木下是雄のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
Before
修論執筆参考のため
今後の文章作成の基礎とするため
Contents
●文章作製手順
①目標規定文の作成
②目標収束に向け,文章全体の構想を検討
目標規定文を参考に,集めた材料と考察を,記述順序や文章組立の原則を踏まえ,最もすっきりした形に配列.
考察では,なぜ?を繰り返す(トヨタ式)
文章の綺麗さより構成が重要.
●文章組立の原則
・結論に対し,最も分かりやすい順序に沿って記載.
実験順番などの羽陽曲折を伝えるのではない.読み手が予測する展開と実際の文章のギャップを最小に(驚き最小原則)
・明快簡潔に.必要なことはもれなく記述.不要なことは省略.1つの文書は1つの主題に集中 -
Posted by ブクログ
文章術、作文技術の本では、右に出るものはないんじゃないでしょうか、それくらいタメになる本です。少なくとも、私は仕事で文章を書く際にメチャクチャ役に立っています。
少し固い文章で書かれているので、読み通すのが大変ですが、何度も読んで血肉化し、具体的なケースに落とし込んでいけば、本当に文章で伝えることが得意になります。
私が本書を読んで1番勉強になったことは、「文章を書くとき、読み手を意識して書くことが大切。読み手がどんな情報を求めているのかを考える。それがわかれば、おのずと書くべき内容が決まる。」という内容です。これを知れただけでも、十分すぎるほどです。
わかりやすい文章を書きたい、論理的 -
Posted by ブクログ
ネタバレThis was bible for me when I had to write essay in business. Other bible book are mainly for students. In that sense, it is useful.
0.この本を読む目的は何か
簡潔に伝えるための文章作成Tipを学ぶ。
レポートを書く際のポイントを自分なりにまとめ、それを実践することを目標とする。
1. この本は要するに何について伝えようとした本だと理解しましたか。また、現在の自分にとって、どのような意味があるかを考えてください。
文書を作るということは、読み手がいて、その -
Posted by ブクログ
筑波大学の授業科目「研究者入門(研究開発職を目指す人のために)」「研究・開発原論」「国語Ⅰ」の指定参考書。
“読める”文章を書くために、“全系”が読むべき手引書。
不特定多数の読者に対して、読みづらさが無く・不親切で無く・内容が素直に理解できる、そんな文章の書き方を解説する。こういった文章が書きたいなら、理科系に限らず文系も読むべきである。理科を題材にしてはいるが、重要なポイントは文理共通であろう。(逆に、特定あるいは不特定少数だけにメッセージが伝えられる文章や、真意を濁した文章を書きたい場合には向かない。)
私は父にすすめられて中学生のときに本書を読んだ。大学の参考書になってはいるが、中学 -
Posted by ブクログ
本著は、同著者が執筆した『理科系の作文技術』の姉妹篇という位置づけになっている。『理科系』は理科系の学生や社会人に向けた言語技術(作文技術)の解説書で、『レポート』は文科系のそれである。
『レポート』は『理科系』からの引用が多数見受けられる。扱っているコンテンツはほとんど同じと言っていい。両書の目次を見比べると、「事実と意見」や「パラグラフ」など、同じような項目が並んでいるのが分かる。
ただし、『理科系』の最終章「学会講演の要領」などは本著に登場しない。文科系の学生や社会人にとって不要なものを省き、『理科系』を再編したもの、というのが本著に対する印象である。