トルーマン・カポーティのレビュー一覧

  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    本と映画は違うときいていて、ちょっと気になってたので読んでみようと思った

    村上春樹らしい訳 洒落た、時代を感じさせない軽快さ
    意外に中編(長編だと思ってた)

    1940年代ニューヨーク アパートの階下に住む女の子ホリーと主人公作家志望の青年の話

    自由気ままなホリー・ゴライトリー
    ある意味野性的で、場当たり的 
    何にでも慣れたりしたくないし、何も所有したくない
    自分は誰のものでもなく破天荒で刹那的 道理みたいなものは通じない
    自分のままでいたい
    だけど不安感を抱えている


    ホリーは居場所を探してるのだと思った
    ティファニーみたいな場所
    静かでつんとすました、そこでは何も悪いことが起こり得な

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    2026年05月04日
  • ここから世界が始まる―トルーマン・カポーティ初期短篇集―(新潮文庫)

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    カポーティの表現力の豊かさは映画のスクリーンで再現したくなるほどの情緒性を感じる。
    若かりし頃の場面の切り取りのため、いきなりストーリーが始まってしまう。
    あとで読み返すことで、なるほどとうなる。人間への奥行きは理解の奥行きに比例し、この少年期から人間への強い関心があったことに驚いてしまう。
    描写背景がまるでスケッチをしているような、丁寧なタッチで描かれる。色づき、形、其れは上品で、でもそのタッチをなぞっているだけで、ついつい残しておきたくなる衝動って起きる。写真の切り取りのように。

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    2026年02月14日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    有名だけどあらすじ含めて何も知らない古典は読んでおきたい、と思って手に取った。翻訳が村上春樹というのも読んでみたくなった理由のひとつ。映画も一切観たことはないのだけれど、オードリー・ヘップバーンの写真だけは流石に観たことがあるので、そのイメージが離れずに困った。(原作者のイメージとも翻訳者のイメージとも全然ちがう、との評価を、先にあとがきで読んでいたので。)

    主人公ホリー・ゴライトリーの奔放さにはあっけに取られた。あれだけ好き勝手やっても、助けてくれる男たちに事欠かないのがすごい。

    一番かっこいいシーンは、ホリーが捕まった後、自分を結果的に連絡係として使っていた麻薬王兼囚人のサリー・トマト

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    2026年01月29日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    4つの話の評価を全部足して割ったら3.6/5くらい。
    思ってたティファニーで朝食をよりも全然話違くてびっくりだけど僕とホリーのあの距離感が話としては美しい。そして片想いしていて嫉妬心を抱いてる僕が愛おしい。

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    2026年01月21日
  • ここから世界が始まる―トルーマン・カポーティ初期短篇集―(新潮文庫)

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    カポーティの短編。
    短編ってサクッと読めるからいいわぁ〜
    題名通り、すごい物語がまさに始まりそうな瞬間でお話が終わったり、ありふれた人々のふとした瞬間を切り取ったものだったり、鳥肌が立つ構成のものだったり…
    もっとカポーティ読もうと思った〜

    あとこの表紙はカポーティの幼少期?この前見たアドレセンスの主役の子に似てる。

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    2026年01月06日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    他人に迷惑をかけてはいけない精神のある日本人からすると、ホリーの自由奔放な生き方は心底羨ましいのではないかと思った

    万引きは当たり前のように、警察に捕まったのに割と簡単に海外に逃げているし、なんだかゆるいところがあるけれど、それが日本との価値観の違いなのかと疑問には感じた

    村上春樹の文体が大好きな身からすると、この作品が好きなのか、村上春樹が好きなのかは判断しかねたが、この後の行方は読者におまかせ系の終わり方は個人的に好みでないため、星4に

