滝沢馬琴のレビュー一覧

  • 南総里見八犬伝(1)妖刀村雨丸

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    「ルビとイラストがついていて読みやすい」とあり、イラストはともかく、ルビは確かに読みやすかった。 中学生くらいの頃に『南総里見八犬伝』を夢中になって読み、「すごく面白かった!」という記憶はあるものの、登場人物名はおろか内容も言えなく、 本当によんだのか私?と自分を疑っていた。 今はガッツリ読む気力も体力もないのだけど、この度、ぼんきちさんが 子ども向けだけど良いよと紹介されいるのを見つけ、こりゃいいと読み出した。 いや、本当に読み始めてよかった。 面白い! 面白いし、今で言ったらスピリチュアル系。 そして人として大切なこと「義・忠・孝・信・礼・仁・智・悌」を知り。勧善懲悪(に今後の展開でなって

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    2011年09月03日
  • 南総里見八犬伝(4)八百比丘尼

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    最終巻。里見家を守る八犬士が、安房に攻め寄せる敵軍を打ち破り、物語は大団円を迎えます。表題の八百比丘尼は、玉梓の化身の妙椿という名の尼さんのことです。山賊上がりの悪漢に入れ知恵をし、里見家を襲います。ただ、この尼さんは悪漢の死とともに物語から途中退場してしまいます。最後は関東管領・関東公方の大連合軍と里見軍との海上戦となり、こちらの方がクライマックスのように思います。個人的には最後まで玉梓に頑張ってほしかったなぁ。憎たらしいほど&ぞっとするほど執念深くあってこその仇役だと思うので。巻末にかなり突っ込んだ(子ども向けだからと手を抜いた感がない)解説があり、おもしろく読めました。原文からの抜粋もあ

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    2011年07月15日
  • 南総里見八犬伝(3)妖婦三人

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    八犬伝シリーズ三巻目。ブッククラブで送付されるシリーズ物は最初の巻だけ読み聞かせしてやって、後は子どもが勝手に読み進める(または2巻目以降には手を出さない)ことが多いのですが、このシリーズはやや難易度の高い単語が多いせいか、波瀾万丈故に一緒に盛り上がるのが楽しいせいか、ここまでずっと読み聞かせ。残るはあと1冊となりました。本シリーズもわかりやすくまとまっていて悪くはないのですが、どうせ読み聞かせるなら講談調でべべんべんて感じだともっと楽しいのかも。やっぱり原文も覗いてみたいような。玉梓が乗り移った妖婦が犬士たちの行く手を阻みます。表題は妖婦「三人」ですが、冒頭近くで登場する船虫の独壇場です。夏

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    2011年07月15日
  • 南総里見八犬伝(2)五犬士走る

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    第一巻に続いて、二犬士が登場。伏姫のいいなずけであったゝ大(ちゅだい)法師と犬士たちが巡り会い、犬士たちも自らの宿縁を知る。残るは二犬士。敵との激闘をかいくぐり、犬士たちはこもごも運命の地、安房を目指す。前巻に増して血みどろ度全開。極彩色で派手な展開は、どこか、歌舞伎なんかに通じているような気がする。「重畳」「御意」なんていう大時代な言葉が出てくるのも楽しい。昨今、なかなか触れる機会がないし。子どもとの間で流行っているのは「御意」。「これって○○ってことだね?」「御意!」などと言って遊んでおります。「冥助」など、難易度が高くなると簡単な説明がつく。「冥助」は私も知りませんでした。勉強になりまし

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    2011年07月15日
  • 南総里見八犬伝(1)妖刀村雨丸

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    子どものブッククラブの本。

    曲亭馬琴の一大スペクタクル。それぞれに不思議な玉を持つ8人の剣士(犬士)が因果に操られて巡り会い、悪と戦う物語。子ども向けに4冊に書き起こされたものの1冊目。そもそもの始まりである玉梓の処刑、伏姫が八房と山に籠もる顛末、8つの玉が飛び散る発端部から、犬士の犬塚信乃と犬飼現八が出会うまで。

    第1巻では八犬士のうち、四犬士が登場する。悪人は悪人然とし(名前まで、蟇六だったり左母二郎(=さもしい)だったりわかりやすすぎ!)、善は善であり、また、可憐なものはあくまで可憐で清らか。血みどろの戦いもありで、血湧き肉躍る大冒険談。

    *いや懐かしい。自分が子どもの頃、人形劇で

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    2013年04月04日
  • 里見八犬伝(上)

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    省略部分や作者のオリジナル要素が大目なのが少し残念。
    でも小学生向けだけあって、とても読みやすかったです。

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    2010年04月21日
  • 南総里見八犬伝(4)八百比丘尼

