野田智義のレビュー一覧
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大学生時代に尊敬する人にお勧めされ読んだ一冊。
改めて転職や30代を前に読み直ししてみた。
当時は、リーダーになるためには自分→周り→社会というプロセスを踏むのだくらいの理解であった。
改めて自身が様々な経験を重ねた上で読んだ時に得られた気づきは大きかった。
特に徳や人間力などがいかにリーダーシップに欠かせないか、そのための教養の必要性も学べたのは大きかった。
また、映画『生きる』で示されていたように本当に自分が何を成し遂げたいのか(周囲の評価や声と関係なく)、ということの意味の深さと向き合う大切さを感じられた。
今のタイミングだからこそ改めてそのテーマに向き合い、どう生きるか問うてみたい -
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2007年初版刊行。
ISLの創設者である野田氏と、組織心理学と経営学を専門とする神戸大学名誉教授の金井氏による共著。
本書では、リーダーシップを「旅」というメタファーを使い、著者らが考えるリーダーのあるべきスタンスを説明する。
実践と理論の両方に精通し、リーダーシップというものを考え尽くした著者らだからこそ、本書で語られる内容には重みがあり、個人的にとても納得できるものだった。
久々に繰り返し読みたい本に出会うことができた。
本書ではまず、「マネジメント」と「リーダーシップ」を区別する。
マネージャーは、既存の組織の成員に対して、権威と権限をもって働きかけ、コントロールしようとする人 -
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・人々に規範や価値観を共有しましょうとただ呼びかけただけでは、その通りになることはまずありませんが、ある体験を共有していただくことで「いいなあ」と感じてもらうことができれば、そこから先、人々の規範や価値観に変化が生じる可能性があります。
・社会の変化が急激に起きる際、人々は自分たちにとって大切なものはなにか、自分たちがどんな社会を望むのか、といったことを考えるよりも、新たな仕組みや枠組みに対応するのに精一杯です。具体的には、自分だけ取り残されるのではないかという不安や恐怖が広がり、市場や行政がそうした感情を利用して近代化を推進していったのです
・共同体には必ず維持コストがかかります。人々がその -
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同僚のおすすめ本として紹介があったので購入。
【ざっと内容】
次世代リーダー輩出に取り組み、至善館の理事長を務める野田氏と金井氏の対談形式でリーダーシップについて語られた一冊。リーダーシップとは何か?マネージャーと何が違うか?どのようにリーダーシップは育まれ、発揮されるか?等が語らえる。
【こんな人におすすめ】
・全会社員
・グループにおいて誰かを率いている方
・グループにおいて影響力を発揮したいと思っている方
【感想】
ここ最近で一番蛍光ペンを引いた一冊になった。30代になると、会社から管理職を意識した研修や昇格試験が求められる機会が増えてくると思うが、正直どれもピンと来ておらず、「会 -
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マネジメントとリーダーシップの違いを教えてくれた良書だと思った
気にいったフレーズには赤線を引きなが読むが、かなり赤線を引いた。(書き出せないぐらい)
マネジメントを勉強する機会も研修も数多有るが、リーダーシップを気付かせてくれる機会は少ない
人生に影響を与えてくれた。
■気付き
リーダーシップとは「見えないもの」を見る旅
その人が実現に向けて行動を起こす
旅はたった一人で始まる(桃太郎は鬼退治をやってみようと一人で決断した)
リーダーシップはフォロワーを前提とするものではない、フォロワーを生み出すプロセス
フォロワーは旅の途中で現れる。リーダーと出会い、一緒に旅をする
いつしか、フォロワー -
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リーダーシップの旅を読んでファンになっていた野田さんと宮台さんの対談本。好きなお二人の本だけにとても楽しみに読んだら、まさに自分が今悩んでいる部分に対しての処方箋となるようなコメントが数多く散りばめられていた。
とはいえ、簡単に世の中を変えられるわけでもないけれど、少し方向性が見えたような気がした。
分断を生まないようにしながら、一人一人が傍観者にならず当事者意識を持って参加する共同体を作ることが大事。それをできるファシリテーターが必要なのだと。
ファシリテーターと表現されているが、個人的にはリーダー的な人なのかなと理解している。それも偉そうなニュアンスではなく、コミュニティ意識をもってその -
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マネージャーに昇格してから、なかなか上手くいかない。というモヤモヤ感を持っている中で上司に紹介されて読んでみました。
他の人も書いていますが、あくまでもリーダーは生まれながらにしてリーダーなのではなく旅を経てリーダーになるのだということ。
この旅というメタファーが秀逸で、何かにチャレンジして、達成して、生還して来るということが必要だと言う意味を含んでいます。(逃げちゃダメだということですね、反省です。)
また、リーダーとマネージャーとは何が違うのか、リーダーにはどのような成長段階があるのか、リーダーの要件(構想力·実現力·意志力·基軸力)とは何か、リーダーになった際に気をつけるべきことは何か -
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リーダーはすごいという先入観がリーダーシップから遠ざける諸悪の根源になるため良くない。リーダーになろうとしてなる人はおらず、見えないものを見ようとしてあるビジョンを信じて突き進んだ結果、フォロワーがついてリーダーになっている。リーダーシップ論は後付け要素も多い。リーダーはインナーボイスに従順に動く一人称視点が原動力。フォレスト・ガンプの例えは分かりやすかった。(映画の結果としては、突然ガンプは疲れたと言ってフォロワーを置き去りにして家に帰ってしまうのだが…まあそこはリーダーになっていく像の例えとして、納得。)リーダーシップ(見えないものを見ようとし創造と変革を扱う)とマネジメント(見えるものを
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大好きな先輩に教えてもらい読んだ本。新しくない本だけれど、リーダーシップの本質に触れられて、心が熱くなった。
学びがとても多く詰まっていて書ききれないけれど、一番大事なのは誰しもがリーダーになれる素質をもっていことだと感じた。
社会は複雑性が高く、マックスウェーバーも示唆してたように高度に複雑化した社会では歯車となる人間が必要であるが、それは「脱個人」であり、いわゆるマネージメント機能が高く求められる。
そんなマネージャーに求められる能力とは一線を画している力がリーダーで、いわば会社に必要な人材というよりも、会社の理念とは無関係に内発的なエネルギーをもっている。
そのリーダーの成長は
①リー -
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エマージェントリーダーの観点から
1. リードザセフル
2. リードザピープル
3. リードザソサエティ
へとつながっていくリーダーシップの旅の紹介
リーダーは「結果として「なるものであるということがこの本の一番言いたいことである。
またリーダーとマネージャーの違いが言語化されており、霧が晴れるような感覚になった。
マネージャー
- 見えるものを扱う
- 地位に基づいて働きかける
- モティベートする
→現状維持
リーダー
- 見えないものを扱う
- 人として働きかける
- シンクロする
→創造と変革
アクティブノンアクションに陥ってしまうリーダーは多いと思うが、ぜひ人をマネジメント -
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ネタバレ冒頭で語られる「日本は社会の底が抜けた状態」というのが、本書を読むことでよく理解できる。また講義形式のせいか、難解な社会システム論が理解しやすく語られているのと、受講生による質問で議論が更に深まっている。
本書では、市場・行政を”システム世界”と呼び、その拡大により、人々の感情劣化(利他性が損なわれ、損得勘定が主な価値判断となる)と孤立化が進んでいると言う。それが仲間意識の希薄化・分断となり、民主政の機能不全に繋がっている。
民主政は、それを営む人間の”善意”や”倫理”が前提となっており、いかに維持が難しいかということと、自分自身も損得勘定の価値判断にすっかり染まっていることに気付かされた。