トルーマン・カポーティのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
映画も原作も有名だけれど、どちらも観たことも読んだこともなかった。
感想で結構、オードリーヘップバーンが頭に浮かんでしまうというものが多かったしあとがきでもそのことに触れられていた。
私はその有名な画像や映像を知らなかったので、自分なりのホリーを想像して読むことができたのは映画見てなくてラッキーと思った。
ホリデー・ゴライトリーはこの世のものとは思えない魅力的な女性なのだけれど、この小説が発売された当時「ホリデー・ゴライトリーのモデルは自分だ」と主張する女性が沢山いたらしい。【自認ホリデー・ゴライトリー】だ。笑
現代日本でも【自認レゼ】【自認猫猫】【自認ぼっち】などいるし国や時代を超えて、魅力的なキャラクターには、こういった人たちが現れるんだなと、胸熱だった。
自認する女性が多発するほどホリデー・ゴライトリーは魅力的な女性で、自由奔放で天真爛漫で破天荒でグレーな女ってなんでこんなに魅力的なんだろうか。
狙って出せるようなもんじゃないからだろうか。隠れた闇を知りたくなるのだろうか。
ホリーには彼女なりの考え方や美学があって、無茶苦茶してるようでその美学に基づいて行動してるような印象だった。
適当に見えて、そういった芯みたいなものを節々から感じるから皆が彼女に夢中になるのかも。
彼女が与える愛は広く不特定多数だけれど、真摯だとは思った。
他の短編も、どれもあたたかいけれど胸が切なくなるようなものだった。
すべての作品で、情景の描写が美しくてきらきらしていた。
翻訳が村上春樹なのもすごく相性が良かった気がする。