あらすじ
宅急便の生みの親・小倉昌男ヤマト運輸元会長による仕事論。「経営者になれても経営はできない」「最後にものをいうのは人柄」「悪い循環は隠し事と嘘からはじまる」「『会社のため』に倫理観を失ってはいけない」「人を動かすのは『知恵』より『情』」「仕事で本当に大切なものとは」……。いまだから名経営者に聞きたい、経営や仕事の基本。働くこと、起業すること、経営することで大切なものを、わかり易い言葉で述べる!
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Posted by ブクログ
話題の 小倉昌男を読む。
感じたのは 実に気骨のある人だと思った。
今風に言えば なんに対しても『フェアー』ということだね。
自分は気が弱いニンゲンであると思いながらも、
筋の通らないことに対してはとことん戦う。
『筋』とは 自分の利益のためではなく、消費者と言う国民のため。
『正しいこころ』と『思いやりのこころ』が必要だと言う。
仕事に対する姿勢。
論理的に考える思考力。
好きな仕事だけがあるわけではない。
目標を見つけて、努力する中で、自分にとってプラスになることがある。
そういうことが、仕事に惚れていくことになる。
一番の仕事をする上で、大切なことは、
『役に立つー価値がある』とおもえることに。
自分で積極的に参加ではなく参画していくことだ。
なるほど、このような哲学のもとにクロネコヤマトがあったんだ。
筋のある生き方と言うべきか。
クレジットカードが信書に値するというお役人の妨害を
訴訟で、もって戦うことが きちんとしていると言うか
筋が通っている。それは 自分のためだけではない。
役所は サービス業だ。と言い切るところが正しい。
しかし、役所は そう思っていないところが始末に負えない。
業務を独占しているからだ。
それを、適切に批判することは必要なことだ。
自分で資金を出して 身体障害者を支援する財団をつくるのがすごい。