パーパス 「意義化」する経済とその先

パーパス 「意義化」する経済とその先

ビジネス・実用
2,530円 (税込)

12pt

2020年代「最重要コンセプト」である「パーパス(=企業の社会的存在意義)」、最良の入門書であり実践書。
SDGs、気候変動、ESG投資、サステナビリティ、ジェンダーギャップ、テクノロジーへの反発……社会課題の解決が戦略の中心に置かれる時代の、「利益の追求」と「社会を良くする」を両立させる新しいビジネスの形とは。
理想(社会善)と現実(利益)の葛藤の中でもがくすべてのビジネスパーソンへ。

今、なぜこれほどパーパスに注目が集まるのか。それは、社会そのものが「意義化」しているからだ。本書は、パーパスへの注目を「点」で捉えるのではなく、世界がなぜ意義化しているのか、未来はどこに向かうのかの流れを「線」で描いた。

なぜ、ここ数年でサステナビリティへの取り組みが一気に進んだのか。
なぜ、急速にESG投資の存在感が増しているのか。
なぜ、株主資本主義が見直され、ステークホルダー資本主義というコンセプトが登場したのか。
なぜ、Z世代は民主社会主義を支持するのか。
なぜ、シリコンバレーのバイブル『リーン・スタートアップ』の著者は新しい証券取引所を作ったのか。

本書を読み終えたとき、すべての現象がつながり経済の未来が見えてくる。
目次
はじめに
1章 意義化する経済7つの変化
2章 ビジネスにおいてパーパスとはなにか?
3章 なぜ、世界は急速に「意義化」しているのか
4章 パーパス起点のビジネスのあり方
5章 パーパスを規定する
6章 ステークホルダーと協働する
7章 パーパスをビジネスに実装する
8章 意義化する経済の、その先
おわりに

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パーパス 「意義化」する経済とその先 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    何年か前に話題になり、読んでみようと思っていた1冊。ビジネスのやり方も、価値観も変わってきているのは日本だけでなく世界での話で、その中に自分の興味のある分野の話もあったりでとても興味深く読めた1冊でした。
    印象に残ったのは、無宗教を自認する割合が世界中で増えていること。欧米はキリスト教がベースにあるのかと思ったらそうでもなく、若者は60%が無宗教という国もあるとのこと。日本だけじゃないんだなと。
    あとは意義をどういうスパンで考えるかという話かなと思いました。すぐに結果が出るわけでなくても、やらないとねという部分をやろうとする会社には交換が持てる。これって人対人でも一緒かなと。

    0
    2023年12月30日

    Posted by ブクログ

    社会的存在意義。。人が人として生きるうえでの様々な関わりの一つに企業というものがあり、その組織形態は本来、個人では達成できないことを実現しながら一人一人がより豊かになっていくことを目的としているはずである。その豊かさについての定義が変遷してきていることを捉えながら個人としても組織としてもアップデートしていくことが必要だな。。と感じた。仕事の上だけでなく、力強く実行していきたい。

    0
    2022年03月13日

    Posted by ブクログ

    これからの時代は、経済活動を行うことは利益を求めるだけではなく、社会問題や課題を解決に繋がる行動が主流になる。会社に求めるのは、やりがいや価値観があうかが大切になる。色々な会社の事例が多く取り入れらており、わかりやすく読みやすい本だった。

    0
    2022年01月22日

    Posted by ブクログ

    「パーパス」流行りではあるが、事例から設定の仕方までよく書けていて、パーパスを設定してみようという人におススメ。ただ、ちょっと「パーパス」がサスティナビリティに寄りすぎていることと、これだけサスティナビリティに寄っているのに、装丁や4色刷りなのはどうかなあ?知らなかった事例、日本企業の事例もあり、これまでとパーパス時代の考え方もよく整理されていて使えると思う。

    0
    2022年01月14日

    Posted by ブクログ

    新しい資本主義経済に対して、指針を示している良書。自分達だけが得をするビジネスは、市場から評価されなくなり300年後の未来を想像しながらビジネスの意義を見つけ出すことの重要性が書かれている。
    今まで社会貢献活動を行えるのは利益が潤沢にある大企業ばかりだと思っていたが、アメリカでは創業間もないスタートアップが、パーパス起点の事業展開を既におこなっており、それが利益創出につながっている事例などもあることから、日本での事例がどの段階で出来るか非常に楽しみ。

    0
    2022年01月01日

    Posted by ブクログ

    パーパス 「意義化」する経済とその先
    著:岩嵜博論 ・ 佐々木康裕

    消費者は、「ただモノを買う人」から、「社会を良くするために消費をする市民」へと自らを変化させた。だからこそ、企業に対しても同様に、行動の変化と、活動の拡張を求めていく。今や、自らの存在理由を株主価値最大化だと捉える企業は、消費者の期待を満たすことはできない。消費者の企業への期待は、単純によいプロダクトやストレスのない体験を提供することではなく、社会をよりよい方向に進化させることへと変化している。

