佐藤俊樹のレビュー一覧
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ネタバレ日本は「努力すればなんとかなる」と「努力しても仕方ない」の二重底から成り立つ。かつては個人の責任か集団の責任か問われなかったが、それが崩壊した。
評価は「実績」に依るべきだとする人は年収と相関するが、それは主にホワイトカラー雇用上層(年功序列下)である。また、実績主義は父の学歴とも因果関係にある。これは近年加速している。
親と子の職業が違う(管理職が平になってる)のは年功序列を考えると当然。W雇上は、流入が多いから少し変動しているにすぎない。事実、40歳時点でのW雇上の父を見ると、同職となる傾向がさらに強まっていることがわかる。これは戦後の経済成長で高まった開放性が、その自体の閉鎖性により -
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私は、桜が好きだ。坂口安吾の「桜の森の満開の下」の妖艶たる雰囲気は、「檸檬」よりまさる。桜の樹の下に死体が埋めてあることを想像しながら、桜の満開を見て、桜の花びらを散らす様を想像する。死体から生命が花開き散っていく。なぜか満開になると春の嵐がきて花びらを散らす。その様が美しい。美しいとは、満開ではなく、花吹雪になるときに、つかの間の美しさに目をみはる。日本人の遺伝子に組み込まれているような「いさぎよさ」は、桜なのかもしれない。
著者は、桜について、徹底して情報収集をしている。
サクラは サは穀物(イネ)の精霊、クラは、神の座すところ、冬が過ぎて、春となるときに、最初に、穀物の精霊が舞い降りてく -
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サクラの由来は、一説によると「サ」・「クラ」であるという「サ」は穀物の精霊を表し、「クラ」は神の座る場所の意である。そして、現代日本において、サクラとはだいたいにおいて、ソメイヨシノのことをさす。というのも、その占有率において圧倒的(国内のサクラのおよそ8割)だからである。学校に植えられているサクラは例外なくソメイヨシノである。文部省と結託して拡散したといわれている(笑)。 ソメイヨシノは50年から70年という樹齢で人間の生死のワンサイクルとちょうど同じくらいであることが、増殖活動との親和性が高かった理由の一つであると考えられる。もちろんはずせないのはクローン特性である。ソメイヨシノのその多
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ネタバレ[ 内容 ]
実績主義や自由競争の市場社会への転換が声高に叫ばれている。
だがその「実績」は本当に本人の力によるものか。
筆者は社会調査の解析から、専門職や企業の管理職につく知識エリートたちの階層相続が戦前以上に強まっていることを指摘。
この「階級社会」化こそが企業や学校の現場から責任感を失わせ、無力感を生んだ現在の閉塞のゆえんとする。
一億総中流の果てに日本が至った「階級社会」の実態を明かし、真の機会平等への途を示す。
[ 目次 ]
序章 『お嬢さま』を探せ!
第1章 平等のなかの疑惑―実績VS努力
第2章 知識エリートは再生産される―階層社会の実態
第3章 選抜社会の空洞化―粘土の足の巨