オマル・ハイヤームのレビュー一覧

  • ルバイヤート

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    明日を心配するな昨日を振り返るな、この一瞬のために酒を飲めと訴えている詩集。酒飲みのための詩集。

    それよりも、死して土に還ることを強調した部分に、土葬の文化のもとにある人の思考が読み取れたような気がした。
    現代日本は火葬であり土にはならない。灰になって骨が残るばかり。今まで土葬も火葬も同じようなものだと、対して気に留めていなかったが、死後土に還りその土から草木が生えるのを当たり前としてきた人々にとって、火葬は残酷に映りそうだ。

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    2021年06月04日
  • ルバイヤート

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     4行詩。
     日本の無常観にもつながるような、「いまを楽しめ」というメッセージ。
     でも、どこにでも酒が出てくる。

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    2018年12月22日
  • ルバーイヤート

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    1000年前のペルシャ世界に思いをはせる。砂漠の地における文化と、いつの世にも変わらぬ人間の苦悩。だから、盃に酒をみたし、この世を天国にするのだ。

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    2018年08月19日
  • ルバーイヤート

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    セルジューク朝に仕えたイランの科学者、オマル・ハイヤームの詩集。数学や医学、天文学に業績を残した著名な科学者でありながら、詩人としても一流であったことは本書を読めば分かる。1000年近く前の中世のイスラム社会の詩人だが、現代人が読んでも引き込まれる詩が多い。

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    2017年02月06日
  • ルバイヤート

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    死を匂わせながらも、生が輝く力強い詩が揃っています。
    ルバイヤートとはペルシア語で「4行詩」のこと。イランの詩人オマル・ハイヤームが中世ペルシア時代――約1000年も前に歌った詩はどれも刹那的な輝きを放ち、時を経て現代をも照らす力があります。

    いつか死ぬ。だからこの一杯を味わおう。
    今この瞬間、今ある命を、精一杯光らせるために。
    人生の儚さと生命の瞬きを愛でた、珠玉の詩。

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    2017年08月10日
  • ルバイヤート

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    ネタバレ

    儚いですね。生きるとは何でしょうか。酒ですね、はい。読みやすくて良かったが理解できないものも多数あった。

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    2015年05月05日
  • ルバイヤート

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    ネタバレ

    11世紀ペルシアの詩人、ハイヤーム。ルバイヤートとはアラビア語で「四行詩」のこと。人生の無常さと楽しさが、簡潔に艶やかに表現されていて読んでいて楽しい。李白、アブー・ヌワースとともに三大飲酒詩人ともいわれていて、酒を読む誌は特に秀逸です。

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    2015年03月03日
  • ルバイヤート

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    酒をここまで賛美した詩は知らなかった。
    天地人に諦観した作者だと感じる。

    シニアとなった時にこそ再読したいが、おそらくまだまだ理解できるほど成長していないだろうなとも、ふと思う。

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    2014年02月16日
  • ルバイヤート

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    ビアズリー調の絵柄が大好きなので、本屋さんでこの本を見た瞬間に惚れて即買いしました。
    中に収録されている詩集は完全には理解出来ませんが、素敵な挿絵と共に雰囲気を楽しんでいます。
    本を読む上で書いてある内容を完全に理解出来たら一番良いと思いますが、雰囲気を楽しむと言う読書もありだと思うんです。私は。

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    2011年11月02日
  • ルバイヤート

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    生と死双方への懐疑、天空と地上への敬愛。
    とどめようのない嘆きとある種の諦観。

    これらが綴られる言葉の美しさに酔います。

    創生の神秘を、知を、学徳を追い求めること。それが何になるのだろう?
    始終悶え、心を労すること。それに何の甲斐があるのか?
    すべては太初よりさだめられたものであるのに。
    すべてはもとより死の枕べに迎え入れられるさだめであり、
    そのうちに天空の大鋸が首を掻く時が来る。
    人形は一つずつ無の手箱に入れられる。
    今日我が目を慰めるあの青草が
    明日はまた我が身に萌芽し君の目を慰む。

    死後の世界が死者の心を潤わすと何故皆信ずるのか。
    帰ってきた者などいないのに。

    さればこそ今夜酒

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    2009年10月04日
  • ルバイヤート

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    ないものにも掌のなかの風があり、
    あるものには崩壊と不足しかない。
    ないかと思えば、すべてのものがあり、
    あるかと見れば、すべてのものがない。