    もう一度読んでみたいし、映画も見てみたくなった

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    2025年10月07日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    初カポーティ。映画でも有名な表題作はまだ観ていません。どうやら原作と映画はまた違う雰囲気のようです。ヘップバーンが演じたホリー・ゴライトリーがどのような人物に仕上がっているかはわかりませんが、本書のホリーはとにかく天真爛漫。誰もが振り向く美貌さと誰にも縛られない奔放さに小説の枠を超えて人々は魅了されるのでしょう。そんな彼女はどこかへ旅立ち、残された人々は彼女の記憶や痕跡を寂しく思いつつもただ楽しむ。そんな余韻すら魅力的な小説でした。
    他に収録されている「花盛りの家」「ダイヤモンドのギター」「クリスマスの思い出」も余韻が素敵な小説ばかり。心にすっと入ってくる良作でした。

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    2025年07月22日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    ネタバレ

    目の前を干渉できない嵐が通り過ぎたようだった。
    ホリーは、その名前はホリーでなくても、どこかで彼女の求めるままに暮らしていたのではないかと思う。

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    2025年07月08日
  • ここから世界が始まる―トルーマン・カポーティ初期短篇集―(新潮文庫)

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    カポーティの思春期(!)から青年期にかけての短編集。習作集って言ってもいいくらいかな。
    20歳前後で彗星のごとく現れた天才。この天賦の才をさらに幼い頃に示した作品の数々がアーカイブから見つかり、それをまとめたもの。
    おそらく才能を持った画家が幼い頃に見せるように、カポーティも頭の中にあるものを文章にしたくて仕方がなかったのだろうなというその衝動が伝わってくる。
    物語としても、構成としても、大人からしたら確かに荒い。でも余韻の残し方であったり、脳内で再構成される情景に深みを出す記述だったり、あるいは人物に対する圧倒的な共感力だったり。「ねえ、こう書いたら気持ちいいんでしょ?」っていう技巧はもう誰

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    2025年07月06日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    表題作『ティファニーで朝食を』と『クリスマスの思い出』の2つがとても好き。『ティファニー~』では何と言ってもホリーという女性のキャラクターが魅力的すぎる(見返りに皿に山盛りの馬糞をするような女性という表現がとても面白い)。刑事に連れて行かれるとき「猫にご飯をあげてね」っていうところも彼女の特徴を表してて好き。映画のほうが有名で、村上春樹はヘプバーンの印象が強すぎるからまずは原作である小説でホリーを感じてほしいと言っていた。なのでとりあえずは理想の読者にはなれたということで良しとしよう。

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    2025年06月30日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    その人に抱いているイメージ通りに生きるのか、そうじゃないのかはわからない。
    多分こんな感じなんだろうなと本質は多少理解できても現実にどうなるかは思いもよらない気がする。
    幸せになれてるといいけどね。

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    2025年04月24日
  • ここから世界が始まる―トルーマン・カポーティ初期短篇集―(新潮文庫)

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    名前を聞いたことはあるけど、作品を読んだことがなく、これが初めて読んだもの。

    短いのにどれも後先を想像せずにはいられない。
    どれも話に夢中になったけど、この4つが好き。好き、というか頭に残った。

    分かれる道、これをジェイミーに、ルーシー、こここから世界が始まる

    ここから世界が始まる、はタイトルにもなっているが、松任谷由実のひこうきぐもの歌詞とちょっと重なった。

    あまり暗いお話は、ましてノンフィクションはあまり手に取らないですが、『冷血』を読んでみようと思う。

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    2023年02月27日
  • ここから世界が始まる―トルーマン・カポーティ初期短篇集―(新潮文庫)

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    『8歳で作家になった』と言ったと言われるカポーティは、16歳の時に『ニューヨーカー』で雑用の仕事をしていて、21歳の時にO・ヘンリー賞を受賞。恐るべき子供(アンファン・テリブル)と注目を浴びて社交界デビューするけど、51歳の時に書きはじめたみかんの遺作『叶えられた祈り』で社交人の秘密にしたいことを暴露しちゃって追放される。60歳にハリウッドの友人宅で心臓発作で死亡。酒と薬物の問題を抱えていた。
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    早熟の天才が社交界で豪遊して酒か薬の問題抱える例で言ったら『悲しみよ、こんにちは』のサガンを思い出す。
    この短編集、カポーティが10代とか20代前半に書いた作品集なんだけど本当何か物語を描写する

