宇沢弘文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・他人の自由を侵害しない限りにおいて各人に自由な行動が認められるという近代社会の原理に照らし合わせたとき、著者は(とりわけ狭い路地において)自動車の自由な通行が歩行者の自由な歩行権を侵害しているという。
・自動車の通行権と歩行者の歩行権との衝突が激しかった時期の、いわば過渡期の作品という印象。かつて頻繁にあった「飛び出し」という歩行権の直接行動的主張が輪禍の一大要因であり、そして本書刊行当時(約40年前)と比べて今日では交通事故死者数はおよそ1/4まで減少していることを考えあわせると、この40年間で自動車の通行権と歩行者の歩行権との間に一定の秩序が出来上がったと見ることができる。ゆえに今さら -
Posted by ブクログ
経済学の考え方とはどのようなものか?について、時代を追って解説されています。
難しいです・・^^;。正直言ってほとんどチンプンカンプンでした。
経済学の教科書、といった方が良いかも。
それでも、ちょっと道徳っぽいアダムスミスから始まって、型にはめようと苦心した新古典派経済学へ。
現実に即したものにしようとしたケインズ、そして、政治的に利用された?反ケインズで失敗・・というふうには読めました。
読んでいて思ったのは、経済学って、現象を一生懸命型にはめて説明しようとするんですけど、その時になにがしかの前提条件を決めなければならないんですよね。
でも、現実には条件が一定であるなんてことはなく、 -
Posted by ブクログ
日本の経済学界を代表する宇沢弘文氏による本であるということ、かつTPPでは経済学者では珍しく反対という立場で鮮明にしていたということで、彼の主張にふれておきたいと思ったので、手にとってみた。正直言うと、岩波でこのクオリティというのは頂けなかった。自動車社会に対する不安を考慮すべきという視点はそれなりに評価すべき点ではあったと思うが、議論の進め方がやや緻密さを欠いていた点で岩波らしさを感じなかった。なにより研究/執筆の契機となった問題意識の書き方が情緒的で具体的な論理に支えられたものではないところが好感が持てなかったのが、本書に対する強烈な感想である。感覚的に経済学に反感を持った人たちには非常に