小倉昌男のレビュー一覧

  • 福祉を変える経営 障害者の月給一万円からの脱出

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    【読書その101】コロネコヤマトの元会長の小倉昌男氏。93年に保有していたヤマト運輸の株式の一部を投じ、ヤマト福祉財団を設立。恥ずかしながら知らなかったのは、厚労省の地下一階のスワンベーカリーがヤマト財団の事業の一部であること。おいしいパンを売っており、自分も時々購入している。この本は小倉氏がこれまでの経営者の経験を生かし障害者の自立に向かうための経営論についての論じている。著者は、経営は企業だけに必要なものではないという。障害者のための作業所にも経営が欠かせない。経営がなければ、障害者に十分な給料を支払う事業を打ち立てることなどはできないという。自分自身、生活保護のケースワーカー時代に担当の

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    2011年12月13日
  • 福祉を変える経営 障害者の月給一万円からの脱出

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    結論、やはり小倉氏の生涯「挑戦心」のあるところが大好きです。
    現役を退いてやることがなくった後も、最初はよくわからなかった福祉でもその意識改革から固定概念や先入観を悪とする姿勢は、私も生涯貫いていこうと思います。

    全体として、「経営学、経営はロマンだ」あたりを読んでいればあまり新鮮な内容はないですが、後半の事例をまじえて何が成功につながるのかを示したのははじめてみました。

    チェック
    ・大半の共同作業所ただもしくは原材料が安く手に入る、あるいは単純作業。
    ・二次産業の主役の時代は終わった。
    ・とにかく「できることからやってみる」それが私の経験則です。

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    2011年06月28日
  • 福祉を変える経営 障害者の月給一万円からの脱出

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    とてもかんたんにシンプルに経営の話が書いてある本。
    そして、福祉作業所経営の問題点を端的に指摘している本。
    小倉さんってすごい人だな。
    本当に障害が重度で働けない人は仕方ないとしても、もっと能力を生かせるはずなのに、それができない障害者がたくさんいて、それはそうしたシステムをつくっていない経営が悪いと喝を入れている。
    1度スワンベーカリーを見てみたい。
    小倉さん自身も取材してみたかった。

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    2009年12月26日
  • 小倉昌男 経営学

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    竹を割ったような人という印象。
    当時の三越社長へのバッシングや先代社長の老害呼ばわりは、ビジネス書ではあまり見ないので新鮮で面白かった。

    「サービスが先、利益は後」この言葉で宅急便を普及させた思考の本だが、時代の流れを読む事に長けており、組織改革は勉強になった。

    芯があり決して揺るぐことがない、所謂カリスマ性を感じる。

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    2025年11月18日
  • 小倉昌男 経営学

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    物心ついた時からあたりまえのようにあった宅急便が、どのような経緯で開発されたのかを知ることができた。
    当時、民間が始めるには、すごいシステムだったことに気づけて良かった。

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    2024年09月22日
  • 小倉昌男 経営学

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    ヤマト運輸によるクロネコヤマト:個人間配送業務に着手した話がメインで語られています。

    タイトルに著者である『小倉昌男』と書かれていますが、彼の史実はごく少数で、最初から一貫して運送事業について書かれています。
    そのため、序盤から展開される運送業の詳細な話が難しく感じた。

    ただし、無駄が省かれて話が展開されていること、きちんと考える点と考え方が詳細に書かれているのでわかりやすい。

    1部の4章だけ読んでもボリュームに驚かされると同時に、内容の濃さと動きがすごい。現在のヤマト運輸がどのような背景や成り立ちを経たのかがよくわかる本となっている。

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    2024年08月12日
  • 小倉昌男 経営学

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    社長はこんなに深く自社のビジネスを考えているものなのかと意外だった。

    部下が出した選択肢から選んでいくことが社長の役目だと思ってた。ここまで社長自身が、情報を集めて分析して、自ら手法を見出していくなんて普通じゃないように思う。

    どんなものごとにもメリット、デメリットがあると言う言葉。
    デメリットがない完璧な選択肢があるのではないか、といつも考えてしまうが、そんなものはこの世に無いのだと気付かされた。すべてにメリット、デメリットがあり、リスクを取りながら一つの選択をすることが仕事なのだと思った。リスクを背負う覚悟がないと、人の上には立てないんだろう。

    現場への権限委譲も素晴らしい。計算に掛

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    2023年04月22日
  • 小倉昌男 経営学

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    ここまで赤裸々に書いて大丈夫なんだろうか、と思うほど開けっ広げにヤマト運輸のこれまでの軌跡について書かれており、興味深く読みました。

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    2021年07月16日
  • 小倉昌男 経営学

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    小倉昌男氏がヤマト運輸をどのように作り上げてきたか、経営をどのように考え実践してきたかがよくわかる一冊。

    小倉氏の元来の豪胆さや、経営に対する繊細さといった人となりがよく伝わりました。

    運輸業界を志望する方は必読かと思います。

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    2021年05月18日
  • 福祉を変える経営 障害者の月給一万円からの脱出

