【感想・ネタバレ】あの魔女を殺せのレビュー

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Posted by ブクログ 2024年04月01日

"クローズド・サークル"ものかと思って読みはじめてみたら、なかなかおぞましい、そこはかとない恐ろしさがある物語だった。登場人物・命への姉たちの虐待シーンや、命たちの祖母の孫への虐待シーンは凄惨すぎる……。

単なるミステリだけではなく、 "肉体から抜け出た...続きを読む魂を別のものへと移動させる"という魔術がつかえる魔女の一族の存在などオカルト?的な要素も盛り込んであり、連続殺人事件の動機やトリック、犯人の正体も驚くものになっている。
最後は少し混乱するけれど、登場人物たちの怖さが引き立つラスト。


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Posted by ブクログ 2023年12月10日

読ませ方(ストーリーの流れ)が 目新しい!
読後は 面白かったーと素直に思ったけど、
よくよく考えると これはハッピーエンドなのか
悲しい話なのか…と。再読して もっと深読みしたいなぁ。人間の欲とか執念とか…いろいろと
考えてしまった。
ファンタジーとオカルトとミステリの融合。
現実世界にも実は…な...続きを読むんて 思えた。

この本はジャケ買い。
book tuberさんの紹介もあって即買い

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Posted by ブクログ 2024年02月27日

死に瀕した人間の魂を他者にうつして生きながらえさせる秘術を持った魔女と、その末裔のお話。その魔術のルールを下敷きにしての特殊設定ミステリといった。

話のスピード感みたいなものはいいんですけどね。とにかくいろんな意味で悪趣味というか不快感が。まあわざとやってるのはわかってるんですけど。登場人物のほと...続きを読むんどがそんな感じの人物でラストもがっつりとイヤミス。
その辺の個人的な好みは置いといてもトリックがいまいちピンとこない。たとえばエレベーターのトリックとか。子供の体形なら隠れる照明ってのがイメージわかない。。。あるいは自分が読み逃してるだけなのかもしれませんが詳細に説明している箇所があったのかも・・?
他にもなんとなくおぞましい雰囲気というか勢いでやってるけど、これ実現できるのか?みたいなのが。。。

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Posted by ブクログ 2024年02月22日

魔女がでてくる。転生。
ひどい虐待が出てきて心が痛い。
しかし三姉妹とお婆さん非道にもほどがある。
三姉妹にも同情はできなかった。
犯人には同情しかない。
しかし、一番怖いのはあの人では。

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Posted by ブクログ 2024年01月16日

生き人形を創作する「常世三姉妹」の館で連続殺人事件が。そして招かれたメンバーや関係者たちにも隠された秘密が。

世界観ものすごく好きなんだけど、結構話の視点がころころ変わるので、誰が主体なのか分かりづらかったかも。殺人事件の真相はなるほどですが。そしていまいち亜里沙の思惑が理解できてないんですよね…...続きを読む

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Posted by ブクログ 2024年01月13日

グロテスクな生(いき)人形の作り手として、賛辞を集める常世三姉妹。彼女たちの人形にはまるで人の魂が宿っているかのような迫力があり、世界中の好事家を魅了していたが、一方でその人形作りについて黒い噂が囁かれていた。三姉妹の新作発表の場に立ち会うことになったフリーライター・麻生真哉は、六歳の娘とともに群馬...続きを読むの山中にある館に向かう。ところが新作人形の発表の夜、三姉妹の長女が殺害される。現場はほぼ密室。館も孤立状態となり、残された姉妹は、館中を捜索し始めるが――。ある魔術を受け継ぐ一族を巡る驚愕の事件を巧みに描いた、鮎川賞作家の最新作。



グロテスクだけど人々を魅了する人形を作る常世三姉妹。だけど、強烈なキャラクターで自分勝手で性格にな難ありな三姉妹。そこに、フリーライターの麻生が子供連れでやってきて、個展で知り合った御子柴と共に三姉妹の屋敷で殺戮にあう。


あらすじだけ読んだときに、「いや〜6歳の娘をそんなところに連れてくるなよ…」って思ったが、この娘が江戸川コナンくん並みの「見た目は子供、頭脳は大人」な子供だった。まぁ、原因は魔術にあるんだけど、その行動が御子柴に娘が犯人なのではないかと思わせることとなる。


その御子柴だって、実は…な人物でなんだかこっちもこっちで執念深い。行方不明になった二卵性双生児の姉を探すために常世三姉妹の屋敷にやってきたという青年。姉に対する執着がやばいな…と思ったが、それもそのはずだった。


麻生の亡くなった妻の親友で常世三姉妹の妹である命ちゃんもこっちもこっちで執念深い。姉たちにやれてきた虐待の数々は確かにかわいそうだし、同情するところもある。しかし、それでも麻生の妻に対する執念深さは凄まじい。


麻生の妻の亜里沙も亜里沙ですごい。見た目は子供になってしまった亜里沙には同情はする。しかし、最後の命ちゃんとの計画はすごい。そんなにいい男だったのだろうか、麻生という人はって思ってしまう。


ミステリーのつもりで読んだけど、ミステリーではなかったようなかんじだった。オチも微妙。犯人も微妙だった。ただただ麻生さんを除く登場人物の執着がすごかっただけの話だったのではと思ってしまう。




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Posted by ブクログ 2024年01月04日

グロテスクな人形作りで、世界中からファンを集める常世三姉妹。フリーライター・麻生真哉は、三女の夜子に気に入られ、その新作発表の場に立ち会うことになり、娘・真里とともに群馬の山中にある館に向かう。

特殊設定もの。キモとなる魔法の使用条件がうまい。

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Posted by ブクログ 2024年01月02日

人形作家とサスペンスということでどんな話なのかなと興味を持って読み始めた。

うーん、なんというか気持ち悪さのあるサスペンス。魔術の話も入ってくるのでリアリティがあるようでなく…この人は本当は誰なの?と思いながら読み進めた。最後もハッピーエンドなようで、亜里沙の執着?が怖いなとも思ったし、これはハッ...続きを読むピーエンドではなさそう…。

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