野田俊作のレビュー一覧
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ネタバレ
勇気づけと言われたら「褒める」ことをイメージしてしまいがちだけど、
褒めることと勇気づけは全く違うんだなと改めて思った。
褒めるでもなく、叱るでもなく、
伝える、話し合いをする。
子供に対して注意しなきゃと思っていることが、見方を変えたら「ありがとう」になることもある。
伝え方って本当に大切だ。
子供に対し当たり前のように注意していたことでも、
見方を変えて、言い方、伝え方を変えると、
やはり関係性は変わってくる。
子供を上下の関係で見るのではなく、
横の関係性でみて、
1人の人間として尊重して、
対等だと思って接することで、信頼関係ができる。
そしてこちらの思っていることを「意見」として -
Posted by ブクログ
「ありがとう」と「うれしい」が基本語
非主張的な日本人の価値観は、主張しないことで責任から逃れている。依存的な生き方である。
人が不適切な行動(負の注目)を行うのは、勇気がくじかれているから。多くの場合はやってる本人はその行動が不適切と自覚し、かつ適切な行動の方法も知っているのにそれを行っている。 勇気付けによってその行動を正していくしかないのだ。
適切な行動というのは、共同体への貢献に当たる行動
幼児期以降は、命を守る以外のことはあまりしないほうがいい。構えば構うほどダメになる。放っておけばいいというわけではなく、「何かして欲しいことがあったら言ってね」と言っておくだけでいい。(こ -
Posted by ブクログ
私が今、一番色々なことを真似させてもらっている尊敬している先生が
「人生の本」として選んだ5冊の中の一冊。
今まで読んだ教育書の中で
一番衝撃と納得をくれた本かもしれません。
(教育に携る人にはぜひ本当に読んでもらいたい)
今までの教育の価値観をアドラー心理学の視点から論じています。
○主な考え方
・人間行動の究極目標は「集団の中で自分の居場所を確保することである」という前提。
適切な行動も不適切な行動も最終的にはこの目標の達成に向かって行われる。
・問題行動を起こす子どもがいる(発生する)のはそうしなければ居場所が確保できないと感じさせるクラス全体の構造に問題がある