市川哲也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ホームズ(名探偵)にはワトソン(助手)がセットで付くのがミステリィのお決まりです。華麗な推理を披露する探偵を褒めそやすワトソンもいれば、「何言ってんのお前?」と冷ややかにいなすワトソンもいて、それぞれに魅力的ですよね。
ところがどっこい、今作のワトソンポジションの語り手は、何と名探偵を「××××」んですね〜〜〜〜。真新しくはないかもしれないけど、この関係性のホームズワトソンはちょっと珍しい。そんな関係性が明示される穏やかじゃない導入部ですが、そこは前作を読んでいる私です。作者の予想の斜め上をいく感じがちょっと嬉しい。
肝腎要の殺人トリックに関しては、ちょっとアンフェアかな〜〜〜と思うところ -
Posted by ブクログ
目覚めてみると、そこは見知らぬ部屋。ミステリー作家から取材させてほしいということで来てみたら、階段を踏み外し、そのまま記憶が途切れて、今に至る。他にも似たような状況で監禁された男女8名。その中には、あの有名な探偵も。首謀者のミステリー作家が言った解放の条件は、4日間の内にこれから起きる事件のトリックを暴くというもの。本当にそのようなことが起きるのか?そして無事に解放できるのか?
「名探偵の証明」シリーズの第2作目ということでしたが、あまり2作目という感じはありませんでした。途中参加でしtが、第1作目?と思うくらいでしたので、普通に楽しめました。
冒頭では、館の見取り図や名探偵の情報といった