名探偵の証明

名探偵の証明

794円 (税込)

3pt

そのめざましい活躍から、1980年代には推理小説界に「新本格ブーム」までを招来した名探偵・屋敷啓次郎。行く先々で事件に遭遇するものの、ほぼ十割の解決率を誇っていた――。しかし時は無情にもすぎて現代、60代となったかつてのヒーローはある事件で傷を負い、ひっそりと暮らしている。そんな屋敷のもとを、元相棒が訪ねてきた。資産家一家に届いた脅迫状の謎をめぐり、探偵業の傍らタレントとしても活躍している蜜柑花子と対決しようとの誘いだった。人里離れた別荘で巻き起こる密室殺人、さらにその後の屋敷の姿を迫真の筆致で描いた長編ミステリ。第23回鮎川哲也賞受賞作。/解説=村上貴史

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

名探偵の証明 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2人の名探偵が登場する物語。
    名探偵も年を取り、能力の衰えを感じ葛藤する姿はこれまでの名探偵は万能だというイメージとは異なる物で楽しむことができた。
    事件のトリックよりも内面に重きを置いている小説。

    0
    2024年08月21日

    Posted by ブクログ

    一世を風靡した名探偵の挫折から再生、そして名探偵とは何かを鮮烈に描いた本格推理。
    名探偵の存在意義や後期クイーン問題。答えは出ていない。名探偵が愛おしくてたまらなくなった。
    ハウダニットフーダニット、全く魅力がない。本作の評価はそこではない。彼ら彼女らの証明。名探偵の生き様に焦点をあて、フューチャー

    0
    2018年01月18日

    Posted by ブクログ

    新旧の名探偵が合わさり事件を解く中で、「探偵」について考えさせられる小説でした。
    名探偵の存在に警鐘を鳴らしているというか。
    主人公はキザなハードボイルド風な旧名探偵(キャラが合わない人多いかも、、笑)
    新の方は旧に憧れたz世代女の子って感じでこちらは他で短編も出てるかな。

    「答えを聞いてなるほど

    0
    2025年06月08日

    Posted by ブクログ

     過去に大活躍した名探偵・屋敷啓次郎が衰え燻っている時に現役で大活躍している探偵・蜜柑花子と推理対決をすることになっていくが…というトリックやフーダニット以上に『名探偵の生き様』を鮮烈に描いたミステリーで、名探偵の存在意義を提示した異色作で面白かった。

    0
    2024年11月10日

    Posted by ブクログ

    なんと2014年に一度読んでいて、すっかり忘れていて、再読。
    さらに笑えるのが、2014年当時の評価は☆2 w

    そうか、若かったときは、このくたびれたおっさん探偵と、態度悪(く見える)ジョシコーセー探偵の組み合わせが耐えられなかったんだな……。うん、少しくどいもんね。
    と、他人事のように10年前の

    0
    2024年08月28日

    Posted by ブクログ

    年老いたかつてのヒーロがー、それでも自分であり続けようともがくさまを描く、一人称の語り口からもハードボイルドなお話。さらに言うなら、主人公の屋敷には、解説にも言及がある冒険小説のヒーローの面影が濃い。その分、トリックも小粒で純ミステリとしては軽め。もちろん名探偵という理不尽で不条理な装置について考え

    0
    2021年06月17日

    Posted by ブクログ

    名探偵の老いと最期ということではポアロの「カーテン」がありますが、名探偵自身の語りで老いに伴う葛藤を語られるというのは新鮮でした。お話も多層的になっていて最期まで読ませるし、ラストも何とも言えない味わいでした。

    0
    2018年02月18日

    Posted by ブクログ

    市川哲也の長篇ミステリ作品『名探偵の証明』を読みました。
    市川哲也の作品を読むのは初めてですね。

    -----story-------------
    そのめざましい活躍から、1980年代には推理小説界に「新本格ブーム」までを招来した名探偵・屋敷啓次郎。
    行く先々で事件に遭遇するものの、驚異的な解決率を

    0
    2025年10月09日

    Posted by ブクログ

    鮎川哲也賞受賞作との事でしたが、普通の探偵小説でした。
    ちょっと期待が大きすぎたかも。
    表紙のイラストからしてもう少し若い探偵かと思いましたが、想像とは違っていました。
    大どんでん返しというほどではないですが、最後になるほど。という結末がありましたので、途中で挫折しかけましたが最後まで読んでみて良か

    0
    2025年02月15日

    Posted by ブクログ

    着眼点は今まで読んだミステリの中でも異質で面白かったが、話の内容自体は可もなく不可もなくという感じでした。シリーズ一通り読むと印象変わるのかな。

    0
    2022年08月12日

名探偵の証明 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

名探偵の証明 の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

創元推理文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

市川哲也 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す