出町譲のレビュー一覧
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「損一郎」と揶揄され、故郷の富山から上京。水売り、筍の皮売りから身を立てた浅野総一郎の物語。80を超えてからも短パン姿で全国を夜行列車で動き続け、多くの事業を起こした男。
社会的に成功したのちも安住することなくチャレンジを続けた姿は、祖先として誇らしい。Posted by ブクログ -
この本が良いとか悪いとかでなく(きっと良いのだろうが)、
土光敏夫という人が立派な方だ。
今度家のあった辺りに行ってみよう。
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(目次)
序章 「清貧と改革」の“聖地”取り壊し
第1章 底辺からの出発
第2章 復興と企業再生への執念
第3章 原発と日本の技術力
第4章 田中角栄との「...続きを読むPosted by ブクログ -
現代にも痛烈に響く土光語録。そしてこのような人がかつていたことは日本の誇り。しかし一方で、何年も前に土光さんが危惧した日本の駄目な部分が改善されてないことがわかる。そしてそれが悲しい。Posted by ブクログ
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「一瞬一瞬に全てを賭ける、という生き方の迫力。それが八十年積り積ると、極上の特別天然記念物でも見る思いがする」
城山三郎(小説家。『官僚たちの夏』『落日燃ゆ』など著書多数)は土光敏夫をこう評した。
本書は土光敏夫の生き様を綴っており、この内容は多読の価値がある。
質素に暮らし、仁徳を重んじ、勤勉で...続きを読むPosted by ブクログ -
つまり、この時代に最も求められる人ということか。
この時代に限ったことではないが。
「無私の人」「メザシの土光さん」と呼ばれた傑物。
その面構えはなんとも言えず、格好いい。
決して孫さんや柳井さんが(ホリエモンや三木谷氏は置いといて)ダメなんということはないのだが、やはり比べてしまうと何枚か...続きを読むPosted by ブクログ -
東芝社長、経団連会長、臨調会長を歴任した土光敏夫の言葉が時系列にまとめられている。著者による時代背景の補足と、各言葉を受けての今の時代に対する考察がよい。公社民営化や後の省庁再編等、土光行革の実績、影響の大きさを知ることができた。一方で、当時から危惧されていた国債の問題がここまで膨れてしまったことに...続きを読むPosted by ブクログ
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出町譲・著。
初版・2011年8月、253ページ。
土光敏夫の100の言葉から、氏の生き方・信念をまとめてある本。
土光敏夫の略歴は、
1896年生まれ
1920年、東京高等工業高校(現・東工大)卒業
同年、石川島造船所(現・IHI)入社。
1950年、石川島重工業社長。
1960年、石川島播磨重...続きを読むPosted by ブクログ -
土光敏夫については、周囲に発散する強烈な行動パワー、スピードと直截な物言いが災いして、同時代の人の多くには煙たがられ、毀誉褒貶もあったと聞く。しかし、死後しばらく時を経てみると、本書のような評伝では「見識の高い、骨のある技術経営者で日本人の鑑であった」とも見える賛美が多い。
著者は、テレビ朝日「報道...続きを読むPosted by ブクログ -
いまだに、土光イズムが工場に
根付いているのが希望と感じました。
実行力と実践力が伴うからこそ
その方の言葉に重みが増すのだと思います。
自分の周りにそのような方がいるのか?
探してみようと思いました。
一つ一つの言葉に重みがあるので、
また、読み返したくなる内容です。Posted by ブクログ -
・すごい経営者であり、人間的にも立派な人である。
・質素な生活、食事、宴会にはいかない、無駄な経費は使わない。
・人間関係を維持するのに夜の接待は不要。
・努力、実行力、あきらめない、説得力、等々
・人間的な弱みを見せない、隙をみせない。
・従業員を解雇しない。
・東芝に社長として赴任した初日に労組...続きを読むPosted by ブクログ -
オーディオブックにて視聴
石川島(後に石川島播磨)重工業、東芝のトップとして辣腕を振るい、経団連会長、臨時行政調査会会長など日本経済及び日本政府の財政の立て直しに東奔西走したメザシの土光さんの名言集。
ひと言で言えば、無私無欲の人であり、最低限生活が出来るお金だけを手元に残しては、残りを全て母親...続きを読むPosted by ブクログ -
IHIや東芝の社長となった人物。本田宗一郎や井深大と言った超一流の創業者が尊敬する実業家である。正直名前すら知らなかったことが恥ずかしい。死ぬ寸前まで最後は国のために働いていたというから頭が下がるばかりだ。その勤勉ぶりを知って、久しぶりに姿勢が正された。心が整えられた。Posted by ブクログ
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なんでコーヒー事業を始めたか、なぜ上場しないか理解しました。近江商人の三方良しが好きな私は「善の巡環」とてもよく理解できました。YKKセンターパーク行きましたが、この本読んでから行けば良かった。是非もう一度黒部に行きたい。Posted by ブクログ
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過去と未来がしょっちゅう前後して読みにくかった。戦前から活躍していた実業家が戦後、浮浪児の姿や社屋の接収に悔しい思いをしながらもどんどん時代の勢いに乗ってイキイキ商売するのが楽しい。と思ったら、労組との衝突には前時代的な反応をあらわにして感情的になって、これはこれで読み甲斐があった。Posted by ブクログ
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公私ともにお世話になっている丸井の創業者の話。海賊と呼ばれた男みたいな雰囲気だったけど、昭和の起業家ってのはやはり熱いんだろう。なんか羨ましくも感じるPosted by ブクログ
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昔中野に住んでいて、何でこんなとこが丸井の本店なんだろと思った記憶が、、、あの丸井にこんな物語があったなんて、、、あっという間に読み終わったPosted by ブクログ
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生前の土光さんの事はほとんど知らないが、様々な記事などから、「メザシの土光」「清貧の人」というイメージは受けていた。
松下幸之助 井深大 本田宗一郎などに引けを取らない。
今の政治家にも、土光さんほど「日本の未来」を考えた人がいるだろうか?
まさに日本人の経営者だ。
DNAはIHIや東芝以外にも、日...続きを読むPosted by ブクログ -
メザシの土光さん。名前しか知らないかったけれどすごい人だ。ビジネス小説の先駆け(合ってるのか?)城山三郎は彼をこう評した。「一瞬一瞬にすべてを賭ける、という生き方の迫力。それが八十年も積り積ると、極上の特別天然記念物でも見る思いがする」。
著者は報道ステーションニュースデスク所属。報道ステーションで...続きを読むPosted by ブクログ