古荘純一のレビュー一覧

  • DCD 発達性協調運動障害 不器用すぎる子どもを支えるヒント

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    医療と繋がり、適切な配慮を受けることの重要性を改めて感じました。

    境界知能とDCDの合併が、就労に不向きという内容も、なるほどそういうことかと納得しました。

    DCDでも楽しめる運動、余暇、の項は大変参考になりました。

    つまるところ、
    ①何が難しく、何なら出来たり好きなのかを知る。
    ②それをもとに、目指す将来像を組み立て、逆算する形で、今必要なことをしていく。

    という視点を大切に、支えることが大切なのだと思いました。

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    2025年06月05日
  • なわとび跳べないぶきっちょくん ただの運動オンチだと思ったら、DCD(発達性協調運動障害)でした!

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    DCDについて知るきっかけになった。
    とても参考になった。
    使いやすい道具を使う、合理的配慮を求める。
    なるほど。そういう手があるのか。
    自信をつけることの大事さもわかった。

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    2025年04月17日
  • なわとび跳べないぶきっちょくん ただの運動オンチだと思ったら、DCD(発達性協調運動障害)でした!

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    著者の、我が子への支援が素晴らしく参考になる。
    それはエリートという意味ではなく、悩みながら試行錯誤を重ねつつ、良い方向へ行こうとするその姿勢です。子どもの自尊心を損なわないように、生きにくさと向き合い、将来のために支え合う母と子の姿に勇気をもらえた。

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    2024年04月20日
  • 発達障害とはなにか 誤解をとく

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    2016年8月刊行。著者は小児精神科医。発達障害の研究は日進月歩だが、現在までの流れを知るのに手頃な本。自分は発達障害の子どもがいるが、帯のキャッチコピーにもあるように「『個性』でなく『疾患』として考える」ことは自然に感じられる。あとがきにある通り、それを「『個性の範囲内』にとどめること」が目標という姿勢に共感した。発達障害を受容に役立つ。英語と訳語の対照表、索引、引用参考文献リストあり。

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    2017年01月28日
  • 境界知能 教室からも福祉からも見落とされる知的ボーダーの人たち

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    親しい人が自閉症でもないし、発達障害もなんか違う……一番ぴったりくるのは、発達遅延と思っていたけども、境界知能か。

    人に恵まれて、虐められたりは無くて済んだけれども、それ以外は特徴が当てはまる。

    小さい頃に、特に診断も求められなかったし、多分手帳は貰えないレベルと言われた。
    診断されても治るものでもなければ、特に支援もないから、受ける必要ないんじゃない?と言われて、それもそうか、と思ったな。

    今までは周りの支えもあって、何とか仕事もしているけども、将来、一人で生きていけるのかは不安しかない。
     
    人口の14%もいるなら、支援が必要だよなぁ。
    努力が報われないって、辛いし、理解と支援でより

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    2024年08月25日
  • 境界知能 教室からも福祉からも見落とされる知的ボーダーの人たち

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    境界知能という言葉を最近知り、今回読んでみました。人口の14%、1クラス4-5人いるかもしれないことに驚きました。制度の狭間に該当するのかもしれませんが、良き理解者や支援に出会えることを切に願っています。

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    2024年06月02日
  • 空気を読みすぎる子どもたち

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    ネタバレ

    母親の役割が大きい、と折々書いてあるのが少ししんどい。

    乳児幼児の頃から自己肯定感の低下はあり得るので、一旦低くなったらもう高くする方法はないのかなとも感じた。

    ただ、今時の子供の環境は一昔前よりも確かに複雑だと感じる。その分おとながおおらかに構えて、「大丈夫」と言ってあげられればいいなと思う。

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    2022年08月17日
  • 「いい親」をやめるとラクになる

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    いい親になろうとして、ネットや育児本などを頼りすぎ、目の前の子供と向き合う時間をとっていない、という記述を読んで、たしかにその通りかもしれないと感じた。
    子育てはマニュアル通りに進まないもの、と寛容に構えたい。

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    2019年08月01日
  • 境界知能 教室からも福祉からも見落とされる知的ボーダーの人たち

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    IQ87の者です(精神状態が悪かった時に検査したものなので真偽は不明です)

    タイトルにつられて手に取りました。

    この本では境界知能のIQは70〜84と記載されています。その知能より少しだけ高い「平均」に分類されるところに私はいますが、イラストが少なく、文章が並んでいるだけの単調なページ構成のため、少々読みにくく感じました。

