鴨志田穣のレビュー一覧

  • 日本はじっこ自滅旅

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    家出した鴨ちゃんが日本各地のはじっこの町を旅し、夜は周辺の飲み屋で酒を飲む。女の子のいる店で飲むことが多い。けして上手くは無いが、味のある良い文章を書いている。酒のせいで体を壊し、何度も吐血し、一歩間違えば死という状況でそれでも旅に出てしまう。そして抑えながらも酒を飲んでしまう鴨ちゃんの心情が・・・。なぜそこまで突き進んでしまったのか?

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    2011年02月10日
  • 酔いがさめたら、うちに帰ろう。

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    映画も見た。けど、何故本人が映画化を希望していたのかわからない。何を伝えたかったんだろう。アルコール依存症の怖さ?
    現在、自身や身内がアルコール依存症の人には、癌で死んだからキレイごとのように見えるだけ、との感想を持つ人が多いようで驚いた。

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    2010年12月29日
  • 遺稿集

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    『酔いがさめたら、うちに帰ろう』に続いて読みました。

    つらくてどうしようもなくて飲んでしまって、
    それが人を傷つけてまたつらくて…。
    軽めの文章が、「依存症」「闘病」の
    主に精神的なきつさをよりどっしりと感じさせます。

    「焼き鳥屋修行」、最後まで読みたかったなぁ。

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    2010年12月27日
  • インド怪人紀行

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    いつもの様に面白おかしい紀行ものなんだが、この巻に限り妙な人間関係というか、同行メンバーのダメな性向についての分析、批評が入ってる。これはこれでアクセントになってはいる。内輪話が嫌いな人は途中うんざりするかも?

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    2010年11月08日
  • 遺稿集

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    もっといろいろな所に行って、たくさんの文章を書いてほしかったな。アジアのレポートをもっと読みたかった。

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    2011年07月18日
  • 酔いがさめたら、うちに帰ろう。

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    <アルコール依存症で離婚。10回の吐血。再飲酒。ついにアルコール病棟に入院することになった、元戦場カメラマンの「僕」。そこで出会った個性的な面々との生活が、僕を変えた。うちに帰りたい―。依存症を克服し、愛する元妻、子供たちとの時間を取り戻したが、そこには悲しい現実が…。笑って泣ける私小説。>自分で自分のことをここまで自然に書けるってすごいことだと思う。正直で素直で純粋な人だったんだろうなとしみじみ思った。

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    2010年10月06日
  • インド怪人紀行

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    ゲッツ、かもちゃん、なべちゃん、ハック4人のインド旅行記。薬物とゲロのシーンが多く、快作とは言いがたい。ただ、くすぐりが効いていること、登場人物の性格、生立ちが尋常でないことより、結局飽きずに読めた。

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    2010年05月30日
  • アジアパー伝

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    サイバラも指摘してるけど、最初のほうは文章がヒドい。けど人間味あふれる味のあるいい作品。マンガは相変わらず最高。

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    2009年10月04日
  • 鳥頭紀行 くりくり編 どこへ行っても三歩で忘れる

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    おかひー!文庫だとちっちゃいという意見があるみたいだけど納得・・・西原さんの漫画の字、かなり目こらして読まねば読めない。

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    2009年10月07日
  • 最後のアジアパー伝

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    ああ。
    西原氏のマンガに鴨ちゃんのいない影を見てしまう。切ないなぁ。
    鴨ちゃんの読みやすくて面白い描き方が好きなんだよ。一気に読めちゃうね。
    ああ、もう読めないのか。。寂しいなぁ。
    2007年9月

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    2009年10月04日
  • 最後のアジアパー伝

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    あとがきの最後の一文に心を打たれました。

    ふと
    「なんだかんだ言っても幸せな男」
    『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』の帯でのリリーさんの言葉を思い出しました。                            

    また、橋田信介先生大好きなわたしには、興味深いエピソード満載でうれしい限りでした。

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    2009年10月04日
  • タイ怪人紀行

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    『板谷バカ三代』を読んではまってしまいましたよ、ゲッツ板谷&サイバラワールドに。それで次に読んでみたのが、タイ珍道中をつづった『タイ怪人紀行』。でも一番のインパクトある怪人(?)は西原さんの元ダンナである鴨志田穣氏かもしれない…。

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    2009年10月04日
  • ベトナム怪人紀行

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    この旅行記はもう20年も前の、昔のベトナムの姿だ。
    私が行っていたころは10年くらいまえだろうか。
    10年前であっても行く度にその発展の度合いには驚かされたものだ。

