西村淳のレビュー一覧

  • 面白南極料理人 名人誕生

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    読書録「面白南極料理人 名人誕生」4

    著者 西村淳
    出版 新潮社

    p96より引用
    “「でもさー、東大・京大って言ってもさ、
    あいつは自分の研究室で床に段ボールをしい
    て寝ているし、今回観測隊に参加したから良
    いけれど普段は無色の奴だっているし、何だ
    か変な奴多いよ」”

    目次より抜粋引用
    “観測隊員になった……
     出航した……
     到着した……
     越冬が始まった……”

     二度の南極観測隊に参加した著者による、
    南極観測に関わる日々や出来事を記したエッ
    セイ集。文庫書き下ろし。
     第三十次南極観測隊に参加するに至る経緯
    から前任者たちとの交代時の別れまで、ユー
    モアあふれる書かれ方をしていま

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    2022年03月10日
  • 面白南極料理人

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    読み始めてから入り込むまで時間がかかったけど、最後まで読んでよかった。映画でもそうだったけれど、出てくる料理がとにかく美味しそうで、でもそれは体力的にも精神的にも一般人にはとてもじゃないけど耐えられない環境にいる隊員たちに与えられる数少ない癒しや活力のようなものだったんだろうなぁ。極限状態にいるのに、(いるからこそなのか?)屋外でのジンギスカンやソフトボール大会、度々の宴会など、きっと全員超人であろうオジサンたちが楽しく過ごそうとしているのがかわいい。と同時に尊敬する。個人的には福田ドクターのキャラクターが好きでした。

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    2022年02月01日
  • 面白南極料理人

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    南極といえば昭和基地。それと白瀬中尉かな。ドームふじ基地は知りませんでした(みずほ基地もあすか基地も)…いつか行ってみたいな、南極。

    それにしても環境が過酷。…なはずなんですが、食材の調達や料理、宴会やみもふたもない隊員紹介(笑)が多いので、極地、それも半端ない地の果てでの生活がどういうものか、を垣間見ることができて貴重です。もう、ほぼSF笑、38次ドームふじ越冬隊。

    オゾンホールを見つけた日本隊(原因を突き止めたのはアメリカで、その功績によりノーベル賞。ちょっと悔しい…)。現在は62次隊が、そして今年63次隊が11月に出港します。63次隊では第3期ドームふじ氷床深層掘削の新しいシステムを

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    2021年07月24日
  • 面白南極料理人

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    ネタバレ

    面白かったです。
    著書のおおらかさ、人柄の良さにとても楽しい気分で読むことができました。

    想像できないような極寒の地、南極。昼夜の概念がなく、自律神経乱れそう・・・それどころか標高は富士山よりはるかに高く少し作業するだけで酸欠状態になる・・・そんな過酷な状況で1年間過ごす、想像つきません。

    著者はそんな過酷な中、隊員のお腹を満たす料理人。
    こんな極限状態、毎日の楽しみってお料理ぐらいじゃないでしょうか。
    著者は和食・イタリアン・フレンチ等リクエストがあればなんでも作りこなす。
    隊員の心の支えになったことは間違いないと思います。

    女性陣にも役に立つ“お料理“情報が載っていますので、普段全く

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    2021年07月19日
  • 面白南極料理人

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    ネタバレ

    ウイルスさえも生存が許されない地の果て、南極ドーム基地。そこは昭和基地から1000kmかなた、標高3800m、平均気温-57℃、酸素も少なければ太陽も珍しい世界一過酷な場所である。

    とにかくこんな場所に住む、ということからして想像を超えるんだけど、そこに一年間も滞在し、料理するとは!

    まず設定からもう既に持って行かれ、更に軽妙な文体にまた持って行かれ、気がつけば一気読みしてしまっていた。

    さすがにここまでの極地ともなると命に関わる危険とも隣り合わせ、満足にお風呂にも入れず、精神的にも肉体的にも限界ギリギリの生活のはず、なのに筆者の文体はあくまでお気楽、のほほんとした軽妙な筆運び。

    この

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    2021年05月07日
  • 面白南極料理人 名人誕生

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    筆者が南極観測隊に参加するまでの経緯と、昭和基地での騒々しくも厳しい日々。基地内の新聞記事が掲載されているので、当時の空気が如実に感じられる。
    時系列が前後するし、口語ばかりなのでちょっと読みづらい部分もあるが、それも含めてこその当事者の記憶である。

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    2021年02月10日
  • 面白南極料理人 笑う食卓

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    読書録「面白南極料理人笑う食卓」4

    著者 西村淳
    出版 新潮社

    p72より引用
    “ ついでに言うと、観測隊では、このボン
    ヤリした状態の時は個人が何かの世界にポカ
    リと入り込んでいる時で、この時無理に話し
    かけたりすると、心のバランスが微妙にくず
    れ、後々決して良いことはないので、放心状
    態もしくは視線を宙に飛ばしている隊員がい
    ても、話しかけるのはやめるようにみたいな
    ことを、南極に来る前にロールシャッハ検査
    をしてくれたお姉様にしつこく何度も念押し
    されたのを思いだした。”

    目次より抜粋引用
    “シェラスコは別れの味
     京大監修手打ち麺
     雪上車のわがままリクエスト
     楊貴妃の涙
     ド

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    2020年12月21日
  • 面白南極料理人

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    以前、映画化された時に1度読んでいた。今回、久しぶりに映画を見たので、本も久しぶりに読みたくなって読み始めた。
    ゲラゲラ笑うことはないけど、クスっと笑える本。
    南極越冬隊と言えば昭和基地のイメージが強いけれど、それよりもさらに過酷なドーム基地。想像もできない過酷な土地で黙々と日々をこなす隊員たち。

