三浦裕子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ国際ブッカー賞受賞。国際ブッカー賞が何かも知らず…勝手なイメージで表紙や挿絵が賞を取ったのかな?位な気持ちで手に取った本。元はイギリスのブッカー社がスポンサーの文学賞で英語翻訳が評価されたらしい。
台湾も食べ物も好きなので紀行と友情を交えた爽やかな物語になるかなと思っていたが…
植民地、家、性差なども 関係性や真逆な性格もあり、なかなか。。。
食べ物の名前や読み方が難しくなかなかすっと入ってこなかったのと、何度も千鶴子の友達になろうと口頭で確認したり、それに対して千鶴の頑なに態度が硬化するやり取りに読んでいて疲れてしまった。。。
モキュメンタリーの手法も表紙に著者と訳者の記載があるので最初から分かってしまってたし…。挿絵で千鶴子が描いた取材メモとかお料理の絵なんかがあればもっと面白かったかも。
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Posted by ブクログ
『台湾漫遊鉄道のふたり』でブッカー賞を受賞した台湾人作家・楊双子の作品。先輩から「ほのぼのグルメ小説かと思ったら、歴史的要素も絡んでておすすめ」と紹介されて読み始めました。
日本統治時代に建てられた四維街一号には、下宿している4人の女子大学院生と、のらくら生活の女性大家の計5人が暮らしている。下宿人が暮らす部屋はとても狭く、キッチンやお風呂は共用。4人の院生たちはそれぞれ性格も四維街一号に住むことになった経緯も異なる。シャイで人付き合いが苦手な乃云、明るい性格で苦学生の家家、料理が得意で才色兼備の小鳳、院生とBL作家の二足の草鞋を履き、浮世離れした雰囲気を持つ知衣。それぞれの視点で各章が語られ、彼女たちの悩みや苦労が明らかになっていく。最終章では、普段何をしているのか謎に包まれていた大家の過去、そして四維街一号にまつわる心霊現象の謎が明らかになる。
各章で台湾のローカル料理がたくさん登場する。台湾各地の伝統料理や調理の仕方や呼び名の違いも言及されて、台湾料理と民族の文化の多様さが丁寧に描写されている。そして、境遇も性格もバラバラな5人を結びつけていくのは、100年前に日本人が残した台湾料理のレシピ。それぞれに孤独を感じていた5人に絆が生まれ、それがより強くなっていく様が料理を通じてほっこりと描かれている。 -
Posted by ブクログ
昨年初めて台湾に行って、街並みや気候が想像していたよりもずっと日本とは違って、面白いなぁと興味を持った。本作に出てくる女性たちの会話の内容(特に、ふいに中医学的な知識が出てくるところ)や行動もとても興味深くて、当たり前だけれど、歴史や文化の違いを感じた。台湾て、外省人・本省人・もっと細かいルーツや出身民族、政治(独立派・反独立派)、世代間の違い(中国人として教育を受けたか、台湾人として教育を受けたか)、地域ごとの独特の文化など、思っていたよりもずっとずっと複雑な社会なんだなと感じた。
出てくる料理は味がまったく想像つかないようなものが多くて好奇心をくすぐられるし、なじみのある日本のアニメの決め台詞が出てきて親しみやすい。
ただ、エピソードを盛りこみすぎたのか、一つ一つを深掘りできていない感じがして、少しもったいないなと思った。例えば最後の章の大家さんの話は、そのまま一冊にしてもよいくらいの濃い話だったので…