ナカムラクニオのレビュー一覧
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試し読み
Posted by ブクログ
コートルド美術館展@愛知で発見して
美術の繋がりが気になっていたので読みました。
・アール・ヌーヴォーp26
1890-1910、欧
装飾芸術運動
花、植物、海、風など自然の構造を取り込み曲線的な表現を多用
・ガレ、仏>ミュシャ ★ミュシャ展いく!
・ガレ>ガウディ、西
・アール・ヌーヴォー>クリムト<琳派
・最後には「溶ける」(ポロック)
後期印象派>キュビズム>溶ける(ポロック)
新印象派>抽象化>溶ける(ポロック)
☆日本の城と世界のお城の発展の違いが気になる
・著者ナカムラクニオさんの仕事遍歴、アートへの考え方も面白い。
美術はつながりが面白い
美術は「心の鏡」「心の窓 -
Posted by ブクログ
都市型茶室と位置づけるカフェ「6次元」を始めるに至ったわけ、カフェとはなんぞや、読書とは、ほんとはなんぞや、そして仕掛けているいろいろなイベントのこと。想定も中身もかなり癖があって、読み手を選ぶかなあ。
読んで気がついたことがある。僕はわかったようなわからないようなことが大好きで、しかし、わかったような気になるがわからないモノの名づけ方が苦手だということだ(店名のことじゃないよ)。しかしモノには名前を付けないと人に伝わらない。でもつけたくない。これが自分と他者のコミュニケーション阻害の一因だろうなあ、と。表現されないと気づかないが表現してほしくない。そんな感じ。ああうまくいえない。 -
Posted by ブクログ
昨今、人と人との「繋がり」とか「絆」が大事だという話が世の中に多い。それ自体が間違っているとも思わないし、大事なことだとも思うのだが、大切なのは日々の生活、何気ない日常の中にそれをどう根付かせるかだと私は思っている。
「6次元」の取り組みはナカムラさんにとっては日常の中にその「繋がり」の感覚を取り戻す作業だったのかもしれないが、残念ながら筆者にとっての「日常」は、多くの読者にとっては「非日常」の世界だ。
“発想”と“実行”の間に隔たりがある場合、正しいことや理想的なことを真面目な顔で言われてしまうと、正直引いてしまう。それは確実に読み手であるこちら側の問題であり、そもそも“そんな人たちは相 -
Posted by ブクログ
おしゃれな一冊。
できれば、「6次元」(この本で語られる“つなぎ場”となる喫茶店)が出来るまでの苦労、構想、試行錯誤がもっとあっても良かった。大半は成功例で、やや“鼻ニツク”感が否めない。
著者が死ぬまでにやりたいこととして挙げた「カフェ」「古本屋」「ギャラリー」、その実行例がこの喫茶店であるが、やっていることは常々浮遊していて、おそらくこの現状にとどまることはないのだろうなと思わせる。興味を持ったなら5年以内に訪ねる場所ではなかろうかと、そこはかとない“儚さ”を感じさせる。
電子書籍になじめない“紙”世代としては、古本屋としての機能、図書の管理、ディスプレイ方法の例は楽しい。そういう点では -
Posted by ブクログ
ネタバレ知り合いのブックカフェのオーナーが「店が儲からなくて困る」といったことをボヤいており、なんか出来ないかな、と手にした本。
ブックカフェは元より、喫茶店というのは、「たまり場」なんだと本書では書かれている。
会社や家族ではない、「偶然的コミュニティ」それが「たまり場」であると。
それは、歴史を遡れば、純喫茶や社交サロン、寺や神社へと辿りつく。
老若男女、価値観や年齢の違う人同士が集まる場が「たまり場」
そんな「たまり場」に本棚を置く理由は、もちろん、時間を潰すということもあると思うけど、楽しみを共有するということが本当の理由なのでは?
本書では、読書会のことにも触れていた。
「本来一人で楽