中川裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ゴールデンカムイでアイヌのことを知りたくなった私。
著者もアイヌ文化を知る初級編と言っているとおり、難しさはなく、スラスラ読める。
正しいアイヌ文化やアイヌ語を監修の立場からどのようにフィクションの漫画で伝えるか、などの裏側も知ることができて、ゴールデンカムイファンはさらに作品を楽しめるのではないか。
漫画で「ヒンナ」という言葉は「おいしい」という場面で使われているので、
「ヒンナ」=「おいしい」と思っていたけど、本来は「感謝する」という意味。
食事意外でも、何かちょっとしたものをもらったときなどに、「ありがとう」「どうもどうも」などの意味で使われるようです。食事以外にも使う感謝の言葉なんで -
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Posted by ブクログ
ネタバレゴールデンカムイのアイヌ文化の監修をしている、そして『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』の著者でもある方のアイヌ物語の仕組みやカムイの世界、アイヌ語の仕組みやアイヌ文学の歴史などを詳しく説明してくれる。
しかしカムイのお話、読んでて面白いがゴールデンカムイで紹介されてたのよりも突拍子のないのが多いな…
同じ話だとすぐ飽きるから設定をどんどん盛っていってエライことになったという流れだったのでは…
ちっちゃいクとかちっちゃいプとか、どういう発音になるのだろう… ○○プと発音するときにプだけ言わない感じかなー、と想像して発音してたが、本の最後の最後にちゃんと書いてあった。
「カッパ、カッ -
購入済み
原作ファンなら一度は読むべき!
アイヌ文化で読みとくゴールデンカムイ,というタイトルなだけあり作中のシーンを引用しながらアイヌ文化の説明が聞けます。どのシーンか何巻の何ページかと記述してあるので是非原作片手に読んで貰えば楽しさ百倍間違いなしです!
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購入済み
ためになる、面白い、わかりやすい。
絶妙なバランスの本です。
文章も平易なのでゴールデンカムイの知識があればするする読めると思います。
特に、アイヌ語の単語は難しくて覚えにくいのが大変なところですが
一度説明済みでも再登場時には補足が入っていたりするので
調べ直したり読み飛ばしてしまったりということがなく、ストレスフリーでした。
ゴールデンカムイの引用が軸になっているので
「このキャラがこんな行動をしているのは、こんな考え/気持ちからだった」
というような、気づかずに読んでいた!という発見がたくさんありました。
同時にそこまで細かく書かれていたのか、と改めてゴールデン -
購入済み
ファンなら絶対読んで欲しい
ああそういうことだったのか、という納得感が得られます。
文調も読みやすく、何かに偏った書き方をされていませんので不快感はありません。
とても勉強になりました。 -
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Posted by ブクログ
前作の“アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」”が基本編だとすると、こちらはさらに詳細を描き、理解を深めるための一冊でした。
基本文化などを振り返りながら、物語の中盤以降に出てくる樺太アイヌやニヴフ、ウイルタについてやソフィアのモデルになった女性についてなど専門家の寄稿も交えながら丁寧に解説されており、勉強になることばかり。一コマの描写が精緻かつ丁寧であり、取材、監修に基づいた上で「ゴールデンカムイ」という作品が成り立っていることがより実感としてわかるようになりました。
また作品を読んだらきっと見えるものも変わりそうな上、きっと作品への愛情も深まることと思います。
ファン必見、アイヌ文化の理 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ炎自体がカムイ
実際には毛皮や肉を得るために、人間がクマを狩りに山に行くが、観念の世界ではクマのほうから人間のところに遊びにくる
アイヌの伝統的な考え方では夢は「現実の一部」
子供への名前の付け方一番強い制約が「同じ名前をつけてはいけない」自分たちが知ってる亡くなったひとも含む。恩恵も災いも名前によって届けられるから
アシリパの名はどこから思いついたのか忘れた
争いは言葉で解決できる
チャランケ
「チタタプ、チタタプ」と言いながら刻むというのは野田先生の創作。ほんとは無言?
「ヒンナヒンナ」は「おいしい」ではなく「感謝する言葉」
何かを受け取っていう場合には、両手でそれを軽く数回上下させながら -
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