岩嵜博論のレビュー一覧

  • パーパス 「意義化」する経済とその先

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    何年か前に話題になり、読んでみようと思っていた1冊。ビジネスのやり方も、価値観も変わってきているのは日本だけでなく世界での話で、その中に自分の興味のある分野の話もあったりでとても興味深く読めた1冊でした。
    印象に残ったのは、無宗教を自認する割合が世界中で増えていること。欧米はキリスト教がベースにあるのかと思ったらそうでもなく、若者は60%が無宗教という国もあるとのこと。日本だけじゃないんだなと。
    あとは意義をどういうスパンで考えるかという話かなと思いました。すぐに結果が出るわけでなくても、やらないとねという部分をやろうとする会社には交換が持てる。これって人対人でも一緒かなと。

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    2023年12月30日
  • PUBLIC DIGITAL(パブリック・デジタル)――巨大な官僚制組織をシンプルで機敏なデジタル組織に変えるには

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    【壮麗さや歴史を取り払ってしまえば、出会い系サイトと比べて著しく複雑なことをやっている行政サービスはほとんどない】(文中より引用)

    GDS(政府デジタル・サービス)が主導する改革により、一躍DXの成功例と見なされたイギリス政府。その変革に携わった人々が成功のヒントを記録に残した一冊です。著者は、GDSのチーム・リーダーを務めたアンドリュー・グリーンウェイ他。訳者は、日本ヒューレット・パッカード等で働いた経験を持つ川﨑千歳。原題は、『Digital Transformation at Scale: Why the Strategy is Delivery』。

    DXの本質はテクノロジーを使いこ

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    2023年01月17日
  • パーパス 「意義化」する経済とその先

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    社会的存在意義。。人が人として生きるうえでの様々な関わりの一つに企業というものがあり、その組織形態は本来、個人では達成できないことを実現しながら一人一人がより豊かになっていくことを目的としているはずである。その豊かさについての定義が変遷してきていることを捉えながら個人としても組織としてもアップデートしていくことが必要だな。。と感じた。仕事の上だけでなく、力強く実行していきたい。

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    2022年03月13日
  • パーパス 「意義化」する経済とその先

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    これからの時代は、経済活動を行うことは利益を求めるだけではなく、社会問題や課題を解決に繋がる行動が主流になる。会社に求めるのは、やりがいや価値観があうかが大切になる。色々な会社の事例が多く取り入れらており、わかりやすく読みやすい本だった。

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    2022年01月22日
  • パーパス 「意義化」する経済とその先

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    「パーパス」流行りではあるが、事例から設定の仕方までよく書けていて、パーパスを設定してみようという人におススメ。ただ、ちょっと「パーパス」がサスティナビリティに寄りすぎていることと、これだけサスティナビリティに寄っているのに、装丁や4色刷りなのはどうかなあ?知らなかった事例、日本企業の事例もあり、これまでとパーパス時代の考え方もよく整理されていて使えると思う。

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    2022年01月14日
  • パーパス 「意義化」する経済とその先

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    新しい資本主義経済に対して、指針を示している良書。自分達だけが得をするビジネスは、市場から評価されなくなり300年後の未来を想像しながらビジネスの意義を見つけ出すことの重要性が書かれている。
    今まで社会貢献活動を行えるのは利益が潤沢にある大企業ばかりだと思っていたが、アメリカでは創業間もないスタートアップが、パーパス起点の事業展開を既におこなっており、それが利益創出につながっている事例などもあることから、日本での事例がどの段階で出来るか非常に楽しみ。

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    2022年01月01日
  • パーパス 「意義化」する経済とその先

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    パーパス 「意義化」する経済とその先
    著:岩嵜博論 ・ 佐々木康裕

    消費者は、「ただモノを買う人」から、「社会を良くするために消費をする市民」へと自らを変化させた。だからこそ、企業に対しても同様に、行動の変化と、活動の拡張を求めていく。今や、自らの存在理由を株主価値最大化だと捉える企業は、消費者の期待を満たすことはできない。消費者の企業への期待は、単純によいプロダクトやストレスのない体験を提供することではなく、社会をよりよい方向に進化させることへと変化している。

