あらすじ
汗が滲む真夏の昼休み、名探偵の誉れ高い少女は屋上にいた。授業中に学内で起こった、姉の水着の盗難事件に首を突っこんだおれ。残された上履きから割り出した唯一の容疑者には、完璧なアリバイがあった。行き詰まったおれは、友人から聞いた名探偵の評判を頼りに、彼女の知恵を借りることにした。東京からきた黒縁眼鏡におさげ髪の転校生、蜜柑花子という変わった名前のおとなしめの少女。普段は無口な蜜柑だが、鮮やかな推理で瞬く間に事件の犯人の名前を挙げる――。鮎川賞受賞作家が、さわやかな舞台設定で描いた連作ミステリ。
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Posted by ブクログ
読み始めて、「しまった」と思うことがたまにあります。特に初めての作家さんの作品を 読み初めた時が多いです。今回の市川哲也さんも初めて読んだのですが、ちゃんと、市川先生のデビュー作から読めばよかった...
Posted by ブクログ
ミステリ。連作短編集。
この著者の作品は『名探偵の証明』のみ既読。
蜜柑花子ちゃんの高校生時代の物語ですね。
作品としては、よくあるコミカルでライトな学園ミステリ、プラス青春。
この一冊だけでは無難という感じですが、シリーズものとしては、蜜柑ちゃんの過去が分かって、シリーズ全部読みたいと思わせる魅力を感じました。
中葉悠介くんは、『名探偵の証明』に登場してたかな?読み直したい。
甘めに☆4。
Posted by ブクログ
蜜柑花子シリーズ4作目なのを読み始めてから気づいた。(2作目と3作目は未読)
シスコンの高校生と無口な転校生、蜜柑花子が謎を解く連作ミステリ。
青春モノで事件も水着の盗難、卒業制作の破壊など日常の謎が多いが、高校生なのに聞き込みなどの機動力があっさり書いてるけどすごい。
全体的に甘酸っぱすぎて、ちょっとハマれなかったかも。
Posted by ブクログ
うーん、悪い訳では無いんだけど、キャラ設定が自分にはあまりあわない方に突き抜けてましたね。
なんだかんだ、シリーズ読んでしまいそうな気はするけれど(笑)
Posted by ブクログ
【収録作品】みずぎロジック/人体バニッシュ/卒業間際のセンチメンタル/ダイイングみたいなメッセージのパズル
蜜柑が推理を語らなくなったわけ、そしてその後の覚悟に続く話。