作品一覧 2017/02/03更新 アドラー心理学でクラスはよみがえる 試し読み フォロー クラスはよみがえる 学校教育に生かすアドラー心理学 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 萩昌子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー アドラー心理学でクラスはよみがえる 叱る・ほめるに代わるスキルが身につく 野田俊作 / 萩昌子 アドラー心理学精神科専門医の野田俊作先生が 理論から実践まで、全て教師が読むことを前提で書かれている。 旧版から愛読しており、学級経営の教科書として10年以上繰り返し読んでいる1冊。 全てを全くそのまま活用できるわけではないが、 1つの考え方として、たくさんの教師に読んでほしい。 子供と関わる際の指...続きを読む針となると思う。 Posted by ブクログ クラスはよみがえる 学校教育に生かすアドラー心理学 野田俊作 / 萩昌子 20年以上前に書かれた本ですが、気づきの数が半端なかったです。コーディネーターとしての教師になる必要性、よくわかりました。今でいうとファシリテーターでしょうか。 最大の気づきは、ぼくはまだ競争主義に生きているということです。協力主義への移行が必要です。 少し読みにくい本ですが、まずはアドラー一冊...続きを読む目、読んで良かったです。 Posted by ブクログ クラスはよみがえる 学校教育に生かすアドラー心理学 野田俊作 / 萩昌子 これを信奉して無理に押し通そうとすると学校では多分生きていけない。 でも非常に的確なので心に留め置き実践・浸透させたい。 子供が自身を守ろうとするための4作戦は必見。 Posted by ブクログ クラスはよみがえる 学校教育に生かすアドラー心理学 野田俊作 / 萩昌子 私が今、一番色々なことを真似させてもらっている尊敬している先生が 「人生の本」として選んだ5冊の中の一冊。 今まで読んだ教育書の中で 一番衝撃と納得をくれた本かもしれません。 (教育に携る人にはぜひ本当に読んでもらいたい) 今までの教育の価値観をアドラー心理学の視点から論じています。 ...続きを読む ○主な考え方 ・人間行動の究極目標は「集団の中で自分の居場所を確保することである」という前提。 適切な行動も不適切な行動も最終的にはこの目標の達成に向かって行われる。 ・問題行動を起こす子どもがいる(発生する)のはそうしなければ居場所が確保できないと感じさせるクラス全体の構造に問題がある そのため、 ・教師の役割は、適切なクラスルームマネジメント(構造の組み立て)をすること。 最大限の勇気付けと最小限の子どもの負担の肩代わりをする。 ・教師の行為はどんなことも注目になりえる。 不適切な行為は注目せず、適切な行動に注目する。 ○目指すもの 子ども ・競争の原理から協力の原理へ ・共同体意識を育てる ・「自己受容感」「集団への貢献」を持つ ・「不完全であることを受け入れる勇気」を育てる 教師 ・教師は責任を引き受けるボスからコーディネーターへ(きちんと責任は子どもにとらせる) ・相互の信頼関係を作る(「相互の」ということは「私(教師)が先に」という意味) ・信用(条件付)ではなく信頼(条件無し)する ○具体的 ・問題児だけでなくクラスの全員に対して不適切な行動には注目しない。 適切な行動は見つけ、勇気付ける。という方針を持つ。 ・考え方は常に「誰が?」「なぜ?」(過去)に焦点を当てるのではなく、「これからどうすれば?」(未来)に焦点を当てる ・罰を用いない 教師と生徒の上下関係が生まれる。叱られなかった子が優越感を持ち、競争原理が働く。「罰を受けないように。」と積極的に動かなくなる。 代わりに ・行為の結末を見届けてもらう(子どもに) 実際にどうなるか体験させる ・お願いする 命令しない。感謝「ありがとう」や「嬉しい」を用いる。 ・感謝する 「あたりまえ」のことに感謝の声をかける。 「何もしない」ということでさえ、場を乱さないという協力(貢献) ・クラス会議 問題についてクラス全体で話し合う。 人間は自分に向かって語られるよりも、自分について語られるほうに耳を傾けるもの。 本の主張の本筋とは逸れますが、 ○競争原理が支配するクラスの特徴(1から5へと進行していく) 1.賞賛を集める いい子で誉められよう 2.注目を引く なんとしても目立とう 3.権力闘争をしかける 勝とう。少なくとも負けないでいよう 4.復讐する 相手(教師)にできるだけダメージを与えよう。(愛されないならせめて憎まれよう) 5.無能力を誇示する 無能力さがバレないよう見捨ててもらおう ○教師の持つ迷信(無意識に持つ悪しき価値観) 1.完璧病 完璧にこなさせようとする。「不完全であること」受け入れる勇気をくじく。 2.反省病 過去に注目させる。これからの適切な行動を知らせることに焦点が向いていない。 3.計画病 計画通りに進むことに優先順位を置く。「計画を立てないと子どもは動かない」と信じていない。 4.努力病 結果ではなく、努力することが目標になっている時がある。 5.習慣化病 習慣としてできることに価値を置く。(これはあまり賛同できなかったですが。) 非常に納得でした。 特に競争原理が支配するクラスの特徴はまさに私の中学時代の状況そのままでした。 理由が分からないまま、悪くなっていった当時の学校生活。ようやく分かりました。 あの無力感、痛みを知っているからこそ、あの再現はしていきたくない。 この本は教師ではなく心理学の先生が書いた本で、100%そのまま再現することはできませんが、今、注目している赤坂先生のアドラー理論、実践を参考にしながら自分なりの形を生み出して生きたいと思います。 クラス会議の 「人間は自分に向かって語られるよりも、自分について語られるほうに耳を傾けるもの」という視点も秀逸だと思います。 クラス会議については、別の機会でも話せそうなのでほとんど書いていませんが、これを学級の仕組みに組み込み、適切に運営していけるかが勝負だと思っています。 Posted by ブクログ アドラー心理学でクラスはよみがえる 叱る・ほめるに代わるスキルが身につく 野田俊作 / 萩昌子 元本を読んだ後、出版されていることを知りすぐに購入。読みやすいようにイラスト挿入や項目分けなどがされており、1時間ちょっとで読み終えることができた。ページ数も元本と比べて半分以上少なくなっており、読み応えは元本の方が圧倒的にある。 内容は元本と同じく、アドラー心理学をもとにした教師の在り方についてで...続きを読むある。性格は状況に応じて用意されている行動パターンのセットである、所属欲求こそ根源的欲求、自己受容は精神的健康の最大条件など、印象的な内容の確認をしながら読み進めることができた。 子供どもへの尊敬・信頼を元にして、子どもに関わる在り方は今後も意識して行きたい。すべてこの本の通りに行うには、かなりの感情コントロール力+我慢力+冷静力が必要になってくると思う。まずはできることから変えて行きたい。 もし先にこちらを読んでいたら、元本を読もうとはしなかったかもしれない。元本は内容に加えて、書きぶりがすごく衝撃的であったので。 Posted by ブクログ 萩昌子のレビューをもっと見る