木下是雄のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ1.
事実と意見に限り、心情的要素を含まない
「感想」を混入させない
読む相手を考えて書き始める
一つの主題に集中する
長さに応じて主題を絞る
目標に収束するように文書全体の構想を練る
2.
読まれるためには、「内容の重心」を前にする
新聞記事のリードに学ぶ
最初に「巨視型」の説明で全体像を示す
「機能別」「性質別」などの分類に従う
順序の原則を一定に保つ
3.
結論から振り返り、最短経路を見つける
説得目的の説明は順序を選ぶ
最も筋の通った形に配列・構成する
文書の「うまさ」より「構成」
「序論・本論・結び」に分けて、組み立てを整理する
各パラグラフにトピック・センテンスを入れる
4. -
Posted by ブクログ
ネタバレ『理科系の作文技術』の要点をまとめたマンガ。論理的な文章を書くために意識するべきことが書かれている。
今回、仕事で参考文献として『理科系の作文技術』を紹介されたため、その前段階に読んだ。
印象に残ったのは、以下の内容である。
・必要なこと(事実と意見)だけをもれなく記述する
・主題を最初に、巨視的→微視的
・結論から振り返り最短経路を見つける
・文章の構成(何がどんな順序で書いてあるのか、その並べ方が論理の流れに乗っているのか、各部分が連絡されているのか)が大事
・事実と意見を明確に区別する
・何が主語なのか、主述の対応を意識して書く
個人的には、「あいまいな表現は責任を回避する以外に何も -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本を読む前は、文章をうまく纏める方法が分からずに相手に意図が伝わらない事がよくあった。また、直近で論文試験を受ける予定もあり、書き方を体系的に学びたいと思った。
この本を読んで、改めて以下のような事を意識していきたいと思った。
・必要でない事は一つも書かない
・読み相手を考える(どんな知識があり、文章に何を期待し要求するのか)
・一つの主題に集中する
・新聞記事のリードに学ぶ(重点先行主義)
・英語に学ぶ
・ぼかし言葉を削る(責任を回避する以外に何も生み出さない)
・分は短く
・誤解できないように書く(疑いの目を持って読み直す)
・まずは手書きで構成を考える(構成を俯瞰的に見る) -
Posted by ブクログ
レポートの組み立て方
木下是雄 1994年
【ポイント】
事実と意見とを区別する。他。
【GOODフレーズ】
201ページ:一つ一つの文は、読み手が『そこまでに読んだことだけ』によって理解できるように書かなければならない。また、一つの文とその前の文との関係が、読めば即座にわかるように書かなければならない。
【所感】
◉レポートを書く際の注意事項が分かり易く説明されていて、有益である。
特に「4 レポートの文章」が参考になった。
◉但し、以下のように形式面での分かりにくさがある。
●本文中の節・項の番号と、例文(引用文)で登場する節・項の番号との区別がつきにくいため、混乱する。
●各項 -
Posted by ブクログ
本書のあとがきを見ると、著者が読者として想定したのは理科系の若い研究者・技術者・学生とのこと。そして序文には「これらの人が仕事でものを書くときに役立つような表現技術のテキストを提供したい」とある。
まず、そこを踏まえておく必要がある。
つまり想定読者に当てはまる人にとっては必読の内容と言える。だが、一般人がもっといい文章を書きたいと思っているのなら、他の本を読んだ方が良いということである。
もちろん、想定読者層以外の人が読んでも参考になる部分はあるが、一般人にとっては不要と思える部分も多い。例文も理系そのものでとっつきにくい。順に例を挙げていく。
まず、誰にとっても参考になるキーワード -
Posted by ブクログ
意識するとしないでは、覿面に異なる文章作成術。どんなポイントに注意すれば良いか、指導してくれるのが本書。通読の価値あり。
本書は文章作成にも有効だが、私の収穫はプレゼンの話。原稿を読み上げると、どうも聞き手に届いている気がしない。感情が入らずに棒読みになるからだろうと単純に考えていたが、それ以外の答えとなるヒントを得られた。以下のような内容だ。
ー 読めばスラスラとわかっても、聞く段になると抵抗が大きい…単文に分解すれば救われるが、はじめから「聞いてわかる」ように書くことは意外にむずかしいのだ。もう一つの問題は、読むときにはいつでも読みかえしができるが、講演では、いちど聞き逃したら聞き手の