米国・デザインスクールのプログラムへようこそ
Airbnb共同創業者ブライアン・チェスキーとジョー・ゲビア。
いま、世界で活躍するビジネスエリートたちはなぜ、次々と革新を起こせるのか?
その秘密は、アート的な感覚とビジネスを同時に学べる「デザインスクールのプログラム」にあった!
このプログラムを受けることで、同プログラム卒業生たちは、自分自身の中に「ビジネスとデザインの最適ミックス」を創り出し、それを武器にMBA(経営学修士)では実現できない、世界を動かす強烈なインパクトを生み出している。
本書では、いま世界のビジネスエリートが殺到する米国デザイン系大学院の1年間のプログラムのエッセンスを紹介しつつ、変化が激しく問題の見えづらいVUCA時代に、彼らがなぜ活躍できるのかを解き明かしていく。
ポイントは、いわゆる「センス」は不要であるという点。
上記のビジネスエリートたちのような強烈なアウトプットを生み出す力が、同プログラムでは実践的な「方法論」として身に付けられるのだ。
では、その強烈なアウトプットを生む思考法は、従来のビジネススクールで学ぶような論理思考とどのように違うのか。それが本書のタイトルにもなっている「感性」を大切にする思考法『感性思考』である。
また、本書はデザイナー出身ではなく、ビジネス出身の著者が実際に同プログラムに飛び込んだ際のとまどいや失敗を元に解説されているため、これまでデザインとはまったく縁のなかったビジネスパーソンでもできると思える一冊になっている。
Posted by ブクログ 2021年12月28日
上司の勧めで読む。今の自分の仕事にはすぐいかせそうではなく読むのが辛かったものの、今までの疑問点が晴れた部分があり嬉しかった。
1つ目は学生時代に1番優秀な友達がなぜデザインスクールに留学したか。これは友人に先見の明があったとしか言えないが、8年?たった今わかった。ロジカルなだけではイノベーション...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月06日
今後は数値やデータからのみで判断するのではなく、感性的なアプローチが大切になる。その重要性とフレームワークが書かれていた。
大切なのは、既存の思考に囚われることなく、思考していくこと。その過程では、トライアンドエラーを繰り返すことで、初めから完璧を目指すのではなく、最終的な完成を目指していくことが大...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月03日
ロジカルなトークは一見説得力があるようで、どうも「感情に響かない」ところに力不足を感じていたところ、このタイトルが目に止まったので読んだ。
この本では、デザイン思考的なリサーチの仕方から製品開発、説得(プレゼン)の方法まで、事例やフレームワークを伴いながら説明している。
感性思考はセンスではなく...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月01日
MBAからMFAへ。
デザイン思考とビジネス思考の融合を唱えているが、概ね著者の考えるデザイン思考の話だったように思う。イリノイ工科大学デザイン大学院で勉強されている話が一番面白く、後半は思考のためのツールやTipsの紹介。
ビジネス
合理性・客観性が重要。定量可能なものとして現実やファクトを把握...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月14日
サブタイトルに「デザインスクールで学ぶMBAより論理思考より大切なスキル」とありますが、今時MBAでも同様のことは教えているんじゃないかなと若干の違和感を持ちながら読み進めました。
結局のところ既存の枠組みの中でざっくりとマーケティングをするだけでは差別化された価値提供はできなくなっており、そのため...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月29日
イリノイ工科大学デザイン大学院でMFAを取得した著者が同大学で学んだ感性思考をビジネスにどう活かしていくかを解説した一冊。
論理ではなく感性でアイデアを出すことを人間中心的、破壊的、反復型、多様性の4つのマインドセットを軸にアウトプット、インプット、プレゼンテーション、マーケティングという4つのプ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月31日
論理のみで考える最適解は誰が考えても同じような結果になる。いっけん、どこへ行っても同じサービスを受けることができる世界は素晴らしいと感じる。しかし、100年間、36000回✖️24時間を過ごすことは人間として残念だと思う。そんな生活は耐えられないだろう。人間とは無駄を楽しめる生き物だと思う。合理的な...続きを読む