    魚料理、そう。輪切りででてきますねwww
    アオザイの高校生のまぶしかったこと。
    ホテルや空港、フォーマルな場ではアオザイでした。
    祖国と家族をとても大事にし、333が大好きで、もーはいーばー、
    っていつも嬉しそうに騒いでいました。
    仲良くなるととても人懐っこいひとたちでした。
    いまはどうかなあ。

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    2022年04月21日
  • 日本はじっこ自滅旅

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    内容(「BOOK」データベースより)
    「ガブガブ酒ばっか飲みくさりよって、早く出てゆき!」嫁の言葉に、行先考えずに家を飛び出したアルコール依存症の僕。そうして僕は、日本のあらゆる「はじっこ」を旅し始めた。厳冬の能登、薩摩半島、種子島に千葉の先っぽ…。空にむかって「ゴメン」とつぶやきながら酒を飲む。切なくユーモラスなエッセイ集。

    西原理恵子の漫画を20年前くらいから読んでいたので、かもちゃんと知り合った頃をリアルタイムで読んでいたのでした。漫画ではユーモアたっぷりに書いていたので感じませんでしたが、本当に一緒に生きて行くの大変だったろうなあと思っていました。
    この本は家を追い出されて、ぶうらぶ

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    2017年02月01日
  • アジアパー伝

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    西原理恵子の漫画と鴨志田穣の文章のコラボは、あまりにもガチャガチャして読みにくいなぁ。漫画は漫画で読みたいし、文章は文章で読みたいものだ。

    そっか、この作品に描かれているタイの放浪の最中に鴨志田穣と西原理恵子は結婚したのか。この作品からも鴨志田穣のハチャメチャぶりが伺えるが、そこまで死に急ぐ必要もないのではと非常に心配になる。明るい破天荒な体験記のはずが、哀しくもなる…

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    2015年07月29日
  • 酔いがさめたら、うちに帰ろう。

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    決して上手な文ではないですが、温かい人であることが伝わってきます。
    壮絶な人生ですが、非常に情けないものが大半で、しかし思ったとおりに生きていて。そのしょうもなさと子供さが、やっぱり昔から僕のヒーローです。ご冥福をお祈りします。

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    2013年11月29日
  • 酔いがさめたら、うちに帰ろう。

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    こんなふうに笑いの要素を盛り込めるということは、自分の嫌な部分や情けない姿を、一度真正面から見据えたうえで赤裸々にしているのであって、できないものだよ、なかなか。

    そして「抗酒剤」「奈良漬けで再燃」など、知られざるアル中の苦悩に、わたしは驚く。
    加えて、悲しすぎる幼少期。
    戦い、敗れ、戦い、戦い、敗れ、敗れ、
    西原理恵子さんに会って、結ばれ、別れ、また近づき、
    そうして鴨志田さんは最期に、どんな気持ちになったのだろう。

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    2013年11月23日
  • インド怪人紀行

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     ゲッツ板谷とは何者なのだろう。カラーページの短髪、デブで厳つい彼の写真が異様である。普通の作家とは思えない、同行する3名もどことなく頼りなさげで、この不思議な一行がインドで何を見てくるのだろうと、逆に興味をそそられた。文章が面白い、内容はぐたぐたではあるがそこがインドという国とマッチしているのだった。

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    2013年09月21日
  • もっと煮え煮えアジアパー伝

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    タイ、韓国、中国で出会った人々たちとのエピソード集。
    西原さんのギャグマンガは相変わらず面白いのだけれど、
    鴨志田さんの文章自体は平板でやや面白みに欠けるような……。
    ギャグマンガにも描かれている様に、本当に重松清に文章の書き方を教わった方が良いのでは?
    もう少しウイットやユーモアに飛んだ表現が欲しい。
    本人はそのつもりで書いているのだろうが、いかんせんスベッテいる。
    特に食事についての記述はもっと深く書いてもらいたい。
    単に作者の好き嫌いを浅く表現しているだけでつまらない。
    グルメ番組で言うところのリアクションコメントが物足りないようだ。
    ところで、この二人は夫婦なのか?

    と疑問を抱きなが

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    2015年12月29日
  • インド怪人紀行

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    風呂上がりに思い出しレビュー。
    ゲッツの文に鴨ちゃんの写真、そして西原の絵という三位一体インド紀行本。
    不真面目っぽいけれど、インドという異空間を変に美化せず、
    未体験者に現実を突き付けてくれる、意外に真摯な旅の記録……かな?

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    2014年01月24日