市川哲也のレビュー一覧
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市川哲也の長篇ミステリ作品『名探偵の証明』を読みました。
市川哲也の作品を読むのは初めてですね。
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そのめざましい活躍から、1980年代には推理小説界に「新本格ブーム」までを招来した名探偵・屋敷啓次郎。
行く先々で事件に遭遇するものの、驚異的な解決率を誇っていた――。
しかし時は過ぎて現代、ヒーローは過去の事件で傷を負い、ひっそりと暮らしていた。
そんな彼を、元相棒が訪ねてくる。
資産家一家に届いた脅迫状をめぐって若き名探偵・蜜柑花子と対決から、屋敷を現役復帰させようとの目論見だった。
人里離れた別荘で巻き起こる密室殺人、さらにその後の名探偵たち -
Posted by ブクログ
ネタバレあらすじが『天才人形作家の姉妹の館で行われる新作発表を見に行ったら、長女が密室で殺されてしまう。館も孤立状態に…』だったから、推理小説なのかな?と思いながら読み始めたら全然違った。
ホラーではないけど、オカルト色が強い作品。
他人の魂を入れ替える術を持つ一族と、実際に入れ替えられた人がメイン登場人物に複数人いることもあって、「もしかしてこの人が犯人では?」とか「こういうトリックかも!」みたいな想像をする余地はあまり感じられなかったけど、どういうオチになるのかを知りたくて最後まで読んだ。
結果的に犯人も完全に予想外の人物で、これを推理するのはかなーり難しいと思う。
しかし犯人の正体以上にラスト -
Posted by ブクログ
ネタバレ死に瀕した人間の魂を他者にうつして生きながらえさせる秘術を持った魔女と、その末裔のお話。その魔術のルールを下敷きにしての特殊設定ミステリといった。
話のスピード感みたいなものはいいんですけどね。とにかくいろんな意味で悪趣味というか不快感が。まあわざとやってるのはわかってるんですけど。登場人物のほとんどがそんな感じの人物でラストもがっつりとイヤミス。
その辺の個人的な好みは置いといてもトリックがいまいちピンとこない。たとえばエレベーターのトリックとか。子供の体形なら隠れる照明ってのがイメージわかない。。。あるいは自分が読み逃してるだけなのかもしれませんが詳細に説明している箇所があったのかも・・ -
Posted by ブクログ
ネタバレグロテスクな生(いき)人形の作り手として、賛辞を集める常世三姉妹。彼女たちの人形にはまるで人の魂が宿っているかのような迫力があり、世界中の好事家を魅了していたが、一方でその人形作りについて黒い噂が囁かれていた。三姉妹の新作発表の場に立ち会うことになったフリーライター・麻生真哉は、六歳の娘とともに群馬の山中にある館に向かう。ところが新作人形の発表の夜、三姉妹の長女が殺害される。現場はほぼ密室。館も孤立状態となり、残された姉妹は、館中を捜索し始めるが――。ある魔術を受け継ぐ一族を巡る驚愕の事件を巧みに描いた、鮎川賞作家の最新作。
グロテスクだけど人々を魅了する人形を作る常世三姉妹。だけど、強 -
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ホームズ(名探偵)にはワトソン(助手)がセットで付くのがミステリィのお決まりです。華麗な推理を披露する探偵を褒めそやすワトソンもいれば、「何言ってんのお前?」と冷ややかにいなすワトソンもいて、それぞれに魅力的ですよね。
ところがどっこい、今作のワトソンポジションの語り手は、何と名探偵を「××××」んですね〜〜〜〜。真新しくはないかもしれないけど、この関係性のホームズワトソンはちょっと珍しい。そんな関係性が明示される穏やかじゃない導入部ですが、そこは前作を読んでいる私です。作者の予想の斜め上をいく感じがちょっと嬉しい。
肝腎要の殺人トリックに関しては、ちょっとアンフェアかな〜〜〜と思うところ -
Posted by ブクログ
目覚めてみると、そこは見知らぬ部屋。ミステリー作家から取材させてほしいということで来てみたら、階段を踏み外し、そのまま記憶が途切れて、今に至る。他にも似たような状況で監禁された男女8名。その中には、あの有名な探偵も。首謀者のミステリー作家が言った解放の条件は、4日間の内にこれから起きる事件のトリックを暴くというもの。本当にそのようなことが起きるのか?そして無事に解放できるのか?
「名探偵の証明」シリーズの第2作目ということでしたが、あまり2作目という感じはありませんでした。途中参加でしtが、第1作目?と思うくらいでしたので、普通に楽しめました。
冒頭では、館の見取り図や名探偵の情報といった