轡田隆史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
たまたま書店で目にとまり、手に取りました。初版は1997年だそうです。
元新聞記者の著者の考えをまとめたものです。
自分がハッと思った著者の考えは、3点。
ひとつは、大きいことを考える時は、最初から大きく考えず、自分の目の前にある小さな事から考えた方が良いということ。
問題解決を二分法で考えると、全体主義と要素主義があるが、著者は部分である要素主義を大事にしています。
自分が問題解決を図る場合、まず全体を俯瞰することを重視し、絞り込みしてから細部にアプローチするスタイルをとっているので。
恐らく著者の主張は、目の前の現実が重要だということだと解釈しました。
ふたつめは、書くことの重要性。
書く -
Posted by ブクログ
日常生活を送っている誰もが無意識に行っていること。それは「考える」ことだ。あまりにも当たり前すぎて、その行為を意識することはない。が、その行為に着目して、一工夫を加えることで快適な生活を送ってみようというのが、この本のテーマ。
「考える」ための読書やメモ書き、辞書の使い方、情報の取扱など、著者が長い新聞記者生活で身につけた工夫を紹介。こうした「考える」力を身につけたうえで、さらに重要なのは考えた結果をアウトプットする能力、つまり「書く」ことだ。考えたところでそれを表現できなければ意味がない。ということで、本書の後半は「書く」ことについてのノウハウが語られる。
「考える力」とは「書く」という -
Posted by ブクログ
続編が出たので、早速一読しましたが、前作に比べて、自分のココロに響く内容が少なかったです。
いわゆる考えるためには、楽しむことや、知ったかぶりせずに誠実であるなど、前向きな構えを説いています。
今回は、それら論の裏付けである著者の様々な例え話しが、自分にあまりミートしませんでした。
著者流に捉えると、まだまだ自分は文学的な面での教養がかなり不足していると感じます。
あと気付きとして、”論理”というフレーズに関して、文系的なものと理系的なものがあるのでしょうか。著者は記者ご出身ですので前者。きっと自分が書いた論文を著者に添削いただくと、赤ペンだらけになる予感がしました。なぜなら、本書に関しては、