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    謎の尼僧妙椿の妖術で、またたくまに上総館山城主となった悪党源金太改め蟇田素藤。妙椿の目的は、里見家の滅亡。そこにあらわれたのが、犬江親兵衛、房八の息子である。少年とは思えぬ強さで活躍、里見家の危機を救う。八犬士たちは、里見家を守り、足利成氏、上杉定正、千葉自胤、箙御前等からなる宿敵連合軍をむかえうつ…ここに、玉梓の怨念に端を発した宿命と絆の物語が、大団円をむかえる。

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    2009年10月04日
  • 南総里見八犬伝(3)妖婦三人

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    八犬士の不明二人を探しあるく小文吾と現八。小文吾は、妖婦船虫の策略にはまり、七人目の犬士、犬坂毛野に助けられる。現八は、化け猫と遭遇、共に戦った角太郎が犬士とわかる。一方、信乃は、生まれかわった、いいなずけ浜路と再会。

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    2009年10月04日
  • 南総里見八犬伝(2)五犬士走る

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    伏姫のいいなずけ大輔はゝ大と名をかえ僧となり、散った八つの珠をさがす。荘助は獄中、道節は上杉定正を父の仇とねらい、信乃と現八は、利根川で小文吾に助けられる。

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    2009年10月04日
  • 南総里見八犬伝(1)妖刀村雨丸

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    妖婦玉梓に末代までも呪われた里見家。その娘伏姫は、いちどは犬の八房と共に命をなくすが、その霊は八つの珠となり、八人の犬士が生まれる。

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    2009年10月04日
  • 南総里見八犬伝(1)妖刀村雨丸

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    4冊いっぺんに読んだ。
    子ども向けのくせに表紙がエロいと思ったら山本タカトだった。
    なんてナイスな選択。
    このシリーズは忠実っぽくて良い。

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    2013年12月22日
  • 里見八犬伝(下)

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    ふはー読んだ読んだ。長かった。いろんな本を掛け持ちで読んでるからなかなか進まなかったのよ。毛野たんにとりあえずきゃーきゃー。大角はいつまでたっても名前が角太郎のままだった。道節大活躍でんがなー。というような、内容。原作ちょいアレンジ・オリジナル要素は多々あれどなかなか原作ファンを楽しませてくれた。と思う。残りページ数が少なくなってこれちゃんと終わるのかなーと心配だった。そんなわけでまあラストはそこまで盛り上がるもんじゃないけどいい八犬伝だった。

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    2009年10月07日
  • 里見八犬伝(上)

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    ラノベというより児童書だけどそれだけでカテゴリ作るのもなと思ってラノベに分類。絵に惚れて購入。八犬伝なんだけど、どこか八犬伝ではない。原作との微妙な違いが本書の魅力で面白い。独特の設定や人物も十分原作ファンを楽しませる風になってる。厚かったけど。下巻で早く毛野たんと大角に逢いたいです。

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    2009年10月07日
  • 南総里見八犬伝(4)八百比丘尼

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    原作に比較的忠実で挿絵もきれい。八犬伝の外形掴むにはベストではないでしょうか。ルビや登場人物紹介も多く親切。全4巻。

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    2009年10月07日
  • 南総里見八犬伝(1)妖刀村雨丸

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    勧善懲悪
    昔のファンタジー小説みたいなもんです。

    児童向けとはおもえない、絵の綺麗さ、挿絵を見るだけでも十分満足できる。

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    2009年10月04日
  • 南総里見八犬伝(1)妖刀村雨丸

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    八犬伝って一度ちゃんと読んでみたいと思いつつ、なぜか最後まで読み切ったことがなかったんで、ようやく通して読んでみようと思う。ジュブナイルなんで、読み易くていい。この巻の話までは結構知ってるだよな。10月に見た映画もこの辺りまでだったよなあ・・・

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    2025年11月30日
  • 里見八犬伝(上)

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    昔からある南総里見八犬伝を、現代語で語り直した文。わかりやすい。挿絵もいい。が、よくわからない方言は、千葉訛り??

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    2022年09月30日
  • 南総里見八犬伝(1)妖刀村雨丸

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    妖婦玉梓に末代までも呪われた里見家。その娘伏姫は、いちどは犬の八房と共に命をなくすが、その霊は八つの珠となり、八人の犬士が生まれる

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    2017年12月18日
  • 南総里見八犬伝(1)妖刀村雨丸

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    神視点による語り口が、興を削ぐ感じがして、自分にはちょっと苦手な感じがした。
    山本タカトさんによる挿画が美しい。着物の柄にまで意匠が凝らされている。
    あの時代にこんなファンタジックで息もつかせぬ展開…馬琴先生すごい!

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    2015年10月10日
  • 南総里見八犬伝(1)妖刀村雨丸

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    西遊記が受けたので、同じ偕成社のシリーズで、レビューの評判も良かったこちらも読んでみることに。実際、なかなか面白そうではあったが、血みどろな描写が多く、子どもには向かなかった。

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    2014年11月01日