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    ネタバレ

    クロネコヤマトの会長が引退後障害者福祉財団で取り組んでいる話。
    おしぼりのタオルはやくざが絡んでいることが多い。
    月給一万円で働かせているのは搾取。
    スワンベーカリーは冷凍生地を焼くのみ。

    給料は成果の対価という部分と反するのではないかと思った。

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    2016年02月10日
  • 小倉昌男の人生と経営

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    良い本だが、経営学を読んだ後だけに、物足りなさを覚えた。色々ためになるお話が載っているが、短編の宿命か。

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    2014年01月19日
  • 小倉昌男の人生と経営

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    全体の構成としては3分の2が黒猫ヤマトの企業精神( =著者 )を記述し、3分の1は社会情勢に対する考えを載せている感じ。
    正直、上っ面ばかり良いことを言っている印象を受けたが、記述していることが本心ならば本当に出来た方なのだと思う。

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    2013年04月22日
  • 福祉を変える経営 障害者の月給一万円からの脱出

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    ■福祉経営

    A.日本の福祉は、ノーマライゼーション( 障害がある人もない人も同じように生活できる、という理念)からはほど遠い。
    今、障害者に必要なのは、健常者と肩を並べて仕事をし、自立できるだけの給料を得る仕組みをつくることである。

    B.これまで福祉や障害者問題は、市場経済になじまない分野と考えられてきた。
    しかし、福祉にも「経営」という発想が必要だ。
    消費者が欲しい商品や喜ぶサービスを考え、儲けを出すことで、「月給1 万円からの脱出」が可能となる。

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    2012年11月18日
  • 小倉昌男の人生と経営

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    厳しい小売業界において強いリーダーシップで経営改革を成し遂げられた経営者の方からお話を伺った時、意識している会社は?との質問に「ヤマト運輸!」と答えられたことがありました。違う業界なのに?と思ったのですが、水道とか電気とか電車とか毎日の生活に欠かせないインフラみたいな存在としての宅急便のシステムの凄さを賞賛されていました。そういったことに刺激を受けて、今回、この本を手に取ったのですが、システムを成立させるのはそこに関わる一人一人の人間なんだな、との思いを深くしました。人間を見つめてサービスを鍛え上げていく、日本にもスティーブ・ジョブズはいるじゃん!と勇気づけられました。

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    2012年11月13日
  • [新装版]「なんでだろう」から仕事は始まる!

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    ヤマト運輸の元社長の生き様が書かれている本。
    やはり上に立つ人ほど、当たり前の事が出来ていると改めて思い知らされた。

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    2012年08月20日
  • 福祉を変える経営 障害者の月給一万円からの脱出

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    1月7日に行われたヤマト運輸高校生経営セミナー。今年のテーマはヤマト運輸の新しい社会貢献活動の提案だった。2回目の出場となった本校ディベート部は、メンターを務めたヤマト運輸の社員の方と話し合い、スワンベーカリーのパンを移動販売しようと言うものだった。
    スワンベーカリーというのは、「ヤマト福祉財団が後押しする焼きたてパンの店」で、障がい者が従業員として働いている。都内だと銀座、赤坂、十条に店がある。
    生徒達は実際に店でパンづくりもさせていただき、障がい者の皆さんが問題なく働いている姿に接した。また特別支援学校へも伺って、就職の難しさを取材してきた。
    そこで、ヤマト運輸から車を譲り受けて改造し、セ

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    2012年01月22日
  • 福祉を変える経営 障害者の月給一万円からの脱出

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    その時代では先駆的。時代は次のステージではあると思うものの、障害者雇用に関して学ぶべきことは多い。+福祉施設の実態が透けて見える。

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    2011年11月24日
  • 福祉を変える経営 障害者の月給一万円からの脱出

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    多くの障がい者がはたらく福祉作業所では、一万円、あるいはもっと少ない賃金しかもらえないのが現実である。それは、下請けの仕事や、チャリティーバザーのような儲かりにくい仕事をしているためだ。小倉氏はそのような状況を、経営者の視点をもって解決しようとした。障がい者の自立を持続的に支援していくことに関心をもっていて、かつ経営にあまり詳しくない人にとっては非常に参考になる一冊だと思う。

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    2011年09月10日
  • 福祉を変える経営 障害者の月給一万円からの脱出

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    格差問題を考える一環で読んだ本。元々は若年層の雇用の非正規化とか、自立するだけの収入が見込めないこととか、そもそも将来に希望が持てないことに問題意識があったのだが、ジャンルは違うものの「障害者」の自立を、「経営」という視点で課題の解決に取り組んだヤマトの創業者の話。その手法や、資本の論理や経営の論理の存在しなかった世界にビジネスマインドを持ち込み、既に成功事例を生み出している点はすばらしいと思うが、本業からの莫大なキャッシュを基にした財団があってこそのマネジメントだと思うので、直接参考にするのはなかなか難しいのかなと。

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    2009年10月04日
  • 福祉を変える経営 障害者の月給一万円からの脱出

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    さすが、の一言です。
    書いてある内容はホントに、基本中の基本ですので、福祉関係者に読んでほしい本ですね

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    2009年11月17日