西村淳のレビュー一覧

  • 面白南極料理人

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    この本を原作とした映画を観たので、原作の方も読んでみました。
    個人的には映画より原作の方が面白いと思います。

    南極の寒さが厳しいのは当然ですが、著者にとって2回目の越冬隊として過ごしたドームふじ基地(つまりは本書の主な舞台)は、日本の南極観測基地の中でも特に寒さが厳しく、それゆえの苦労について、面白おかしく書かれています。
    また、ドームふじ基地では、家族以上の濃厚な人間関係を構築せざるを得ないのですが、その様子は「自分には耐えられそうにない」と思いながら読み進めました。

    ちなみに、南極観測基地には、基本的には娯楽はないわけで、そうなると、最大の楽しみは「食」にならざるを得ないと思うのですが

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    2023年10月29日
  • 面白南極料理人

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    標高3800m,平均気温-57℃、昭和基地から1000km離れた南極ドーム基地。

    そんな過酷な条件下で一年間の生活を過ごす南極越冬隊の珍日記。

    極限状態で男達5人が、学術的観測をしながらも日々を楽しく過ごすオッサン達の様子が克明に綴られる。

    読み物として面白いのは間違いないが、南極越冬隊の暮らしぶりが事細かに知れるので、ぜひ読むことをお勧めしたい。

    食生活に関しては恐ろしく豪勢な料理を食べいてあるようである。
    しかし、一年間も下界と隔離され、たった9人で毎日を暮らすとなると、そのストレスは想像を絶する。
    そんな中で、詳細に記された料理のレパートリーはプロ顔負けの品々だ。

    食という

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    2023年01月07日
  • 面白南極料理人 お料理なんでも相談室

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    料理したくなる本!
    テキトーでも美味しければいいんだ!と思わせてくれて、日々の料理が少し気楽になるよ。
    ただのテキトーではなく、ちゃんと勉強してじっくり考え続けた人がその末にたどり着いたテキトーなのです。
    カレーに太田胃散入れるのは目からウロコ!

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    2022年12月02日
  • 面白南極料理人

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    普通に生きていたら出会えないような
    楽しくて愉快で豪快でちょっとむさ苦しい(笑)
    オジサンたちに会える本

    オジサンたちに本の中に会いに行くのが
    密かな楽しみになっていた

    それくらい世界観に引き込まれる

    南極観測隊のことを知れるという意味でも
    本を通して貴重な体験?ができる一冊

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    2022年08月28日
  • 面白南極料理人

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    再読

    テレ東でドラマを放映していたので本棚から引っ張り出して再読。

    ドラマは7人、実際は9人。
    ドラマみたいにハチャメチャではない。

    しかし、平均気温マイナス50℃、ウイルスさえ存在しない環境で、好例が外でのジンギスカンというのが、さすが北海道人といったところか。

    有名な昭和基地から1,000kmも内陸に入り、標高も3,800mという環境での料理や生活はすごい経験だと思う。
    1,000kmといったら、東京から札幌までの直線距離。
    何かあってもすぐには行き来できない。

    現在は越冬はしていないとのことだが、過去この基地で科学の進歩に貢献した人を称賛する。

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    2022年04月02日
  • 面白南極料理人

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    映画南極料理人、ドラマ面白南極料理人を見た後に読んだので、新鮮味はなかった。双方に出てくるドーム基地の個性あふれるメンバーが実在するのが驚く。

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    2022年02月13日
  • 面白南極料理人

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    映画とドラマが良かったので、原作も読んでみた。
    果たして映画とドラマ、どちらが原作に近いのだろうと期待いっぱい!

    当たり前だが、映像化された作品にはストーリーがあるが、原作は一年を通して大きな流れはあるもののひとつひとつのエピソードという感じで、急に話が飛んだり場面や人物が把握できないこともあった。
    文章も小説家が書いたものと違い読みにくいところもあったが、それを補ってリアルな南極生活を知れたことはあまりある。
    映像ではイマイチ何をしているのかよくわからなかった気球を上げることや観測の様子も理解出来たし、それぞれの仕事やその目的もわかりやすかった。
    一番驚いたのはドックのはちゃめちゃな元気っ

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    2021年12月25日
  • 面白南極料理人

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    ネタバレ

    今、ドラマ面白南極料理人を見ている最中で、本を読んでみる気になりました。昭和基地から内陸に一千キロも入った高地、標高三千八百メートル。富士山より高い場所に小さなドームを設置した基地で男9人だけで1年を過ごす。気温はマイナス80度、半年の間は昼がなくなる。
    精神のタフさと「いい加減さ」がないと、できるものではないと思いました。ドラマで面白おかしく描かれているエピソードの写真を見ると思った以上に男臭い。雰囲気が悪くならないように過ごす為に、ひとりひとりの誕生日、季節ごとのイベント。宴会を楽しくする為に限られた材料で工夫をして楽しく過ごせるようにガス抜きをする。
    普段、思いやりとか雰囲気を察するって

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    2021年11月11日
  • 面白南極料理人

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    ノンフィクションであるから、記録長で書かれていてそこに魅力がある本。
    抑揚はないように感じるが、おもしろい

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    2021年09月19日
  • 面白南極料理人

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    ネタバレ

    抱腹絶倒極寒南極グルメ日記。

    ウイルスさえも生存を許されない極寒のドーム基地で、料理人として生活する日々を描いた日記。極限の閉ざされた環境の中で人はどう生きるのだろう。高尚な哲学や人生論ではなく、適度に緩く、たまにシモく、欲望には忠実で、だからこそリアルな南極の日々が描かれている。

