佐藤俊樹のレビュー一覧

  • 社会学の新地平 ウェーバーからルーマンへ

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    部屋のどこかに岩波文庫の「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」が「永遠の積読」として埋まっています。大塚久雄訳だったと思います。なんか社会学とか社会科学の本を開くようになって、ここは有名な「プロ倫」読んでおかなきゃダメでしょ、と思ったのでしょう、全然読む気になりませんでしたが…まあ、いつ読むかわからないけど、先に本書「社会学の新地平──ウェーバーからルーマンへ」読んでおいて良かったような気がします。ウェーバーとマルクスをくっつけようとして失敗した人として大塚久雄ボコボコだし。そう古典的名著として崇め奉るのではなく現在を読み解くツールとして「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の

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    2024年06月25日
  • 社会学の新地平 ウェーバーからルーマンへ

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    ウェーバーやルーマンのことは、正直言ってよくわかりませんが、
    日本では、大塚久雄という人のウェーバーの解釈が幅を効かせているようだけれども、それは間違いだということはなんとなくわかりました。

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    2024年01月29日
  • 社会は情報化の夢を見る

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    残念ながら十分に読みこなせていない。
    しかし、長年この分野に関わりながら、モヤモヤしていたことに解答を与えてくれているということだけはしっかりと感じ取れる。
    個々の答えを導き出すには更に時間が掛かりそうではあるが、時間を掛けて更にじっくりと読んでいきたい。
    いずれにしても、情報社会論、社会情報といった領域に関わるものの中でベストな一つとして挙げられることは間違いない。

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    2019年06月04日
  • 社会は情報化の夢を見る

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    ネタバレ

    これは面白かった。十分「新世紀版」と言えるだけの陳腐化していない内容に改められており、(著者いわく、簡単に改訂できたとのこと。世の中の言論状況が15年前とほとんど変わっていないことの裏返しである)増補もあってお買い得だと思う。
    社会の様々な問題を一挙に解決する、希望を託す対象として「情報技術」の進化が語られ、その裏づけによって社会の進化を語る、これって単なるトートロジーではないのか?というのが本書の着眼点であり、実際には社会のありようが技術の進化を規定しているという関係であることを実証的に語っていく。
    構造的に見極めることのできない「全体」をできる限り反省して選択していくという「苦々しい」作業

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    2014年03月09日
  • 不平等社会日本 さよなら総中流

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    「それが「大正世代」「戦中派」「昭和ヒトケタ」と順調に下がっているのが、最後の「団塊の世代」で七.九と反転上昇しており、「大正世代」とほぼ同じ水準で、いわば戦前に戻っている。「団塊の世代」では、父親がW雇上だった人は、そうでない人とくらべて、本人四十歳職では約八倍、W雇上になりやすい。」(p.59)学園紛争は、社会の開放化を反転させる反革命であった。

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    2013年01月26日
  • 桜が創った「日本」 ソメイヨシノ 起源への旅

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    卒業、入学、就職、そして出会いと別れ、と4月始まりの日本社会の節目を彩ってきた桜。そしてその八割を占めるソメイヨシノ。そのソメイヨシノがオオシマザクラとエドヒガンの交配によって生まれたことは有名ですが、明治初期の誕生してクローンによってしか繁殖しないことは意外と知られていないのではないでしょうか。そのソメイヨシノをめぐる「桜語り」がいかにナショナリズムと結合した幻想を生み、そして戦後復興に大きな役割を果たしてきたかを考察しています。

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    2011年11月14日
  • 不平等社会日本 さよなら総中流

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    子供の学歴と親の収入の相関関係が話題になるのは昨日今日に始まった話ではなく、少なくとも私が高校生の頃からありました。しかし、親の学歴、親の収入、親の職歴、子供の学歴、子供の収入、子供の職歴がどれほど関係するものか、そして団塊の世代からその階層が固定化されたことなどを社会統計から読み取れるとは思いませんでした。著者は新進気鋭の社会学者であり、初めての新書執筆のようで気負いが感じられましたが、研究テーマは非常に興味深いので、2005年のSSM調査の分析も期待しています。

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    2011年11月13日
  • 社会は情報化の夢を見る

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    ネタバレ

    IT革命、情報化社会という言葉に対する痛烈なカウンター。
    産業資本主義の行き詰まりに、次の社会改革として華々しく語られているそれらの言葉。
    しかしながら、その原理はポスト産業資本主義と、ハイパー産業資本主義のごちゃまぜであり、且つそのどちらも産業資本主義的文脈において有効性の無い話。
    それを一蹴しておしまいではなく、その「情報化社会を夢見てしまう後期産業資本主義とはどのような社会なのか」にまで踏み込む。
    外に向かうフロンティアに限界が見えて、内に向かわざるを得ないその精神。
    答えの無い問題に答えを出さなければならない社会の中で、それを確信犯的に背負っていく現代人。

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    2011年09月24日
  • 不平等社会日本 さよなら総中流

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    エリート(という言葉に反発を覚えるかもしれないとは著者自身が言っているが、つまりはホワイトカラー雇用上層)への洞察が鋭いと感じた。
    私たちにとっては苦笑いせざるをえない部分があるのではないか。

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    2009年10月04日
  • 不平等社会日本 さよなら総中流

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    「努力すればナントカなる」社会から「努力してもしかたがない」社会へ、そして「努力をする気になれない」社会へ─―。


