木下是雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者は「理科系の作文技術」という本を書いているが、その文系版といったところである。
文系の私としてはより分かりやすくなってありがたかった。
内容については「理科系の作文技術」とそれほど変わらないのだが、この本については以下の点が印象に残った。
1 「文学作品でも、読み手の心に強く迫るのはいわゆる心情的な表現ではなくて、精選された事実の叙述である」という著者の考え
2 ()・‐などの記号の使い方:分かりやすい文章を書くためには、このような記号は極めて有効であることを認識できた(今まで軽視していた)。
3 著者は物理学者なのだが、そもそもこのような本は国語の領域の話であり、このような分かりやすい