無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「ガブガブ酒ばっか飲みくさりよって、早く出てゆき!」という嫁の言葉に、行先考えずに家を飛び出した、アルコール依存症の僕。そうして僕は、日本のあらゆる「はじっこ」を旅し始めた。厳冬の能登、薩摩半島、種子島に千葉の先っぽ……。空にむかって「ゴメン」とつぶやきながら酒を飲む。切なくユーモラスなエッセイ集。これは旅なのか? 逃亡なのか? /……桜島を一望出来る鹿児島市内の丘の上にあるホテルにいると、ひさしぶりに家内から電話がかかって来た。受話器の向こうから、「しばらく帰って来ないで」と、か細く、しかし思いつめた声が聞こえた。一瞬どう答えようか戸惑った揚句、「それも、そうだよなあ」と一言、電話を切った。――<本文より抜粋>
...続きを読むPosted by ブクログ 2011年02月10日
家出した鴨ちゃんが日本各地のはじっこの町を旅し、夜は周辺の飲み屋で酒を飲む。女の子のいる店で飲むことが多い。けして上手くは無いが、味のある良い文章を書いている。酒のせいで体を壊し、何度も吐血し、一歩間違えば死という状況でそれでも旅に出てしまう。そして抑えながらも酒を飲んでしまう鴨ちゃんの心情が・・・...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月01日
内容(「BOOK」データベースより)
「ガブガブ酒ばっか飲みくさりよって、早く出てゆき!」嫁の言葉に、行先考えずに家を飛び出したアルコール依存症の僕。そうして僕は、日本のあらゆる「はじっこ」を旅し始めた。厳冬の能登、薩摩半島、種子島に千葉の先っぽ…。空にむかって「ゴメン」とつぶやきながら酒を飲む。切...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月03日
単行本の「遺稿集」は未だにページを開く気がしない。本書も発行されたのが2年前の1月と書いてあるから、買ったのもおそらくその頃。長らく積ん読してたのを、ようやく読んだ。
カモちゃんの文章はやはり読みやすい。サイバラの絵がなくても、十分に読みごたえがある。読みすすむほどに、切なくなってくるのだけれど、...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。