朝香祥のレビュー一覧

  • 旋風の生まれる処 下

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    孫策がちょっとずつ成長している。
    周瑜の回復を待ち続ける孫策が健気で痛々しくて、本当にご馳走様です。
    しかし周瑜の方が孫策に心配をかけることが多いような……
    二人とも本質的には、周囲に迷惑をかける体質なのかもしれない。

    今回は終始孫堅が狙われていたわけですが、その器の大きさに感嘆しました。
    しかし大将としては無謀と思えるところもあって、これが後々周瑜に揶揄されちゃうところですね。
    しかし「孫堅のようにのようにあってほしい」という思いを周瑜が孫策にぶつける様子からは、彼の存在が若い二人にとって紛うことなき「憧れ」であることがひしひしと伝わってきます。

    断金はもちろん、その他のキャラがとても魅

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    2014年05月15日
  • 鳳凰飛翔 華焔、江を薙ぐ

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    赤壁編、完結。

    これは新しい黄蓋……!?
    直前まで揺れ動く黄蓋に手に汗握りました、老将(ジジイ)万歳。

    ちょっと弱気な周瑜も新鮮でした。
    それと黄蓋や程普に叱られているのも。
    赤壁での周瑜の強みは何だと言ったら、「信じる事」と「待つこと」だと思うので……仲間だったり、風だったり、好機だったり。
    そこに重く視点が置かれていたので嬉しかったです。

    挿絵の桑原さんは毎巻絵がお上手になっていきますね、それも楽しみだったりする。

    ところで「かぜこう」シリーズの感想を書くときに「あとがき」の文体に引っ張られているような気がする。

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    2014年05月01日
  • 旋風は江を駆ける 上

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    古本で購入、念願かなって。
    このシリーズが三国志、特に断金ファンの主に女性に人気があるのがよくわかりました。
    勇猛で直情的な孫策と、冷静でどこか浮世離れしているような感のある周瑜(しかも美形)。
    全く正反対の二人なのに誰よりも深い信頼で結ばれている。
    文章も読みやすく、軽すぎず重すぎない。
    詳しい人々によると、正史に沿っていることも評価できるそうな。

    レーベルがコバルトなだけに、孫策と周瑜の友情の様子は(一部の)女性が好きそうな描写ではありますが。
    顎に手をかけ……とかね、狙ってますよね(悶死)。

    個人的に好きなのは、程普と周瑜の不仲についての描き方です。
    周瑜にも欠陥を作って、程普を一方

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    2014年04月25日
  • 天翔る旋風 三国志断章

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    九年ぶりの、かぜ江シリーズ。
    今まで書かれなかった部分を完結編にふさわしいボリュームでたっぷり読ませてくれます。
    今までのシリーズ中のシーンが端々に出てきて、とても懐かしくなりました。
    孫策、周瑜、呂範、呂蒙…やっぱり、朝香先生の書く呉の面々が大好きだなぁと改めて思います。
    「旋風は江を駆ける」に繋がるラストシーンが切なく、美しいです。
    大満足な一冊でした。

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    2013年10月16日
  • 旋風は江を駆ける 上

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    三国志にはまるきっかけとなった作品。
    登場人物にしっかりと視点が当ててあるので、三国志を読むというよりは、後漢・三国を背景とした小説を読んでいる感じで、登場人物がとても身近に感じられる作品です。
    個人的にはとっつきやすくてかなり気に入っています。

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    2011年02月24日
  • 青嵐の夢

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    朝香祥さんの三国志作品、旋風江シリーズの中の一つ。
    12歳の時にこの本をきっかけに三国志、そして歴史の世界に足を踏み入れました。
    キレイな挿絵と、子供心にワクワクするストーリー・・・すっかり夢中になってしまいました。
    『青嵐の夢』はシリーズ1作目ではありませんが、主人公達の年齢はシリーズ中一番幼いのかな。。
    そして私がシリーズの中で最初に手に取ったのがこれだったので、レビューはこの作品で。
    孫策と周瑜がとっても可愛いです。

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    2009年10月04日
  • 旋風は江を駆ける 下

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    歴史好きなら避けて通れない三国志。
    魏・呉・蜀それぞれに魅力的な人物が存在し、
    巷には小説・漫画が溢れかえっています。
    かく言う私もどこから手を出そうかなと迷っていたところ、
    10年ほど前に友人の勧めで初めて手にしたこの2冊が、
    今から思えば運命だったのですかねぇ・・・

    これですっかり呉の義兄弟にはまった私は、
    今では三国にそれぞれのお気に入りを持つまでに
    三国志好きに成長しました。

    とにかくこの本の孫策がいい。
    あれからいろいろな三国志を読みましたが、
    孫策のイメージは必ずこの本に戻ってくるぐらいの影響力。

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    2010年02月28日
  • 旋風は江を駆ける 下

