古荘純一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
親しい人が自閉症でもないし、発達障害もなんか違う……一番ぴったりくるのは、発達遅延と思っていたけども、境界知能か。
人に恵まれて、虐められたりは無くて済んだけれども、それ以外は特徴が当てはまる。
小さい頃に、特に診断も求められなかったし、多分手帳は貰えないレベルと言われた。
診断されても治るものでもなければ、特に支援もないから、受ける必要ないんじゃない?と言われて、それもそうか、と思ったな。
今までは周りの支えもあって、何とか仕事もしているけども、将来、一人で生きていけるのかは不安しかない。
人口の14%もいるなら、支援が必要だよなぁ。
努力が報われないって、辛いし、理解と支援でより -
Posted by ブクログ
杉山登志郎「発達障害の子どもたち」と同じく、精神科医により書かれた本をもう1冊読む。杉山先生の本が書かれたのが2007年、それから10年経って発達障害という言葉の認知が広がり、さまざまな誤解も生まれてきている。その中には杉山先生の時代から変わらないものもあるが、自身の生きづらさが発達障害によるものではないかと診断を求める人が増えているという話。障害の判定はチェックリストを使うということから、臨床医のスキルや経験が問われるが、最近は簡単に診断してしまう医師もいるという。ただ発達障害の研究はさらに進んで、脳のある部分の状況と障害との関連もだんだん判るようになってきているようで、今後はより明快な診断
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Posted by ブクログ
発達障害という言葉をよく聞くようになり、周りにも診断を受けたという人が居る。
テレビやネットでなんとなくわかった気になっていたけど本当のところよく分からないので読んでみた。
•具体的な症例がたくさん書かれていて、具体的に想像がし易かった。
•発達障害とひと言に言ってもとにかく「人による」ということ。
発達障害の人は〜だ。といったような括り方は出来ないし、「発達障害の人は一部に天才的な能力を発揮するから凄い」みたいなのも誤解だと思った。
症状や能力は、とにかく人による。
•周りから見たら謎な行動でも、本人的には筋が通っていて必要な行動だったりするのが興味深かった。
•治すことは出来ないが、本 -
Posted by ブクログ
私が気になってやまないワード第一位『自己肯定感』。
自己肯定感が地に落ちたまま大人になってしまった母親だけれど、娘たちの自己肯定感は常に伸ばしていきたいと思って子育てしています。
本書は自己肯定感が、高すぎるのでも低すぎるのでもなく、安定している状態が最も良いと述べていて新鮮だった。高ければ高いほど良いと思っていたので。
なにより親がすべきことは子供の話をただ聴くこと。ただ聴く、というのは実はとても難しいことで、大袈裟に肯定したり、ましてや否定したりしてはいけない。
目の前の子供と向かい合って、その声に耳を傾けて、ありのままをまるごと受け入れること。