あらすじ
「助けてくれ、カンキンされている。警察にれんらくを」そうかかれた1枚の紙切れを見付けた美哉。危険な匂いを感じた美哉は1人でそのメッセージの真相を追う。一方、放火の容疑をかけられたまま失踪してしまった恋人の行方を追う義人。もう探すのを諦めようとしていた時に、ある手がかりを得て――。錯綜する様々な手掛かりと時間軸。この事件の謎は果たしてとけるのか!? (講談社ノベルス)
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Posted by ブクログ
狙いは凄く分かるし、ハマってないとは言えないんですが
何か物足りない...。
3つのストーリーが段々と交錯していき、最後の真相で
ピタッと嵌る...のを期待していたんですが、その嵌り具合が
本当は異なるピースを無理矢理に嵌め込んだような
心地の悪さを感じてしまいます。
事件のスタートになる発見されたメモの真相と事件の
真相が上手くリンクしてなかったり、その真相を追う人物が
やや強引な設定だったり...。
やっぱりなんか物足りないー。
Posted by ブクログ
前書きにあるように、最後の一片をはめ込んだ瞬間に世界が確定はするのですが、その世界そのものが矮小で陳腐です。恩田陸や伊坂幸太郎が得意とするパターンですが、彼らに比べると一歩も二歩も遅れてます。「エンド・クレジットに最適な夏」が秀逸で期待していただけに、余計に肩すかしをくらったのかもしれません。