作品一覧 2022/07/08更新 聴いて、話すための ペルシャ語基本単語2000 試し読み フォロー 言葉の国イランと私 試し読み フォロー ユースフとズライハ 完結 試し読み フォロー ルバーイヤート 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 岡田恵美子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 言葉の国イランと私 岡田恵美子 とある展示会場で、イランという国とペルシャ語という未知の言語に魅了された著者。まだイランと日本との文化的な交流もほとんどなかった時代、当時のイラン国王に日本から直接嘆願書を書いた。なん百通と届くという嘆願書の中からその手紙が選ばれ、1963年、日本人初めての公費での留学生としてイランに渡った。 ...続きを読む圧倒的な行動力。行きたいと思ったら絶対に行く。日本に恋人がいても、周囲からの反対や批判があっても(幸いなことに著者の家族は全面的にサポートしてくれたという)、情報がほとんどなくても、自分の道は自分で切り拓くのだという強い意志。イランという未知の国について調べ上げ、ペルシャ語を教えてくれる教授を探し出し、留学してから恥をかかないように着物の着付けや茶道など日本文化と歴史についても学び直す。当時はまだ根強かった男尊女卑の逆風にも負けず、突き進んでいく。ときにはその意思があまりに強すぎて、何もかも自分の力だけで成し遂げているわけじゃないんだよと家族から釘を刺されてハッとしたこともあったというが、それにしても、すごい。 読みながらずっと、この著者の生き方を羨望の眼差しで遠くから眺めているような心境だった。結婚して、子どもが産まれて、何かしたいことがあっても「今はまだ無理」と湘南乃風の歌詞のようなことを言い続ける毎日。自分がやりたいこと、行きたい場所、会いたい人、それだけを純粋に追い求めて脇目も振らずに生きる人生って、一体どんなものなんだろう。言い訳せず、よそ見せず、退路を絶って、一心不乱に、自らの探究心と好奇心に忠実に生きる人生。わたしにはそもそもそんな強い芯のようなものがなかったんだろうなあ。現実的に、今はまだ無理。でも、いつなら? Posted by ブクログ ルバーイヤート オマル・ハイヤーム / 岡田恵美子 酔っ払いのダメ人間っぷりがよく出ている作品。この時代にこんなダメ人間っぷりを出した作風を書いていたのはすごい。 「いざ、青春の巡り来るこの日 酒を飲もう、酒こそ我が喜び。 その酒が苦くとも、咎めるな、 私の生命だから苦いのだ。」 ルバイヤートというと堅苦しいイメージがあったけど、実際読んでみると...続きを読むダメ人間感が出ていてそれで親しみが湧いた。 Posted by ブクログ 言葉の国イランと私 岡田恵美子 どこの国でも行きたい私だが、イランに行きたいと思ったことはなかった。本書を読んで、行けるものなら行ってみたいと思った。 半世紀前の女性の、この行動力、カッコいいなぁと思う。 最後の「ペルシアの箴言・イスラームの知恵」もなるほどといろいろ考えさせられた。 Posted by ブクログ ルバーイヤート オマル・ハイヤーム / 岡田恵美子 1000年前のペルシャ世界に思いをはせる。砂漠の地における文化と、いつの世にも変わらぬ人間の苦悩。だから、盃に酒をみたし、この世を天国にするのだ。 Posted by ブクログ ルバーイヤート オマル・ハイヤーム / 岡田恵美子 セルジューク朝に仕えたイランの科学者、オマル・ハイヤームの詩集。数学や医学、天文学に業績を残した著名な科学者でありながら、詩人としても一流であったことは本書を読めば分かる。1000年近く前の中世のイスラム社会の詩人だが、現代人が読んでも引き込まれる詩が多い。 Posted by ブクログ 岡田恵美子のレビューをもっと見る