    「パーパス」は、「社会的存在意義」と捉えるのが適切である。企業が社会的な責任を果たす上で求められる「存在意義」は何か、企業は何の

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    2021年12月13日
  • パーパス 「意義化」する経済とその先

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    ミッションを超えて社会的存在意義が重要なものとなり、企業が利益を上げ、納税、行政が社会課題を解決するという役割分担の時代から、企業が持続なコミュニティの維持に関わるということは、企業の持続的な成長につながる。
    効率性→適応性 予測可能性→臨機応変さ 静的→動的 大量供給→個別供給
    多様化するニーズによって、パブリックの限界が見え、プライベートとの境目が分かりにくくなっている現在に必要なものは対話によって、パーパスを明確に持ち、リゾームのような有機的な関係性なんだと感じた。

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    2021年09月03日
  • 機会発見 ― 生活者起点で市場をつくる

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    機会発見を生み出すスキームを理解できた。
    既存の市場にない新しい価値を考えるために、必要なプロセスが詳細に書かれている。
    例えば、必要な調査についても日記調査、デプスインタビュー、エスノグラフィ調査それぞれに手法と留意点、メリデメが記載されている。
    機会発見を試みる全ての人の助けになる内容だと感じた。

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    2020年04月18日
  • 機会発見 ― 生活者起点で市場をつくる

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    ネタバレ

    第3章 課題リフレーミング
    p.54 初期視点とは、プロジェクトの初期段階に存在する、課題認識に対する切り口、着眼点だ。デスクリサーチや時代分析などの課題のリフレーミング手法を使って、課題認識に対して外部情報をインプットし、さらに収集した情報を整理することで、カメラをコレクションする、周辺グッズにこだわるといった初期視点が導出される。

    第7章 機会フレーミング
    p.175 機会発見においては、定性調査で得た定性情報をこれまでとは異なる着眼点・見方で切り取ることで、新しい市場が生まれる領域を探索していく。
    例えば、化粧品が対象市場だとすると、従来の女性向け化粧品に加えて、男性向け化粧品という新

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    2024年09月04日
  • パーパス 「意義化」する経済とその先

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    企業は利益しか追求していないんだと思っていたけど、そういう企業だけじゃないということがわかった。公共に利益をもたらそうとするとどうしてもボランティア的な発想しか出てこないけど、収益化して継続できないと意味がないし、それは不可能なことではないんだと思った。相変わらず私の知識が追いついていないせいで理解できない部分が多かったので星4。ビジネス用語の勉強をしてから読み直す。

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    2023年07月10日
  • シビックテックをはじめよう 米国の現場から学ぶ、エンジニア/デザイナーが行政組織と協働するための実践ガイド

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    アメリカのシビックテック第一人者による、市民が行政と協働して、社会問題を解決するためのシステムをデザインをするときの心得が書かれている本。
    Code for Japan 代表理事の関さんの寄稿があるのも、日本の文脈での理解を助けてくれる。

    「シビックテック」と聞くと、テクノロジーの問題だと思われがちではないだろうか? だが著者は、コードが書けなかったことを告白している…。
    むしろ「シビック」の方が重要のようだ。行政という、市民感覚からは「お役所仕事」として敬遠されがちな異文化と対等に活動できるようになることが、シビックテックの最大の効果である「変化」をもたらすのだ。
    公共をよりよくしていくシ

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    2023年04月18日
  • パーパス 「意義化」する経済とその先

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    「パーパス経営」についての武蔵野美術大学教授とビジネスデザイナー2人の共著。
    要所を押さえながらも読みやすい本だと思う。

    まずなぜ先進的企業が挙って「パーパス」を策定するのか、その背景にある社会の流れが解説される。
    その上でパーパスを策定することによるメリットに触れ、それを実装するまでのプロセスを説明する。さらにパーパスを定めて効果的に駆動させている先進企業の具体的な取り組みを紹介する、という全体の構成になっている。

    「パーパス」とは企業が存在することによる「社会的意義」である。これが消費者から求められるから各社は自社のパーパスを定める動きをとっているわけだが、ではなぜパーパスが必要とされ

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    2022年11月27日
  • PUBLIC DIGITAL(パブリック・デジタル)――巨大な官僚制組織をシンプルで機敏なデジタル組織に変えるには

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    行政DXに向けるデザインについて順序追って記載された名著!

