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2020年代「最重要コンセプト」である「パーパス(=企業の社会的存在意義)」、最良の入門書であり実践書。
SDGs、気候変動、ESG投資、サステナビリティ、ジェンダーギャップ、テクノロジーへの反発……社会課題の解決が戦略の中心に置かれる時代の、「利益の追求」と「社会を良くする」を両立させる新しいビジネスの形とは。
理想(社会善)と現実(利益)の葛藤の中でもがくすべてのビジネスパーソンへ。
今、なぜこれほどパーパスに注目が集まるのか。それは、社会そのものが「意義化」しているからだ。本書は、パーパスへの注目を「点」で捉えるのではなく、世界がなぜ意義化しているのか、未来はどこに向かうのかの流れを「線」で描いた。
なぜ、ここ数年でサステナビリティへの取り組みが一気に進んだのか。
なぜ、急速にESG投資の存在感が増しているのか。
なぜ、株主資本主義が見直され、ステークホルダー資本主義というコンセプトが登場したのか。
なぜ、Z世代は民主社会主義を支持するのか。
なぜ、シリコンバレーのバイブル『リーン・スタートアップ』の著者は新しい証券取引所を作ったのか。
本書を読み終えたとき、すべての現象がつながり経済の未来が見えてくる。
目次
はじめに
1章 意義化する経済7つの変化
2章 ビジネスにおいてパーパスとはなにか?
3章 なぜ、世界は急速に「意義化」しているのか
4章 パーパス起点のビジネスのあり方
5章 パーパスを規定する
6章 ステークホルダーと協働する
7章 パーパスをビジネスに実装する
8章 意義化する経済の、その先
おわりに
Posted by ブクログ 2023年12月30日
何年か前に話題になり、読んでみようと思っていた1冊。ビジネスのやり方も、価値観も変わってきているのは日本だけでなく世界での話で、その中に自分の興味のある分野の話もあったりでとても興味深く読めた1冊でした。
印象に残ったのは、無宗教を自認する割合が世界中で増えていること。欧米はキリスト教がベースにある...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月13日
社会的存在意義。。人が人として生きるうえでの様々な関わりの一つに企業というものがあり、その組織形態は本来、個人では達成できないことを実現しながら一人一人がより豊かになっていくことを目的としているはずである。その豊かさについての定義が変遷してきていることを捉えながら個人としても組織としてもアップデート...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月14日
「パーパス」流行りではあるが、事例から設定の仕方までよく書けていて、パーパスを設定してみようという人におススメ。ただ、ちょっと「パーパス」がサスティナビリティに寄りすぎていることと、これだけサスティナビリティに寄っているのに、装丁や4色刷りなのはどうかなあ?知らなかった事例、日本企業の事例もあり、こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月01日
新しい資本主義経済に対して、指針を示している良書。自分達だけが得をするビジネスは、市場から評価されなくなり300年後の未来を想像しながらビジネスの意義を見つけ出すことの重要性が書かれている。
今まで社会貢献活動を行えるのは利益が潤沢にある大企業ばかりだと思っていたが、アメリカでは創業間もないスタート...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月13日
パーパス 「意義化」する経済とその先
著:岩嵜博論 ・ 佐々木康裕
消費者は、「ただモノを買う人」から、「社会を良くするために消費をする市民」へと自らを変化させた。だからこそ、企業に対しても同様に、行動の変化と、活動の拡張を求めていく。今や、自らの存在理由を株主価値最大化だと捉える企業は、消費者の...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月03日
ミッションを超えて社会的存在意義が重要なものとなり、企業が利益を上げ、納税、行政が社会課題を解決するという役割分担の時代から、企業が持続なコミュニティの維持に関わるということは、企業の持続的な成長につながる。
効率性→適応性 予測可能性→臨機応変さ 静的→動的 大量供給→個別供給
多様化するニーズに...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月10日
企業は利益しか追求していないんだと思っていたけど、そういう企業だけじゃないということがわかった。公共に利益をもたらそうとするとどうしてもボランティア的な発想しか出てこないけど、収益化して継続できないと意味がないし、それは不可能なことではないんだと思った。相変わらず私の知識が追いついていないせいで理解...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月27日
「パーパス経営」についての武蔵野美術大学教授とビジネスデザイナー2人の共著。
要所を押さえながらも読みやすい本だと思う。
まずなぜ先進的企業が挙って「パーパス」を策定するのか、その背景にある社会の流れが解説される。
その上でパーパスを策定することによるメリットに触れ、それを実装するまでのプロセスを...続きを読む
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