楠章子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【ネタバレあり】(対象:小学3~4年生くらい)
パンの描写が美味しそうでお腹がすいちゃう…。私もクリームパン食べてみたい…絶対美味しい!お客さんも小人や森の動物たちがメインで可愛くて癒されました。
人と関わるのが苦手なへんくつさんだけど、お客さんと出会って別れるうちに少しずつ変わっていく心情が自然に描かれています。
人と関わると自分一人でいる時よりも、問題や悩みがうまれて煩わしいという気持ちがうまれることもあると思います。でも、人と関わることでしか得られない気持ちや思い出もあるよなぁと考えさせられた物語でした。
大人の方にもおすすめな児童書です。 -
Posted by ブクログ
同じ楠木章子さん×井田千秋さんの「森の小さな三姉妹」を読み終わってから、こちらを。
三姉妹にもチラッと名前が出てくるアンナさんが出てきます。
全部の漢字にルビが振ってある訳ではなく、小1の娘にはまだ難しいみたいなので、私だけ読みました。
へんくつさんの作るパンがどれも美味しそうで三時のお茶会は想像するだけで幸せな気持ちになります。
読み進めていくとへんくつさんは、本当は誰よりも優しいのがジワジワ伝わってきます。
サルのへんくつさんのお話がお気に入り。
ストーリーも挿絵もほっこり。また同じ作者さんのシリーズが出て欲しいです。
こちらも購入したい。 -
Posted by ブクログ
ぽっこり山のふもと、人間が暮らす町と、動物達や小人が暮らす山との間にある、ちいさなパン屋さん。
そこでたった一人でパンを焼いているのは「へんくつさん」と呼ばれている気難しいおばあさん。
でもへんくつさんの作るパンは魔法のようにおいしくて、毎日たくさんのお客さんが訪れるのです。
よくあるパターンのお話だけど、焼き立てパンのおいしい香りと温もりが伝わってくるようなお話。
たぶんみなさん想像するとおり、へんくつさんは全然へんくつじゃないw、口では何を言ってもめちゃめちゃ優しいおばあさんなのです。
そうじゃなくてはこんなに美味しいパンが焼けるはずがないし。
幸せな気持ちになれる本でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレへんくつさん改め、アンナさんがいとなむパン屋に 訪れる小人や動物たちや人間のお話。
描かれるパン(クリームパン・カンパーニュ・洋なしのデニッシュ シナモンロールなどなど)がどれもおいしそうだし、 登場人物も皆やさしくて良い人たちばかりでほっとする物語だった。
小人のマリちゃん、レイくん。人間のノアくん、サルのへんくつさん。
特にノアくんやサルのへんくつさんの話はちょっと切なかった。ノアくんのその後とか、続きの話があったら読みたいな。
サルのへんくつさん……まさかこの物語に亡くなる方が出るとは 思わずビックリ。
「1人は気楽でいい」と言ってたアンナさんに折角できたお友達なのに。でも彼女の