松尾たいこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やっと読めた!そして読んでよかったなあ、やっぱり好きだなあと思いました。
松尾さんを知ったのは角田光代さんの『Presents』を読んだのがきっかけでした。表紙素敵だなあと思いつつ、その頃装丁ってぼんやりとしか興味持っていなかったから誰が描いてるとかまで思いもせず、ある日広告かな?で絵を見かけて「Presentsの表紙の人の絵だ!」って。絵にくわしくもない私が分かるほど独特の雰囲気で、かと言ってうっとうしい主張ではなくて、そこからは本屋のバイトで表紙に見つける度に嬉しくなったり。
ポーラでの個展のために初めて一人で銀座に行ったとか、伊勢神宮のイラスト入りエッセイ?は思わず2冊買って友達にプレゼ -
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Posted by ブクログ
一人の少女を通して「いつの間にかなくしてしまったもの」をテーマに物語が書かれている。5つの短編集。
おもちゃ、恋愛、友情、本、学生時代、家族と過ごした時間、いつのまにかなくなっていたものを思うって切ない。
読んでいくうちに、自分が自然となくしてしまったものに気付かされて泣けてしまった。何かの本でみた、「失恋したときに辛いのは、相手がいなくなったことよりも、その人を想う自分が引き裂かれたようで辛いから」という言葉を思い出した。
今やりたくてもできないことや、なくしてしまったものに思いを馳せるのではなく、今生きている時間を大切にしたいと思った。
角田さんのファンタジー要素の入ったお話は読ん -
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Posted by ブクログ
現在進行形で自分最適化を実践しているイラストレーターさんの、もやもやの整理術。
見えるもののみならず、人間関係についても、もやもやを解消し、すっきりさっぱりとした気分で過ごせるように、著者が考え実行してきたいくつかのポイントが紹介されています。
具体的な収納や掃除の工夫についても、写真込みで説明があるのも参考にしやすく嬉しいところ。
2000年代のライフオーガナイズ本が大塚敦子さんの本だったとしたら、2010年代のライフオーガナイズ本はこれではないかと思いました。
もやもや解消のプロセスは、自分の価値観や生き方を問い直す作業だったこと。それを通して、暮らし全体を見直し、整えられた。すっきりした