    堅物の大人が読んだら眉をしかめるだろうけど、意外とこういう赤裸々な体験談が、越冬隊への夢を膨らませるのではないか。

    解説で指摘されていた著者が越冬隊に選抜された理由の推測が興味深い。著者は巡視船勤務の海上保安官で「狭い男の職場」に慣れた人である。メンバーに苦言を呈したことも書かれていたが、確かに彼の言動は(私

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    2021年08月20日
  • 面白南極料理人

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    男、男、男。
    男まみれの本である。
    山極寿一先生のゴリラ関係の本(中にオスゴリラだけで構成された群れの話が出てくる)、映画『御法度』(大島渚監督作品)、箱根駅伝の「男だろ」問題、森前会長の失言を巡るドタバタ。いろーんな男社会のうんじゃらもんじゃらが頭の中で煮込まれている私が読むと、まぁ、この本、令和の世では出版に漕ぎ着けるのは難しいだろうなぁ、と思えてしまう。井上ひさしさんの『四捨五入殺人事件』や『吉里吉里人』を読んだ時も同じことを思った。
    軽妙洒脱な語り口と美味しそうな料理の話に引っ張られて、するーんと最後まで読んでしまうのだけど、やっぱりこの世界、というか空気感、女性を「銃後の守り」に設定

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    2021年02月27日
  • 面白南極料理人

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    南極観測隊員の人となりがわかるような気がする、そんな1冊(今も同じようなのかは分からない)。
    内容とは関係ないけど、最初に刊行されたのは平成13年で、もともとはWeb連載だったものらしくて、なんだかさきがけ的な感じがした(そうでもない?)。

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    2020年05月31日
  • 面白南極料理人 名人誕生

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    『面白南極料理人』の著者西村淳さんが初めて第30次南極観測隊に参加した時の回顧録。トラックのドアが強風でもぎ取られ吹き飛ぶような厳しい環境の中であるもかかわらず、観測隊のみなさんとのワイワイがやがやとした日常の生活感あふれる記録が楽しくて、うっかり南極生活って楽しそうと思えてしまいそうでした。でもほんとに登場する観測隊の方々がみな濃いキャラクターをもっていて、コメディタッチでした。隊員の一人が女装してバレンタインに手作りチョコを全員に配るエピソードなど笑えました。厳しい環境のなかで一年以上日本を離れ家族とも離れているからこそ、時にはばか騒ぎするなどいろいろ工夫して南極観測隊としての日々を明るく

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    2018年04月23日
  • 面白南極料理人 名人誕生

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    "南極料理人" よりも後に出版された本だが、書かれている内容は時系列的には逆の内容。
    "書き慣れた" 感が、冗談の悪ノリ?という形で磨きがかかっており、好みが分かれそう(個人的には冒頭の数ページで結構辛くなった...)。
    内容的には、言うまでも無く普通の日常では経験できない様々な極限状態における、人間たち(野郎ども)の生態が生々しくも可笑しい。 面白いとは思う。
    偶然の要素はあるにしても、志願して、選ばれた(選ばれるべき必然性のある)スタッフでありながら、「こんなんなんだ...」というギャップで楽しませる。
    プロのプロたる部分には触れていない。あくまで、

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    2017年09月12日
  • 面白南極料理人 名人誕生

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    ネタバレ

    2作目?

    料理、というより
    こんな感じでメンバーに選ばれて
    こんな準備して
    他メンバーとの合流はこんな感じで~
    というように 第30次隊の様子を伝える感じ。

    日刊南極新聞 なるものもいくつか載せてあるのだが、楽しそうだなぁ、と。
    以前「男はバカだ、だから楽しい」みたいなCMがあったが
    正にそんな感じでバレンタインの号など 笑ってしまう。

    皆濃くていいキャラです。

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    2017年01月25日
  • 面白南極料理人 笑う食卓

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    面白南極料理人の続編
    続編とは言っても、レシピを詳細に面白おかしく書いてるのと
    三十次隊のときの話も加わってる程度
    南極での越冬を知るには、やはり前作から読むのがいいよね

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    2016年07月23日
  • 面白南極料理人 名人誕生

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    著者である南極料理人・西村淳氏の、初めての越冬経験の一部を描いたエッセイ。
    後半には昭和基地で発行されていた日刊新聞が載っていて、越冬生活の空気が伝わる。
    昭和基地にやってきたアデリーペンギンの写真も載っていて、かわいかった。いいなぁ。

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    2015年10月21日
  • 面白南極料理人 笑う食卓

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    何年ぶりかに本棚から出して読んだ。
    料理の写真は少しもおいしそうじゃないけど(失礼)ワイルドさが身上。好きです。

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    2013年11月17日
  • 面白南極料理人 笑う食卓

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    おいしい料理を作る人に悪い人はいないって、改めて思わせてくれる。
    毎日のことで麻痺しちゃっているけど、料理を作ってくれるすべての人に感謝しないいけないですね。

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    2012年08月07日
  • 面白南極料理人 名人誕生

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    南極観測隊の料理人として、南極越冬をする部隊をつぶさに、かつ、てきとーに見た料理人の色々な内輪話。
    後半は当時の日誌や作った料理のレシピを交えて興味深く読ませてもらえたけど、そこに至るまでが、内輪話過ぎて、ちょっと自分にはついていけなかった。

    舞台裏は、表舞台をしっているからこそ楽しめるんだなあと感じた。
    個人的には前半は★★で後半は★★★★。これは人それぞれだろうな。

    映画化もされているらしく、映画は結構面白かったらしいので、そちらも興味有り。&続編(たぶん、そちらで越冬)も出ているらしいので、そちらは読んでみたいな。

    追伸、餃子を作りたくなった。それだけでも料理人としては本望かな。

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    2011年10月08日