楠章子のレビュー一覧

  • 電気ちゃん

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    人間関係や自分自身の生きかたに少しずつ問題を抱えている女性たちが主人公。あっさり読めたけど、良くも悪くもなく。

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    2016年04月23日
  • 古道具 ほんなら堂

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    ネタバレ

    児童書。
    日常の延長線上で出会うちょっと不思議でちょっと怖いお店”ほんなら堂”。
    店主の橙花さんの手の差し伸べ具合が良いなぁと感じました。
    家庭や友人との関係で困ったり悩んだりしている子供達に対して、橙花さんはほんの少し手を差し伸べるだけ。
    最終的には自分自身で乗り越えられる形に持っていくところに深い優しさを感じます。
    「まめだのせっけん」が特に印象的でした。

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    2014年01月29日
  • 電気ちゃん

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    子どもの頃から幻聴に悩まされ、ある日衝動的に家出をした16歳の鳥子。
    乳がんの宣告をされたOLの寿寿。
    料理を作り、様々な男に食べさせることで幸せを感じているきみ夜。
    寿寿と同棲している美人ホステスの紫。
    それぞれの場所で、それぞれの生活をして過ごす彼女たちは、いずれ鳥子を拾った「電気」と名乗る男を介し、つながっていく。

    不思議なお話でした。少し寂しくもあり、哀しくもあり…なのになぜかふわっと温かい。でも人間ってそんなものかな。すべて満たされているなんてことはなく、何かに不満を持っていたり、どこか寂しくて孤独だったり。人と触れ合うことで傷つくこともあるけれど、癒やされることもある。そんなお話

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    2013年12月20日
  • 電気ちゃん

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    家出少女の「鳥子」、料理が抜群にうまい「きみ夜」、派手なホステスの「紫」、紫と同居する地味な「寿々」という4人の女と不思議な50男の「電気」がばらばらと登場し、短編小説風の物語が絡み合って長編になってつながるという構成。一人一人の個性が強く、童話のようでもある。何だかよく分からない不思議な読後感は、川上弘美作品のよう。そういえば、作中の表現も何だか似ているような気がしてきた。
    新聞の書評を見て読んでみた。すらすらと読めるが、手放しで面白かったと言える感じでもなく、著者との相性や作品の評価は、次作以降で判断したい。

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    2013年11月02日
  • 古道具 ほんなら堂

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    ちょっと不思議な古道具屋さん「ほんなら堂」を舞台にした
    現代和風ファンタジー
    舞台といっては語弊があるかも
    ほんなら堂と、その店主のちょっと怖そうなお婆さんは
    登場人物である子供達が困った時に
    ふらっと存在感を現しては手助けをする
    そんな補助的な位置にある

    認知症の進んだ祖母との関わり方がわかなくて戸惑う女の子
    母がなくなってから父との距離がすれ違う女の子
    ちょっといじわるな、でも優しい男の子に振り回される女の子
    いじめられた友達と溝が出来てしまった女の子

    小さなキッカケや一押しや、
    偶然の出会いで少し、人生は動きをみせる

    そんなお話たち

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    2013年01月24日
  • 古道具 ほんなら堂

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    割と好きな部類。

    宮部さんの時代ホラーを分かりやすく、子供向けにしたイメージ。だからといって、けっして劣っているわけではなく、むしろ、こっちの方が小さいころ、じっさいに怖かった真夜中の鏡や、影の分身など、入りこみやすい設定と思います。

    児童書ですが、奥深い。

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    2012年03月21日
  • ゆずゆずきいろ

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    クリスマスパーティーと冬至の日が一緒になってて、冬至の日=クリスマスじゃなかったよね…と混乱。
    読み終わって、やっと、冬至の日に少し早めのクリスマスパーティーをしたのね、と納得。
    柚湯は楽しそう…でも、唐突な「ひみつ」のシーンが謎ですね。

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    2012年02月05日
  • 古道具 ほんなら堂

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    ネタバレ

    古道具屋・ほんなら堂は オレンジ色の着物を着て、白髪のおかっぱ頭のおばあさん大原橙花(おおはらとうか)さんが店主。古道具にまつわる、ちょっと不思議に巻き込まれた子どもたちを、ちょっとだけ力を貸してくれて助けてくれます。
    4つの短いお話。さて、どんな不思議に出会えるでしょうか

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    2013年03月22日
  • 古道具 ほんなら堂

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    古道具屋のおばあさんがズケズケものをいうタイプでいい感じが出ています。キツイことばを発しながらも、このおばあさん、実はあんたのことを思ってるんやでぇ…と思いながら読めました。簡単なので、小学校中学年ぐらいからでもいいかも。

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    2011年05月20日
  • 古道具 ほんなら堂

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    古道具には不思議な魅力がある? 懐かしく心温まる物語。
    挿絵つきの児童文学でした。あたたかく不思議な話したち。
    是非こどもたちに読んでもらいたい。
    3話「にじ色のこな」が好きです。

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    2010年11月29日