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    孫策と周瑜のすれ違いがとても切ない。お互いがお互いを思っているにもかかわらず言葉が足らなかったり、相手を思うのが少し足りなかったりで離れていく二人の姿に泣いてしまった。
    三国志を知らない人にも読んでもらいたい本だ。

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    2009年10月04日
  • 旋風は江を駆ける 上

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    現在12巻まで、続きは出るのかなぁ・・・
    少女小説とは思えないほど呉という国を大変綺麗にまとめたシリーズ
    呂範・孫河・孫堅好きの現在の私のバイブル
    ここまで見事に呉だけを好きなだけ読める本は他にはないはず!
    三国志関連の小説の中で一番好きな本です

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    2009年10月04日
  • 旋風は江を駆ける 上

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    朝香版三国志シリーズ第一弾。若くて青い呉の青年達を描いた歴史ロマン。
    三国志の中でも、多分一番マイナーな国、呉を主役にすえているのがなかなか面白いです。
    表紙で分かるように、コバルト文庫という少女向けのライトノベルを出している文庫の作品ですが、ライトノベルと侮るなかれ。三国志の面白さはしっかり味わえます。

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    2009年10月04日
  • 花残月

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    かぜ江シリーズ第10巻。孫策の初恋物語。お相手は周瑜の姉、蓮。でも話の流れとしては子供たちだけの大冒険がメインでしょう。大人に隠れて事件を解決しようと駆け回る孫策に振り回される周瑜。いつも通りです(笑)周瑜の名演技ご披露場面大好き。巻末に収録されているオマケ漫画もおもしろいです。

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    2009年10月04日
  • 華の名前

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    かぜ江シリーズ第9巻。孫策に想いを寄せる男勝りな女の子登場な話。孫策のみごとな鈍感っぷりと、貧乏くじ引きっぱなしの
    周瑜が見所です。勘違いされたあげく怪我まで・・・

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    2009年10月04日
  • 青嵐の夢

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    かぜ江シリーズ第8巻。孫策&周瑜の出会い編。周瑜は幼い頃からまぁ周瑜なんですが(笑)、やっぱり幼さゆえに精一杯背伸びして無理してるところがあって。二人の出会いは結構最悪に近いものがあったと思うのですが、孫策が周瑜と打ち解けあう過程がすばらしいです。朝香さんは本当にキャラクターの心情変化を描くテンポが素敵。

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    2009年10月04日
  • 旋風の生まれる処 下

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    かぜ江シリーズ第7巻。孫策&周瑜の初陣物語。周瑜が生死の狭間を彷徨ってるときの、祈るような孫策の悲痛さが胸にきます。

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    2009年10月04日
  • 旋風は江を駆ける 上

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    かぜ江シリーズ第1巻
    このシリーズは三国志、呉中心の話です。
    孫策と周瑜の関係がすごい好き。

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    2009年10月04日
  • 二龍争戦 星宿、江を巡る

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    この本を買ってから丸々十年経ったらしい。呂蒙の「殿を見ているから」という独白にはいつも、何度読んでも、泣けてくる。愛してやまないシリーズ。

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    2011年12月03日
  • 旋風は江を駆ける 上

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     私が三国志に興味を持ち始めた切欠の作品。孫策と周瑜に重点が置かれている話で、彼らの友情話が中心。朝香さんが書く周瑜が私は好きです。驕った部分も傲慢な部分もない、本当に心優しい、けれど時として厳しい青年。後に出てくる諸葛亮も、温厚というよりも何処か冷たさを感じさせる、けれど青年らしい青年で好感が持てます。こういった三国志の一面も良いのではないかと思います。

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    2009年10月04日
  • 旋風は江を駆ける 上

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    言葉にしようと思ったらいろんなものが溢れてきて収拾がつかない。まとめようとすれば、思い入れが強すぎて言葉にならない。
    三国の呉を主軸としたコバルト歴史小説の第一弾。私はこれで三国志といえば呉にしか反応しなくなりました。呂子明が好きだ!!

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    2009年10月07日
  • 旋風は江を駆ける 上

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    これ読んでちょっと三国志に興味がわきました。
    コバルトだし読みやすいです!
    他の三国志も読んでみようかな!?

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    2009年10月04日
  • 二龍争戦 星宿、江を巡る

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    シリーズ3作目。甘寧と凌統にスポットを当てつつ、赤壁の戦いが始まる所まで。上の2人は勿論、周瑜や呂蒙、陸遜好きにも◎。個人的に好きな話です、凌統の心の揺れ具合が丁寧に書かれてます。

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    2009年10月04日