福田栄一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
主人公バーテンダーの身の回りに起こるお話。
まぁ、たまにはこういう小説もいいかな、と思って普通の小説を。
普通です。本当普通。(悪い意味ではなく、よい意味での「普通」)
何気ない事ばっかりだったりするので、特に身の回りに起こる事柄も、
些細だったり、些細じゃなかったり(どっち・・・;)
読み終わりは、スッキリ!ではないですけど、
まぁ読者なりに色々考えられる終わりだと思います。
そんな起こる事象に対して、主人公である山県というバーテンダーが色々~云々って話です。
山県さんは、主人公にありがちな性格の持ち主だなぁ、と。
かなり、いい人です。
逆に、こんないい人現実にいな -
Posted by ブクログ
いつ買ったか忘れるほど前から積んでいました。浜田青年、こんなところにイタンスカ。不可能犯罪ばかりが起こる蝦蟇倉市を舞台にした短編集で、伊坂幸太郎の『ジャイロスコープ』に収録されていた「浜田青年ホントスカ」を改めて読む。
複数の作家による連作というわけでもないから、この短編集に臨む作家5人の姿勢いろいろ。前の作家の話をまるで気にせずに書いている人もいれば、小ネタ程度に話題に出す人もいる。その点で、道尾秀介から伊坂幸太郎への流れは連作風の楽しさを味わわせてもらえました。蝦蟇倉市地図の掲載もオツ。
異なる作家陣による2作目もあるとはつゆ知らず。次も是非というほどにはこの1作目全部が全部は面白くな -
Posted by ブクログ
ネタバレ蝦蟇倉市で起こる不可解な事件の数々を題材としたアンソロジー。
まさかまさかの展開に驚いたのは、やっぱり道尾さんと伊坂さんの作品ですかね。
微妙にお話が繋がっている所もよかったといいますか。
<以下、ネタバレです。>
で。
道尾さんのラストについて。
車にはねられたのは、一体、誰なのか?
心情的には、ひき逃げ犯の彼であって欲しいんだけど、ネットでネタバレを検索すると、私的には考えもしなかった刑事さん説が。←
部屋の位置、車の進行方向を考えると、そうなる…んだろうか?
でも、あの刑事さん、別のお話でも出てくるんですよねー。
時系列でいうと、道尾さんのお話直後だと思われますし?
うーん。