大瀧啓裕のレビュー一覧

  • ラヴクラフト全集2
    クトゥルフ神話大系の長、ラヴクラフト全集の2冊目は、今なお映画の原作モチーフとして用いられるホラーの名作『クトゥルフの呼び声』の他、傑作短編でショートホラームービーのような『エーリッヒ・ツェンの音楽』。ラヴクラフトとしては珍しい長編小説であり、話の中盤の途中がやたらと中弛みして退屈になる所などは、か...続きを読む
  • ラヴクラフト全集1
    「インスマウスの影」:旅行のさなかに訪れたインスマウスというさびれた町。その町では魚顔をした人々とその嫌なにおいが充満している。このような街の雰囲気作りや人々の描写・人知を超えた生物の描写など
    はさすが、コズミックホラーの第一人者であった。
    そして、オチとして、訪れた主人公自体がインスマウスの人物の...続きを読む
  • ラヴクラフト全集2
    「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」、過去の奇怪な事件とその調査を行っていた子孫の身に起こる事件。壁の下から発見される肖像画、先祖と容姿がうり二つであること、謎の言語の文書、儀式…とじわじわ恐怖心を盛り上げ得る要素が満載。真相に近づいていく怒濤のクライマックスに魅せられる。
    「クトゥルフの呼び声」、...続きを読む
  • ラヴクラフト全集4
    巻頭「宇宙からの色」がよかった。
    怪異が続発し、原因は多分アレだ!
    と察しがつくんだけど、
    気づいたときには手遅れ……ってヤツで。
    あらゆるものが少しずつ汚染され、
    なす術のない人の心も蝕まれてゆく、と。
    「狂気の山脈にて」は、
    E.A.ポオ「アーサー・ゴードン・ピム」へのオマージュ的作品。
  • ラヴクラフト全集3
    やぁーーーーっと読み終わった。読みづらい。疲れるだけどやめられないのがラヴクラフト次の目標はラヴクラフトを巣通のペースで読みきること。で、感想。今まで読んだ中ではもっともクトゥルフ神話に近いんじゃなかろうか。ダゴンとかあるし。時の~は名作だと思う。
  • ラヴクラフト全集2
    「クトゥルフの呼び声」は正しく、「何かすっごい大きいのに追いかけられた!すっごい怖かった!」という感じでした(笑)。個人的には「エーリッヒ・ツァンの音楽」が好き。「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」は時間はかかったけど読み終えられて良かったなー…と思う作品でした。
  • ラヴクラフト全集2
    「クトゥルフの呼び声」(考古学者の甥と、船乗りの体験談)「エーリッヒ・ツァンの音楽」「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」の三編。
    面白かったのは「エーリッヒ・ツァンの音楽」。屋根裏で流れる、奇怪にして魅力的な音楽。窓からの展望。奏者の老人。絵にしてみたいと思った。
    「チャールズ・ウォードの奇怪な事件...続きを読む
  • ラヴクラフト全集2
    ラブクラフトの数少ない長編の一つ「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」が収録されているが、なんとも読みにくいため難儀しました。やっとのことで全部読みましたが、展開が同作者の別の作品とほとんど同じだったり…。全集を読んでるとよくわかりますが、展開が同じ作品がいくつかあります。
  • ラヴクラフト全集3
    全集3にも有名な作品がけっこう収録されてます。まずはそのうちの1つ2つ読んで放置。全集2を読み終えてからまた読み出しましたが、それでも途中で放置。言い回しといい展開といいかなり食傷気味。いや、気味ではなく完全に食傷。しばらく期間をあけないと読む気になれません…。
  • ラヴクラフト全集4
    18年前に購入したもの。自分自身ひさびさにこの世界にはまっているので、読み返してみる予定。

    肝心の「狂気の山脈にて」が、くどくてなかなか読み進まないなぁ…
  • ラヴクラフト全集6
    「未知なるカダスを夢に求めて」という短編です。ごくまれにしか見れない整った夢を丁寧にまとめあげたらこんな話になるんだと思います。