    「パーパス」は、「社会的存在意義」と捉えるのが適切である。企業が社会的な責任を果たす上で求められる「存在意義」は何か、企業は何のために存在するのかという問いに、明確な答えを提示することが求められる、

    本書の構成は以下の8章から成る。
    ①「意義化」する経済7つの変化
    ②ビジネスにおいてパーパスとは何か
    ③なぜ、世界は急速に意義化するのか?
    ④パーパス起点のビジネスのあり方
    ⑤パーパスを規定する
    ⑥ステイクホルダーと協働する
    ⑦パーパスをビジネスに実装する
    ⑧意義化する経済の、その先

    現在では、パーパスを前面に打ち出し、新たな関係性を提供しながら社会的責任を果たしているという企業が多いとは言えない。しかし、確実にブームとして終わるのではなく、これからの大きなうねりとしてビジネスモデルの多くを席捲していくことに疑いはない。

    パーパスへの比重の置き方も、環境や規模感やマーケット等に応じて全て同じではなく、同じであることを求めてもいない。しかし、どこかで社会的意義への理解につながる方向であれば、大きなずれはなく、共存共栄は可能でもある。

    社会的意義を綺麗事・他人事として捉えているようでは、これからの消費者に見透かされ、見捨てられてしまう。根底で繋がり理解しながら、共に歩む中で新たな関係が求められる。

    本書では、わかりやすい具体例だけではなく、自組織におけるパーパスの見つけ方までが説明されている。

    すぐに答えが出るものではないが、自分なりに自社のパーパスを捉えながら新しい世の中への備えを怠ることなく、模索し続けていきたい。

    0
    2021年12月13日

    Posted by ブクログ

    ミッションを超えて社会的存在意義が重要なものとなり、企業が利益を上げ、納税、行政が社会課題を解決するという役割分担の時代から、企業が持続なコミュニティの維持に関わるということは、企業の持続的な成長につながる。
    効率性→適応性 予測可能性→臨機応変さ 静的→動的 大量供給→個別供給
    多様化するニーズによって、パブリックの限界が見え、プライベートとの境目が分かりにくくなっている現在に必要なものは対話によって、パーパスを明確に持ち、リゾームのような有機的な関係性なんだと感じた。

    0
    2021年09月03日

    Posted by ブクログ

    企業は利益しか追求していないんだと思っていたけど、そういう企業だけじゃないということがわかった。公共に利益をもたらそうとするとどうしてもボランティア的な発想しか出てこないけど、収益化して継続できないと意味がないし、それは不可能なことではないんだと思った。相変わらず私の知識が追いついていないせいで理解できない部分が多かったので星4。ビジネス用語の勉強をしてから読み直す。

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    2023年07月10日

    Posted by ブクログ

    「パーパス経営」についての武蔵野美術大学教授とビジネスデザイナー2人の共著。
    要所を押さえながらも読みやすい本だと思う。

    まずなぜ先進的企業が挙って「パーパス」を策定するのか、その背景にある社会の流れが解説される。
    その上でパーパスを策定することによるメリットに触れ、それを実装するまでのプロセスを説明する。さらにパーパスを定めて効果的に駆動させている先進企業の具体的な取り組みを紹介する、という全体の構成になっている。

    「パーパス」とは企業が存在することによる「社会的意義」である。これが消費者から求められるから各社は自社のパーパスを定める動きをとっているわけだが、ではなぜパーパスが必要とされるようになったのだろうか?
    筆者は「政府やメディアに対する市民の不信が高まり、代わってその空白を埋めるのが企業になったから」「高等教育の普及によりマクロな社会課題を消費者が意識するようになったから」という答えを与えている。

    個人的には、これらに加えて製品・サービスの新たな差別化戦略としてパーパスの標榜が出てきたこともあると思う。米の作家ダニエル・ピンクは、人々の価値を感じる対象は「製品→サービス→経験」へと遷移していくと表現して支持を得たが、この延長線上で消費者は「企業が持っている社会的意義」で何を買うかを決めるようになったのだ。

    本書で紹介される企業の多くはグローバルで巨大なB2C企業が殆どだったが、個人的にはB2B企業のパーパスへの取り組み方に関心があるので、これについてさらに調べたいと思った。

    パーパスに基づく経営は不可逆なものだ。その拡散するスピードは予測できないが、いずれ凡ゆる企業がパーパスを表明することを強制されるようになるだろう。
    その意味で今の段階でパーパス経営についての基礎的な理解は必須の知識である。本書はその目的に適う書籍だろう。

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    2022年11月27日

    Posted by ブクログ

    いちミレニアル世代として、パーパス経営への共感は確かなものであることを、本書で掲げられているさまざまな先進企業の事例を見て再確認した。
    自分の勤め先も変わっていくべきと思うが、経営陣から漏れ聞こえてくる本音はまだまだ「儲けてナンボ」。
    どうやったら変わっていけるのか…

    0
    2022年05月10日

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