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    2023年01月31日
  • ここから世界が始まる―トルーマン・カポーティ初期短篇集―(新潮文庫)

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    ハーパーリーの幼馴染で、”アラバマ物語”の”ディル”はカポーティがモデルだと知ったのがカポーティの本に興味を持ったきっかけ。
    代表作の冷血をまだ読んでいないのだが、先にこの、”ここから世界が始まる”を読んでみた。
    若い時、なんならまだ高校生のときにこれらの短編のいくつかを書いたとは、作家になるべくして生まれた人だと感じた。くどくどとしていないシンプルな文体の情景描写がさすが。早く冷血も読んでみたい。私は”ルイーズ”と”ミスベルランキン”がお気に入り。

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    2022年12月31日
  • ここから世界が始まる―トルーマン・カポーティ初期短篇集―(新潮文庫)

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    習作とのことだが、十分作品に仕上がっていると思わせる短編ばかりで、やっぱり天才と言われる人は違うんだなぁ…と思いました。こんな作品を十代で…と考えると、すごいとしか良いようがありません。
    面白いです。

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    2022年11月02日
  • ここから世界が始まる―トルーマン・カポーティ初期短篇集―(新潮文庫)

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    Outside of society

    村上春樹が解説で書いているように天才作家の天才的習作という表現がぴったり。

    全部を一気に読むのがもったいなくて何日もかけて読んだ。翻訳された海外文学を敢えて原書も読んでみようと思う作品はそんなには多くないけど、これは原文でも読んでみたいと強く思いました。

    作品としては星5つなのだけど、作品解題に納得できないところがあったので星4つにしました。

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    2022年10月19日
  • ここから世界が始まる―トルーマン・カポーティ初期短篇集―(新潮文庫)

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    単行本でも読んでいるが、この度文庫になったのでまた読んだ。少年少女の硬質な部分、寂しさ、みたいなものを書かせるとこの人は比類ないな。帯に「泣けるカポーティ」とあるのだが、それがよくわからない。どのへんが泣けるのか?

     いい話のようだけどどうもそれだじゃない変なモヤモヤの残る『分かれる道』『水車場の店』。
    裏『小公女』みたいな『ルイーズ』(ミルドレッド・バーネットという名前の人物も出てくる)。
    やはり美しいと感じる結末の『ミス・ベル・ランキン』。

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    2022年10月04日
  • 遠い声、遠い部屋(新潮文庫)

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    「ティファニーで朝食を」、「冷血」が非常によかったためこちらも読んでみたが、正直これはあまり楽しめなかったかもしれない。

    少年が遠路はるばる旅してきていろんな登場人物と出会う、なぜか父親は姿を現さない、風景の描写が美しい、同年代の女の子とのひと夏の冒険感もある……などなど中盤まではおもしろく感じる部分も多くスラスラと読めたけど、後半にいくにしたがって詩的で幻想的な場面がどんどんと増え最終的にはかなり難解になる。
    後半はなにが現実でなにが夢でこの登場人物はなにが言いたいのか……ということの連続だった。

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    2026年06月11日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    映画も原作も有名だけれど、どちらも観たことも読んだこともなかった。
    感想で結構、オードリーヘップバーンが頭に浮かんでしまうというものが多かったしあとがきでもそのことに触れられていた。
    私はその有名な画像や映像を知らなかったので、自分なりのホリーを想像して読むことができたのは映画見てなくてラッキーと思った。

    ホリデー・ゴライトリーはこの世のものとは思えない魅力的な女性なのだけれど、この小説が発売された当時「ホリデー・ゴライトリーのモデルは自分だ」と主張する女性が沢山いたらしい。【自認ホリデー・ゴライトリー】だ。笑
    現代日本でも【自認レゼ】【自認猫猫】【自認ぼっち】などいるし国や時代を超えて、

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    2026年05月16日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    ネタバレ

    村上春樹翻訳の作品を読んでみたくて。
    「納屋を焼く」等の短編集を読んだばかりだったから、なんとなく村上春樹がカポーティに影響を受けているのが感じられた。結末が曖昧なところなど。

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    2026年04月18日