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    2020年10月17日
  • 面白南極料理人

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    映画やドラマにもなった南極料理人の西村淳さんのエッセイ。何がびっくりしたかといえば、文庫化の解説が、大好きな作家の佐々木譲氏である!佐々木譲さんの解説がまた分かりやすく面白い。知り合い(故人)に設営部門での南極越冬経験者がいるけど、まさに佐々木譲さんの言うような精神的にタフな人だった。亡き知人を思い出しながら読む南極生活楽しいです、面白いです、お腹が空きます(笑)でも、どんなに高級食材食べれても(しかもタダ)絶対こんな場所で一年も生き残れない!南極とは人を選ぶ地である。

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    2019年03月19日
  • 面白南極料理人

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    ネタバレ

    南極での、それも昭和基地よりも過酷なドーム基地での越冬(1年間!)の記録。一見コミカルに書かれているけど実際ものすごく過酷なことだろう。
    なんで毎晩毎晩豪華なディナーなのかと最初は思っていたけど、他の娯楽がない場所では食は唯一のエンターテイメントだろうし、「解説」にもあったけど9人が円満に過ごしていくのに食事の場というのが肝になっていくんだろうな。
    出張先の打ち合わせでどんなにいがみあっても一緒にディナーを囲めば雰囲気が和らいだり、喧嘩していてもお腹いっぱいになれば急にどうでもよくなってきたりってあるもんな。

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    2020年01月24日
  • 面白南極料理人 笑う食卓

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    ネタバレ

    3作目?

    前回よりレシピが載っている。
    前作が生活、だとしたら今作は正に食に関するお話。

    基本、凝っているのではなく
    限られた食材、時間でいかにやりくりするかのレシピなので役立つ。

    作者のレシピ本も発行されているようなので気になる。。

    そして挿絵が和田誠氏であることに今気づく。。
    食に関する本だから担当、というわけでもないだろうが
    この作者と和田氏の奥様の料理番組を観てみたいのだが。。

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    2017年01月25日
  • 面白南極料理人 お料理なんでも相談室

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    とにかく面白い!!!!!

    投稿に答える形のレシピ相談なのだが・・・
    レシピさておき、その回答っぷりに爆笑させられております。

    西村さん自身が面白い方なんでしょうね。

    レシピ本のつもりで読んで、お笑い?!本になってます。

    でも、折角なので 素敵なレシピもぜひ活躍させたい。。。
    笑いすぎて覚えていられるかな???

    本当に 楽しい一冊です。

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    2011年11月22日
  • 面白南極料理人 笑う食卓

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    20091125読み終わった
    映画「南極料理人」の原作。もうひとつの原作本「面白南極料理人」は滞在記がメインだが、こちらはレシピがメイン。これを読むと、あ~、料理ってそんなに気負わなくていいんだよね~自分がおいしければいいんだもんね~と思える。

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    2012年07月25日
  • 面白南極料理人 笑う食卓

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    前作も好きだけど、こちらも元気になる本。豪快でおいしそうなレシピ。
    北海道に行きたくなった。南極には行きたくないけど。

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    2010年11月22日
  • 面白南極料理人 笑う食卓

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    映画を観てから読んだ。
    レシピがおもったより沢山載っていて、最後にレシピの載ってるページも示してあるので、料理本としても活用できる。
    麺を作りたくなった。

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    2010年06月15日
  • 面白南極料理人 笑う食卓

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    エッセーはおもしろく、レシピはおいしそうで簡単。ひとつ参考に料理をしてみましたが、とてもおいしく出来ました!

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    2010年01月24日
  • 面白南極料理人 笑う食卓

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    【内容】
    息をするのも一苦労、最低気温-80℃の南極で、男たちの一番の楽しみはなんと言って毎日の食事。麺5玉、チャーシュー10枚、ねぎ2本入りラーメンを軽く平らげるツワモノどもを相手に、お湯は85℃で沸騰し、食材の補給は絶対不可能の環境はなかなか厳しい。しかし創意工夫と節約は料理の基本、料理人は今日も笑顔で皆の元気を支える。抱腹絶倒南極日記第2弾。日本一笑えるレシピ付き。

    【感想】

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    2010年01月06日
  • 面白南極料理人 笑う食卓

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    面白南極料理人の第2弾になるのかな。こちらの方が面白南極料理人よりもゆるーく書かれて、好きでした。もっとも、生活の細かな部分は第1弾の方が上ですが、料理のレシピとしてはこちらの方が詳しいかも。

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    2009年10月04日
  • 面白南極料理人 笑う食卓

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    面白いんだ…けど!一人暮らしの赤貧学生にとってはつらいシーンばかり!
    それはこの作者の料理があまりにもおいしそうだから…写真入りだし。

    作り方がお上品ぶってなくて、「作りやすさ・分かりやすさ」をモットーにしている感じですごく良いなぁと思う。


    暇が出来たらつくってみたい料理が何品かありましたし。

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    2009年11月01日
  • 面白南極料理人 笑う食卓

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    南極といえば昭和基地を思い出すが、そこから1000kmかなたの平均気温マイナス57℃、標高3800m、最低気温マイナス80℃にもなる南極ドーム基地で繰り広げられた第38次越冬隊として暮した日々を綴った前作「面白南極料理人」の続編。

    前作では想像のつかない南極での生活にまつわる諸々を書いていたが、今回はその時のエピソードも添えたレシピ集。
    制限された状況で創意工夫を凝らし、いかに屈強で大食らいの隊員たちの胃袋を満足させてきたかが、またしても力の抜けた文体で書かれている。
    筆者は現役の海上保安官で、現在は巡視艦みうらで教官兼主任主計士として海猿の卵たちに囲まれた生活をしているらしい。
    映画の海猿

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    2009年10月07日