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    2012年02月05日
  • ルバイヤート

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    11世紀ペルシャが生んだ数学者にして詩人による、人生讃歌の結晶。四行詩の連なりは、須臾の生を祝い、永遠を想い、時に神を嘲りさえします。

    「今この時を生きよ」という詩想は、ワインの酔いとともに展開されます。人生の無常を嘆きつつも、その儚さゆえの美しさを歌い上げる詩句の数々。天文学者であり代数学者でもあった詩人は、精緻な言葉で存在の神秘に迫るのです。

    無神論者として批判を受けつつも、イスラム神秘主義の伝統にも連なる本書は、今なお読者の心に「献杯せよ、明日という日はないのだから」と囁きかけてくるのであります。

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    2024年11月17日
  • ルバイヤート

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    ノリよく力強く、でも哲学的な詩
    ざっくばらんに言ってしまうと「後先のことなんてクヨクヨしてでもしょうがないし酒飲もうぜ!」というところか。
    サクッとストレスなく読めるのでオススメ
    ↓一番好きな詩
    宇宙の真理は不可知なのに、なあ、
    そんなに心を労してなんの甲斐があるか?
    身を天命にまかして心の悩みはすてよ、
    ふりかかった筆のはこび*はどうせ避けられないや。

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    2023年11月05日
  • ルバイヤート

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    ネタバレ

     好きな詩やフレーズは数点ありましたが、全体的に読み流し。

     好きな詩。
    『わが宗旨はうんと酒のんでたのしむこと、
     わが信条は正信と邪教の争いをはなれること。
     久遠の花嫁に欲しい形見は何かときいたら、 
     答えて言ったよーーーーー君が心のよろこびをと。』
      ここの久遠の花嫁は、「自然、人生」の注釈有り。

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    2017年06月18日
  • ルバイヤート

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    過去を思わず未来を怖れず,ただ「この一瞬を愉しめ」と哲学的刹那主義を強調し,生きることの嗟嘆や懐疑,苦悶,望み,憧れを,平明な言葉と流麗な文体で歌う.11世紀ペルシアの科学者オマル・ハイヤームの4行詩.

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    2016年11月09日
  • ルバイヤート

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    あきらめというか悟りというか、一貫している。
    小さなことにくよくよしなくなるのと同時に、少し暗い気持になるのはなぜだろう。

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    2015年06月02日
  • ルバイヤート

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    オマル・ハイヤーム「ルバイヤート」赤783-1 岩波文庫

    『11世紀ペルシアの詩人ハイヤームは、生への懐疑を出発点として、人生の蹉跌や苦悶、望みや憧れを短い四行詩(ルバイヤート)で歌った。19世紀以後、フィッツジェラルドの英訳本によって広く世界中の人々に愛読された作品の、日本最初の原典訳。』(本書そでより)

    全部で143首が収められ、役者により八部に分類されています。

    八分類のなかでも特に

    『生きのなやみ』
    『むなしさよ』
    『一瞬をいかせ』

    あたりは真骨頂といった感じで、興味深い四行詩がいくつもありました。

    唯一、共感できなかったのは、やたらに酒を飲んで済まそうとするところでしょう

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    2015年03月09日
  • ルバイヤート

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    酒と無常の詩集。世界中で人気なのもなんとなくわかる。うんざりしながら酒を飲みたくなる一冊。
    イスラム教徒にしては特異な内容だなと思ってたら、作者は別にイスラム教徒ってわけじゃないんですね。

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    2013年08月22日
  • ルバイヤート

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    詩情というものをあまり解さない自分ではあるが、本篇は違った。
    刹那の美というか自暴自棄とさえ取れるような感情の発露に共感の思いを抱き、遠く中東の乾燥地帯の人間模様に憧憬の念を抱かずにはいられなかった。
    オマル・ハイヤームという人が過去に存在し、数百年を経てその情念が受け継がれていく、過去から変わらぬ人の営みがそこにある、そう感じた。

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    2012年09月04日
  • ルバイヤート

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    詩そのものは、現代の過剰な刺激に慣れた我々からすると、戯言のように見えます。著者は、当時最先端の科学者・哲学者で、かつ無神論者であったが、アラブ=イスラム教に征服された当時のペルシャ社会では、自由に発言することもままならなかった(当時、この詩集は私家本として出版される)。その背景を知るとき、改めて「酒」は真実であり唯美であり、ハイアームの渇望感が身に迫る。ということで、興味のある方は、後半にある訳者解説から読まれることをお勧めします。

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    2014年06月08日