    課題山積の自治体に向けてどのようにDXを通して効率化していくか、組織でのリーダーの立て方、リソース配分、行政・政治家の援護者などの重要性を把握できた!

    ※20220825に編集者岩嵜先生とGDSリーダーとの講演を聞く予定!

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    2022年08月12日
  • パーパス 「意義化」する経済とその先

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    いちミレニアル世代として、パーパス経営への共感は確かなものであることを、本書で掲げられているさまざまな先進企業の事例を見て再確認した。
    自分の勤め先も変わっていくべきと思うが、経営陣から漏れ聞こえてくる本音はまだまだ「儲けてナンボ」。
    どうやったら変わっていけるのか…

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    2022年05月10日
  • パーパス 「意義化」する経済とその先

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    ブランドの今後の在り方を考えさせられた本。Z世代がお金を使うメイン層になるときには(欧米諸国では既にかなり大きな影響力を持っている)大きなゲームチェンジャーとなりそう。しかし、日本はそこまで環境意識やサスティナへの意識が欧米に比べ高いと思えないのが本音。1世代か2世代くらい遅れてこの欧米諸国のムーブメントが来そうなので、今から準備しておくとポジションが取れそう。


    - 社会的地位は金銭的な富とはリンクしなくなった。むしろ、その人のスタンスやスタイル、健康に対する考え方、倫理意識、社会的影響力、環境保護へなどの姿勢とリンクしている

    サーキュラーエコノミー=環境へのインパクトを考慮し設計された

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    2022年03月13日
  • パーパス 「意義化」する経済とその先

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    ネタバレ

    なぜ世界的にパーパスが流行しているのかが2,3章あたりに書かれているので、会社メンバと足並みを揃えるには良い。

    政治よりも民間企業が変化を主導することが期待されている。

    本来パーパスとは社会的な存在意義(会社のVisionやミッションは会社がどうなりたいというポジションであるのに対して、パーパスはどんな社会を作りたい、そのために会社としてなにをする)的な定義となっています。本書だけでなく、一般的にそのような解釈をされることが多い。

    自社のような小さな組織でそこまで意義を求めるかどうか?

    まずは社会を社員+その家族くらいの見えやすいターゲットとして捉えてみてはどうかかと思う。

    一方で、

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    2022年01月13日
  • パーパス 「意義化」する経済とその先

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    前職20年目の転職とコロナ禍の影響の中、世界的なパーパス重視の流れはこれまでの自分のキャリアで最も大きな変化。代理店クリエイティブとしてクライアント担当を出世させる為に働いているような感覚をふと抱き、思い切って社会課題解決をしている企業に移って本当に正解だったと思う。本書の終わりに著者が締める言葉、「この本の読者の方が、自分が所属する企業が、パーパスを持った企業になるその変化の担い手となることを願ってやまない。」が、気持ちを新たに明日からのチャレンジに背中を押してくれた気がする。

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    2021年11月21日
  • パーパス 「意義化」する経済とその先

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    これが全てとは言わないが、gen Xや、ミレニアルの考え方がわかる。
    欧米の企業取り組みがサスティナブルにシフトしていくのが分かる。大量消費の時代は終わり、7代先のことを考える長期視点に変化している。

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    2021年09月23日
  • パーパス 「意義化」する経済とその先

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    パーパスという言葉を初めて知った。
    社会課題が増大し注目度が高くなる中で、若者世代中心にその関心度は高い。
    企業としても、社会課題を意識した活動をしないとこれからは生き残れない事態になってきている。
    社会課題に真正面から向き合い、企業活動の意義(パーパス)を明確にして、口先だけではない、真剣な取り組みをしていく必要性を強く感じた。

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    2021年09月18日