    2000年に出た本だけれど、今読んでもおもしろい。というか、最近の日本は「総中流」なんてのは嘘っぱちというのは自明のことなのだろうから当たり前と言えば当たり前なのだが。

    やっぱり、親がどういう職業(階級)にいるかは重要事項でしょう。

    ところで、著者がカリスマ美容師について触れている部分が地が出てる感じでやたらおもしろい。私はこういうことを言う人間が割と好きである。

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    2009年10月04日
  • 不平等社会日本 さよなら総中流

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    ネタバレ

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    ■佐藤俊樹/不平等社会日本/中公新書1537/2000年/660円
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    さよなら総中流。「とんでもない事件や事故がこれから起こりつづけるだろう
    」です。「努力をする気になれない」社会へ、現代の日本は、かなり急激な転
    換を!。第4章「総中流」の落日ー自壊するシステム。キモはここです。

    1.日本社会システム全体への疑問 2.IT革命について考えていきつつ私
    は読書すると申し上げおります。そんな本がコレ。帯には、「崩壊する平等神
    話」!。私は「団塊の世代は葉民に

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    2018年05月28日
  • 桜が創った「日本」 ソメイヨシノ 起源への旅

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    05−06-11
    びっくりしました。「現在の桜観」と「明治初期以前の桜観」が全く違うなんて。



     ふらりと立ち寄った本屋さんで、季節はずれですが、佐藤俊樹「桜が創った『日本』」という本を買いました。最近、「ドラゴン桜」を読んだせいでしょうか。



     私たちの「現在の桜観」は、ここ5、60年で出来上がった桜観なのです。明治初期以前、というよりも、ソメイヨシノが誕生するまでは、桜の木の植え方は、多品種分散型で、花期が少しずつ異なる桜があちらこちらに植えられていました。ですから、様々な種類の桜の花が咲くのを1か月間にわたって見ることができたらしいのです。



     今、日本の桜の約8割を占めるソ

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    2009年10月04日
  • 桜が創った「日本」 ソメイヨシノ 起源への旅

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    桜は日本人にとって特別な意味を持つのではなかろうか。出会いや別れ、期待や不安などなど出来事や感情と結びついている。さらに一人一人の意味づけか違っているのもその特徴だろう。

    本書は桜、特にソメイヨシノの起源を探り、そこから戦前・戦後の日本人の思想の変遷などを論じているようだった。

    当たり前に感動を覚える桜、桜を見なければ春の訪れを感じることができなくなっている。それはなぜなのか。日本のサクラの約8割ほどがソメイヨシノであり、それらは全てクローンである。そこから探れば探るほど興味深いものが見えてくる。

    ソメイヨシノの寿命は五十年から七十年、人間の一生とほぼ同じサイクルをたどる。だからこそ、自

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    2025年10月24日
  • 社会学の新地平 ウェーバーからルーマンへ

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    大学時代に何度か授業に潜らせていただいた教授の著書。
    この方の社会の描写がすごく好きです笑
    普通の社会学の本は、理論化する際に現実を捨象してしまい現実とそぐわなくなるか、事例をしっかり集めてはいるが理論の方が弱くなることが多いと感じますが、この方は理論にこだわりつつできる限り現実と向き合って描写しようとしていると思います。
    社会学をちゃんと学んだ身ではないので内容の議論は書けませんが、社会に出て働いている中で会社組織について感じることが言語化されていると思います。

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    2025年08月24日
  • 社会学の新地平 ウェーバーからルーマンへ

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    すっかり理解できたとは言えないが、ウェバートルーマンを組織論の視点から捉え直したもの。大塚や安藤など大家にも容赦ない。

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    2025年04月01日
  • 社会学の新地平 ウェーバーからルーマンへ

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    前半のウェーバー論はいろいろ勉強になった。え、そうなの?みたいな感じ。実はみんな読んでないのではないか。(私は読んでない)

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    2024年03月29日
  • 社会学の新地平 ウェーバーからルーマンへ

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    マックス・ウェーバーが描き出した資本主義の精神とは何か、ニクラス・ルーマンの論も入れながらたどった本。
    この二人が偉大なのは、合理的組織が何なのかを、私たちが本当はよく知らないことを知って逃げずに考え続けたところにあるという。
    私たちも、現代社会に真摯に向き合う必要があるのではないか。

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    2024年03月12日
  • メディアと社会の連関 ルーマンの経験的システム論から

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    ルーマンで論文を書こうとしている学生にとっては必読のしょであろう。いくつかの論文をまとめた著書なので、二重に説明されている所もある。ルーマンの著書についての書評めいたところが補足としてつけている。さらに同僚である大澤の間違った点の指摘も書かれている。
     至れり尽くせりの本である。

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    2023年10月13日
  • 社会は情報化の夢を見る

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    初範とほぼ変わらないので、補章だけを読んでもいいと思うが、初版を読んでいないと補章の意味が分からない、ただし、1、2章を読めばいい。
     情報化について人びとの狂騒曲の歴史を知るにはいい本である。

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    2020年09月22日
  • 桜が創った「日本」 ソメイヨシノ 起源への旅

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    いろんな桜語りをたくさんの本や文章から取り上げ、集合的無意識の語り口の多さを述べ、冷静に事実を追求して書いている姿勢に好感が持てる。
    無意識に桜に観念を投影してしまわずに論理性と実証性が必要。

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    2017年10月07日