    当人が読むというより周りの方が読む本なのかもしれませんが、境界知能に近い数字が出たものとして知識を得たいと思った際に、わかりやすく解説してくれる本であれば、自己理解に役立てることができたのかなと思います。

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    2025年08月16日
  • 境界知能 教室からも福祉からも見落とされる知的ボーダーの人たち

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    1クラスに4〜5人いる境界知能。学校に適切な対応を求めるには人手が絶対足りないだろうと思う。みんなが知識と理解で支え合えるのが理想だけれど全体主義の強い日本だと偉く難しそうに感じる。。

    時が経つにつれて求められる能力が上がりすぎてるのも気になる。社会が求める人物像から外れれば何かが足りないと区分をつけられる。数十年後にはまた新しい概念ができてその枠に自分が入る可能性もあるんだよなぁ。

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    2024年12月18日
  • 発達障害とはなにか 誤解をとく

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    杉山登志郎「発達障害の子どもたち」と同じく、精神科医により書かれた本をもう1冊読む。杉山先生の本が書かれたのが2007年、それから10年経って発達障害という言葉の認知が広がり、さまざまな誤解も生まれてきている。その中には杉山先生の時代から変わらないものもあるが、自身の生きづらさが発達障害によるものではないかと診断を求める人が増えているという話。障害の判定はチェックリストを使うということから、臨床医のスキルや経験が問われるが、最近は簡単に診断してしまう医師もいるという。ただ発達障害の研究はさらに進んで、脳のある部分の状況と障害との関連もだんだん判るようになってきているようで、今後はより明快な診断

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    2024年02月05日
  • 発達障害とはなにか 誤解をとく

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    発達障害とは個性の範疇を超えた特性である。個性的と発達障害の間にあるのはやはり社会適応だと感じた。
    社会は発達障害を平等に扱う差別しないと言っているが障害者支援法の定義との齟齬が生じる。
    やはり明確な区別は必要だと思う。
    難しい問題である。

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    2023年08月19日
  • 空気を読みすぎる子どもたち

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    うーん…
    参考程度にって感じでした。

    五歳の睡眠時期は11時間って書かれてるけど無理だよ…
    実践できてる子っているのか?と疑問。
    タブレットは11歳からとなってたが、小学校で使うだろーし。
    何でもかんでも母親って書かれてて、違和感…

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    2022年10月07日
  • 発達障害とはなにか 誤解をとく

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    発達障害という言葉をよく聞くようになり、周りにも診断を受けたという人が居る。
    テレビやネットでなんとなくわかった気になっていたけど本当のところよく分からないので読んでみた。

    •具体的な症例がたくさん書かれていて、具体的に想像がし易かった。
    •発達障害とひと言に言ってもとにかく「人による」ということ。
    発達障害の人は〜だ。といったような括り方は出来ないし、「発達障害の人は一部に天才的な能力を発揮するから凄い」みたいなのも誤解だと思った。
    症状や能力は、とにかく人による。

    •周りから見たら謎な行動でも、本人的には筋が通っていて必要な行動だったりするのが興味深かった。
    •治すことは出来ないが、本

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    2022年07月04日
  • 自己肯定感で子どもが伸びる―――12歳までの心と脳の育て方

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    私が気になってやまないワード第一位『自己肯定感』。
    自己肯定感が地に落ちたまま大人になってしまった母親だけれど、娘たちの自己肯定感は常に伸ばしていきたいと思って子育てしています。

    本書は自己肯定感が、高すぎるのでも低すぎるのでもなく、安定している状態が最も良いと述べていて新鮮だった。高ければ高いほど良いと思っていたので。
    なにより親がすべきことは子供の話をただ聴くこと。ただ聴く、というのは実はとても難しいことで、大袈裟に肯定したり、ましてや否定したりしてはいけない。
    目の前の子供と向かい合って、その声に耳を傾けて、ありのままをまるごと受け入れること。

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    2020年03月08日
  • 発達障害とはなにか 誤解をとく

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    個別事例の紹介が最もエキサイティングだった。著者が主張しているように、発達障害が脳の機能障害なら、個性として人権を尊重する以上に、専門的な治療や支援が必要なのは納得できる。心身の特性を把握し、彼らへの接し方を学ぶことは、社会の中で共に生きていくプロセスであり、第一歩である。

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    2018年02月12日
  • 発達障害とはなにか 誤解をとく

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    参考になる点もあったが、臨床で用いられているWAISに触れられていなかったり大人の発達障害に触れられていないなど、物足りなさを感じた。また、ケーススタディにおいて、子供への対応の温かさに比べ大人や当事者の親への対応が冷たいのが気になった。

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    2017年01月12日