐伯透に一目で恋に落ちた。だが姉の幸せのため、自分の気持ちを封じようとする。そんな祐司を誘い出したのは、透のほうだった……。祐司と透、それぞれの孤独と、止めようのない恋。痛いほど純粋な愛が切々と胸を打つ、第1回ダ・ヴィンチ文学賞優秀賞受賞作に、その後の祐司を描いた書き下ろし1編を追加収録。

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    2011年08月29日
  • きみの背中で、僕は溺れる

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    ネタバレ

    内容はボーイズラブっていう分類に入るのかもしれないけど、もっと本質的というか究極的な愛情の形・あり方、感情とか頭とかそういうものを超えた衝動的で運命的な恋が描かれてると思います。

    初めて沢木さんの作品を読みましたが、他の作品も読んでみたいなと思いました。

    さらっと読めつつ、何かじんわりと物思いにふけるような後味が残りました。

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    2011年06月06日
  • 僕の背中と、あなたの吐息と

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    一般小説と割り切って読む分には素敵な文章なんだけど、女子としては頷きかねるかなあ。これから三浦しをんのように展開していこうと言うのなら、まあ納得はするけど、新風を盛り込むという理由でこれまで書いてきたタチ像ネコ像を入れ替えたんなら、元に戻した方がいい。前二作と『彼女の或る日』に惹かれて今作を手に取った身としては、軸がズレ過ぎていて正直読むのがつらい。
    ただ、センテンスの浮遊感というか、中途半端なところで終わるのに捨て鉢には感じないセンスというか、陶酔感めいた独特の後味は健在。だから結局、構え方の問題なんだろうねー。

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    2011年04月13日
  • 僕の背中と、あなたの吐息と

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    沢木さんの『背中~』シリーズ3作目。

    うーむ。
    私は2作目が1番好きかな。
    今回のは、もうすでに恋人同士で、重要なことを話してくれないっていうのがケンカの原因で、っていう話。
    第三者もいい人だったし。
    てか、いなくてもよかったのでは?っていう登場人物がちらほらで、メインの話が薄かったかなぁ。

    小夜さんいい人。
    あんな感じの女性になりたいなぁ。

    “平行線でもなんでも、とにかく会話するの。わかんないってあきらめて口きかなくなったら、おしまいの始まりだから。 継続は力よ。初めからやるつもりでまた頑張ればいいのよ”

    わかんないならいーや。って、会話をやめちゃう癖があって、
    で後で何でわかってく

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    2011年01月24日
  • きみの背中で、僕は溺れる

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    ああー迷ったマジ迷った沢木まひろのカテゴリ作るか否かマジまよう
    とりあえず日本文学で次回また読んだらつくろう.......
    たいそうなBLでした.....
    読みやすい。とても読みやすい。しかもいいの?!@@;って感じのシーンまであるし....
    ただ、やっぱりこの人の味っていうのがキラリとしてる箇所がいくつかある。
    何気ない日常とか、ばあちゃんに言われたことだとか、些細なことだけど人間性の出る箇所だとおもう。
    すごく、心地の良い人だとおもった。
    だから、心地の良い登場人物なのだ。
    嫌味のない、つかみどころもない、だけどそこに立っている。
    そんなとりとめのない不思議な主人公。
    普通に考えたらありえ

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    2010年10月03日
  • きみの背中で、僕は溺れる

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    おもしろそー^^と思ったらBL小説だった!笑
    ボーイズラブってボーイズ(少年)じゃなくてもボーイズでいいのかな?
    あんまりこの手の(この手のというか・・)本は読まないので
    ジャンル分けがよくわからない

    偏見はない(つもり)だけど興味もそんなにない(少しはある。笑)から、
    同性同士の恋愛は面白いし、そういう性癖のひともいるんだろうし、むしろ純愛だ!とか思うけど
    共感はあんまりできないかもなあ・・

    最初のお話はお姉さんの結婚相手がゲイだった!自分も好きになっちゃった・・って話
    そうとうかっこいいみたいだし、大人だし、男の子はなかなか思い通りにいかない22歳だし、
    禁断の果実みたいなかんじでほど

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    2012年10月03日
  • きみの背中で、僕は溺れる

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    こちらのカテゴリとしてはBL小説にしてますが、文庫レーベルとしては一般文芸です。まぁ、内容も「一般文芸でBLをやるとこうなるのか〜」と思った程度で可もなく不可もなく…。何となく初期のホワイトハートが出していた恋愛小説がこんな雰囲気だったなぁ…と、ちょっと懐かしくなりました。水野麻里さんとか。

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    2010年05月21日
  • きみの背中で、僕は溺れる

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    BL小説?いえいえ、これは立派な恋愛小説です。
    全体的に切ない雰囲気が漂っていて、上品な印象すらうけました。

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    2010年04月01日
  • きみの背中で、僕は溺れる

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    BLじゃないかと言われたら微妙…かな。主人公の前に現れる男性が二人ともゲイ或いはバイというところが、BLにありがちなボーイズルールのそれだよね。

    話は前編・後編と分かれているのだが、「But Beautiful」の名を冠しているとおり、後味は釈然としないのだが前編の方が「それでも美しい」。文章全体がやわっこくて温かみがあって、上手くまとまっているのでとても読みやすかった。

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    2011年03月05日
  • きみの背中で、僕は溺れる

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    恋をしたのは姉の婚約者。
    …というオビの文句に惹かれて買いました。BL好きな方なら、ありがちですが、成就しない恋物語として楽しめると思います。恋愛小説をたくさん読んでいる方には物足りないかも。
    行間を空けずにいきなり回想シーンに突入するなど、携帯小説らしい文章のつくりがあるので、紙ベースの小説を好む方には不向き。
    ハッピーエンドが好きなら、主人公が成長していく2話目に収録されている話の方が好きになれると思います。

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    2010年02月14日
  • ブランケット タイム

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    すれ違い続ける恋人たちの物語。最初のほうに、わっと会社の人が登場するあたりで、人物名の多さに混乱してしまいました。前作と比べて、情報量が増えたためか少し読みづらさを感じました。

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    2010年02月12日
  • こごえた背中の、とける夜

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    「きみの背中で、僕は溺れる」がすっきり綺麗にまとまっていた分、冗長に感じる部分が多かったような……。

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    2010年02月12日
  • きみの背中で、僕は溺れる

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    主人公がゲイであることを除けば、至って普通の恋愛小説。

    「What's new?」の中で、祐司が心の中で佐伯さんに語りかける場面が良かったです。たとえ上手くいかなかった恋でも、時を経て、いつか「あなたがいなかったらきっと」と思うことが出来るなら、それは素敵なことだし、本当の恋だったと言えるのではないでしょうか。

    淡々とした文章は読みやすかったけれど、淡々とし過ぎるが故に登場人物たちの心の動きがダイレクトに伝わって来なかった点は残念かな。

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    2010年02月09日
  • ブランケット タイム

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    読みやすい。
    けど…この人本当に恋愛したことあるのかしら?
    あんまり共感出来ませんでした。
    それは私が「大人の女性」ではないからかもしれないけれど。

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    2009年10月04日