トーマス・マンのレビュー一覧
-
難解。きっと何度読んでも読むたびに新しい訓が得られるに違いない。
食堂、横臥療法中の音楽鑑賞、ショーシャ夫人の肖像画、は面白い。
ヨアヒムの死は美しいし悲しい。
手回しオルガン弾きと生臭坊主とは胡散臭い。
ハンスは何故下山し戦地に赴き空しくあっけなく散ってしまうのか、その意味がまだ理解できない。Posted by ブクログ -
厳めしい文学者、貴族の称号を持つグスタフ・アシェンバハはある日の散歩途中、突然旅への誘いに見舞われた。理性的な彼は芸術に倦んで、疲れたからだ。はたして、内面の旅でもあり、ヴェニスへ導かれる旅の始まりだった。
映画「ヴェニスに死す」を私は先に観た。よくわからなかった。
その後、ヴェニス、すなわちヴ...続きを読むPosted by ブクログ -
うーむ、やはり病み上がりの状態にはフィットしなかったのかなぁ、、、好意的評価に満ちておりますが、あんまりピンと来なかった、正直に申し上げまして。
海外モノによく見受けられるのですが、文章のグルーブ感が決定的に欠けていて、引き込まれて行かないんですよね。もう少し体調が良くって、落ち着いた環境で読めばそ...続きを読むPosted by ブクログ -
表題のとおり2作品を収録。
どちらの作品も共通しているのは、主人公は文芸家(詩人・作家)で、叶わぬ恋をしており、叶うところまでいかないところに美や陶酔を感じている。と、これだけ書くとなんだか進展がなさそうな感じがするが、実際進展がない。ストーリーとしてはあまりメリハリがないが、その一瞬一瞬の詩的表現...続きを読むPosted by ブクログ -
祖母がこれは面白いからと熱烈に勧めて来たので、読んだ一冊。
何とか読んだものの、当時の私には難し過ぎて何だか良く理解できなかったというのが正直なところ。
「トニオ・クレーゲル」の方はほとんど記憶に残っていないです…
そして、「ヴェニスに死す」は何て暗い話なんだろうと^^;
ヴェニスは美しき水の都だと...続きを読むPosted by ブクログ -
表題二篇が収録された本作。『ヴェニスに死す』が読みたくて手に取りました。
初老の芸術家アシェンバハは旅行先のヴェネツィアに滞在していたところ、同じホテルにポーランド人家族が居るのに気付く。その家族のなかに美少年タージオ(タジュ)を見つけ、一目で心を奪われてしまう。アシェンバハは遠目から海辺で姉たちと...続きを読むPosted by ブクログ -
はっきり言って、よく分からなかった。
・文章が分かりづらく、頭に入って来ない
・宗教や共産主義あたりに関する知識がついていけない
・やり取りというか論争が形式的で何処まで真面目に取り合うべきなのか分からない
・童貞臭いPosted by ブクログ