萩昌子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私が今、一番色々なことを真似させてもらっている尊敬している先生が
「人生の本」として選んだ5冊の中の一冊。
今まで読んだ教育書の中で
一番衝撃と納得をくれた本かもしれません。
(教育に携る人にはぜひ本当に読んでもらいたい)
今までの教育の価値観をアドラー心理学の視点から論じています。
○主な考え方
・人間行動の究極目標は「集団の中で自分の居場所を確保することである」という前提。
適切な行動も不適切な行動も最終的にはこの目標の達成に向かって行われる。
・問題行動を起こす子どもがいる(発生する)のはそうしなければ居場所が確保できないと感じさせるクラス全体の構造に問題がある -
Posted by ブクログ
ネタバレ元本を読んだ後、出版されていることを知りすぐに購入。読みやすいようにイラスト挿入や項目分けなどがされており、1時間ちょっとで読み終えることができた。ページ数も元本と比べて半分以上少なくなっており、読み応えは元本の方が圧倒的にある。
内容は元本と同じく、アドラー心理学をもとにした教師の在り方についてである。性格は状況に応じて用意されている行動パターンのセットである、所属欲求こそ根源的欲求、自己受容は精神的健康の最大条件など、印象的な内容の確認をしながら読み進めることができた。
子供どもへの尊敬・信頼を元にして、子どもに関わる在り方は今後も意識して行きたい。すべてこの本の通りに行うには、かなりの感 -
Posted by ブクログ
ネタバレ衝撃の1冊であった。
書き振りが「挑戦的」であるのも面白く、多くの学校で行われているであろう教育の形を真っ向から否定するものであり、自身の教育のあり方についても考えさせられた。とても30年以上前に書かれた本だとは思えない。過激な内容であったといっても過言ではないと思う。
今回読んで心に残ったキーワードは、対等な関係・お願い・「なぜ」ではなく「どうすれば」の3点である。
特にお願いをするといった形で子どもに伝えることは、これまで「子どもに舐められてはいけない」という意識があり、あえて使わないようにしていた。しかし「上下関係を築くことにつながる」という内容が書かれており、一理あると感じた。全ての -
Posted by ブクログ
ネタバレアドラー心理学の教育実践。「子供の目線に立って…」と恰好つける教師がいるが、それどういうことか本当にわかってるぅ?
私の生まれた年の本だけど…まだ使える。本質を突くものは、時流を越えられる。子どもを子ども扱いする教師ばかりだが、それじゃあ社会人は育たない。子供を育てると同時に、社会人を育てているんだという意識を持つ教師にならなければいけない。そのためのこの一冊である。
しかし、この本が生まれた背景が80年代の荒れた学校の教育方法だから、2017年の今に読むとちょっと大げさである。
それでもなお、この本の言う民主的な教師になれていない人が多くいるのだから、日本の教育がけなされて当然で -
Posted by ブクログ
まあ、主張していることは、その通りなのだと思いますが……文体というか、口調がすごく嫌味で、イヤな感じです。
あと、やっぱり学校のことというのは、なかなか見えてこないんだなぁと……。
これはもちろん、なかなか見せない学校の方にも問題があるのだと思うのですが。
どうしても、学校には無限の時間と空間があると思われがちなようです。
例えば、子どもを全体の前で注意してはいけません。子どものプライドを傷つけることになります。(フムフム、なるほど…)でも、ただ見過ごすのは、教育をしていないのと同じです(その通り!)。だから、そういうときは、1人のところをみはからって、そっと注意してあげましょう。
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Posted by ブクログ
The 教師力シリーズの、ほめ方•叱り方や、赤坂先生のクラス会議に関する本を読んでみて、もう少し詳しく知りたくて手にとった本。読み始めてからは、90分ぐらいで一気に読めた。
教師がボスにならなければ、という今までのイメージが強く、しかしながら、その管理的な感じから、自治的な学級経営の比重を上げていきたいと最近は考えるようになってきた。ファシストやアナーキストではなく、コーディネーターになれるほうがよいのだろうが、叱ったり、怒ったり、褒めたりすることなく、横の関係を重視して、ルール作りなどなどを含め、どうすればと問い、自治的に議会を開きながら進めていくのは、今の自分の力量ではハードルが高いよう