あらすじ
100万部突破の大ベストセラー『「考える力」をつける本』の著者にして稀代の読者家がユーモラスに提案する――「死ぬまで本を読む」知的生活のヒント年を取ると、たしかに読書はちょっと大変だ。文字は読みにくくなるし、集中力も長くはつづかない。時間だって、意外と思うように取れないことも多い。だから、ちょっとした工夫や発想転換が必要になってくる。年を重ねたなりの、成熟した本の読み方、楽しみ方――。そのヒントを、ぼくなりに提案できればと思う。――著者◎本は最期まで人生のよき相談相手になってくれる◎本の「拾い読み」こそ、極上の「暇つぶし」◎いくつになっても、いい本との出会いは楽しい◎たとえば、荷風を読むならこれ、鴎外を読むならこれ◎日本人なら死ぬまでに一度は触れたい古典……より深く、面白く、豊かに読書を味わい尽くす極意
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Posted by ブクログ
轡田氏の本とはなんとなく相性が良い。
自分が読んで来ていないジャンルの本が紹介されると簡単に影響受けてネットで購入してしまう。
後日郵便受けに入り切れない程の荷物が連日届いて家人から非難轟々……
Posted by ブクログ
83歳のジャーナリストが綴る、100歳まで読書をするという意気込みの書。
目が衰える、オムツ生活、眠ってしまう、内容を忘れる等々老いの実情を赤裸々に語りつつも、あっけらかんとしていて面白かった。
・感動こそが精神を若返らせる
・本を読むとは質問し続けること
・老人性食わず嫌い はやめよう
・「馬鈴」年齢の割に成果を上げなかった自分の年齢をへりくだって表現する言葉。
無知の自覚は素晴らしいなー。
頑張っていくし、夢も叶えるし、やりたいことは絶対成し遂げるけど、これから先もずっと無知だと自覚して生きていきたい
Posted by ブクログ
こんな大人になりたい。
素直にそう思った。
自己啓発本とはいえ、ここまで書き手の存在をありありと意識させられる作品はそう多くはないだろう。
「死ぬまで本を読む」とはどういうことか。
「立派な大人になる」とはどういうことか。
轡田さんは、丁寧に教えてくれた。
一生勉強したいと思った。
一生本を読んでいたいと思った。
そして何より、
誰よりも謙虚でありたいと思った。
老後が楽しみになった。