松尾たいこのレビュー一覧

  • なくしたものたちの国
    主人公の心の人生をともに辿る小説。なくしたもの、得たもの、いろいろあるけれど、本当はずっと蓄積されているんだなと。
  • なくしたものたちの国
    ナリコの少女から年老いるまで。
    彼女を取り巻く不思議なこと。
    その不思議は切なくて甘酸っぱくてほろ苦い。
    それらは、もしかしたら私も経験していたかもしれない。
    そして、忘れてしまったのかも?
    そんな風に話の世界に浸ってしまうのが、心地よい。

    2015.5.13
  • なくしたものたちの国
    子供向けかと思ったら、深いお話。どんどん深くなっていく。読むごとに深みが理解できるであろう本。角田光代さん、やはり凄いなぁ・・と改めてしみじみと。。
  • なくしたものたちの国
    いつのまにかなくしていたもの、がテーマの連作短編5編。
    なつかしくて甘やかな童話のようでありながら、なくすこと、失うこと、あるいはそれに気づかないこと、がとてもこわくなる。そんなことは生きていれば当たり前のようにたくさんあるのに。このお話の中では、死や別れとつねに隣り合わせだけれどこわくないんだよ、...続きを読む
  • 東京おとな日和
    このエッセイを読んでますます松尾さんが好きになった。
    素直なひとなんだなーって思う。好きなものがたくさんあって、楽しくないこともあるかもしれないけどそれ以上に楽しいこと好きなことたちに囲まれて生活を送っている松尾さんがとてもキラキラしてて素敵に感じられます。
    こういう生活したいな、ナチュラルなんだけ...続きを読む
  • 東京おとな日和
    有名な人なのに、いろいろなことにおびえたり、体が強くなかったり、とてもはかない感じ。
    それを素直に出した文章だから好感が持てる。
    あんまり肩ひじ張らなくてもいいのかなと思えてくる。
  • 東京おとな日和
    やっと読めた!そして読んでよかったなあ、やっぱり好きだなあと思いました。
    松尾さんを知ったのは角田光代さんの『Presents』を読んだのがきっかけでした。表紙素敵だなあと思いつつ、その頃装丁ってぼんやりとしか興味持っていなかったから誰が描いてるとかまで思いもせず、ある日広告かな?で絵を見かけて「P...続きを読む
  • クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない! そんな私が、1年間洋服を買わないチャレンジをしてわかったこと
    洋服を買わずに一年間過ごすチャレンジ、やってみたいけれど、私も著者のように靴や小物類を沢山買ってしまいそうで、モノは減らないかもしれないと思ってしまいました。自分の好きなテイストとか着たい服の傾向を知るにはよい方法かも。
  • 35歳からわたしが輝くために捨てるもの
    始めたいと思った瞬間から始めること
    35歳も40歳もきっと年齢は関係ない

    でもだってを繰り返す
    分からないことを分かりませんと恥ずかしくて言えない
    人からのアドバイスを素直に行動にできない

    上記と反対の行動をすることは
    とても簡単なことなのに、なぜか簡単じゃない
    元々の頑固なわたしが抵抗してしま...続きを読む
  • 古事記ゆる神様100図鑑
    神様が漫画になっていて神様の神様の容姿や性格などよくわかった。
    きっと神社に行くと楽しいですね。
    祀られている神社も紹介されているので、会いに行きたい神社たくさんふえました。

    残念なのは、私の大好きな木花咲耶姫様をもっと可愛らしく描いて欲しかった。
    絶世の美女と呼ばれていますからね。
  • なくしたものたちの国
    無くしたものも、また会える。
    そうだといいな。
    わたしが無くしたものはなんだろう。

    年齢を重ねて、無くすものや人が多くなったときに、読み返したい。
  • なくしたものたちの国
    一人の少女を通して「いつの間にかなくしてしまったもの」をテーマに物語が書かれている。5つの短編集。

    おもちゃ、恋愛、友情、本、学生時代、家族と過ごした時間、いつのまにかなくなっていたものを思うって切ない。

    読んでいくうちに、自分が自然となくしてしまったものに気付かされて泣けてしまった。何かの本で...続きを読む
  • クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない! そんな私が、1年間洋服を買わないチャレンジをしてわかったこと
    まさしく私もストレス解消に服を買ってしまうので楽しく読めました。
    新しく買うのを止めて手持ちの服にじっくり向き合うことで、自分に似合うものや好みがはっきりするという話。
    出てくるアイテムが高いものばかりで羨ましい。
  • Presents
    女性が一生の中でもらう贈り物の短編集。

    「名前」「鍋セット」「涙」が特に心に響いた。
    プレゼントの話だからといって幸せな話ばかりではなくて苦々しい思い出もあったり。人生って良いことばかりじゃないしそこがリアルだった。

    人生の節目に改めて読むと共感できる短編が変わっていそうなのでまた読みたい。
  • Presents
    小説に絵がついているのが可愛い。
    形あるものがプレゼントじゃない。ときには形のないプレゼントが、ずっと心に残っていたりするものであったりする。
    振り返ったとき、いっぱい人にプレゼントをあげられたと思える人生でありたいな。
  • 35歳からわたしが輝くために捨てるもの

    ・ストイックな自分を捨てる
    →努力と根性ではなく、たのしさで選ぶ
    ・値段で決める、をやめる
    → 瞬間的な欲望でなく投資だと思えるものには投資する
    ・あると便利、を捨てる
    →ないと困る、あると心が喜ぶ、を基準に残す、選ぶ

    ・「幸せとは、自分の持っているものを喜ぶことです」

    自分のご機嫌、自分でと...続きを読む
  • Presents
    「プレゼント」を題材にした12遍の短編小説。

    どの物語も何となく身に覚えのあるような、どこかで聞いたことのあるような、そんな物語。
    だからこそ、自分にもあんなことあったなぁーと、共感出来る部分もあった。
    特別珍しいストーリーでは無いものの、軽く読めるので暇つぶしにピッタリな一冊。
  • なくしたものたちの国
    短い5つのお話。
    進むにつれて主人公が子供から大人になっていく。

    前半の子供時代の部分は好きだった。
    特に、いろんなもの(ヤギや木の葉はやドアノブ)と会話ができるなりこから見る世界はとても面白かった。

    後半は私には正直よく分からなかった。
  • 部屋が片づかない、家事が回らない、人間関係がうまくいかない 暮らしの「もやもや」整理術
    現在進行形で自分最適化を実践しているイラストレーターさんの、もやもやの整理術。
    見えるもののみならず、人間関係についても、もやもやを解消し、すっきりさっぱりとした気分で過ごせるように、著者が考え実行してきたいくつかのポイントが紹介されています。
    具体的な収納や掃除の工夫についても、写真込みで説明があ...続きを読む
  • Presents
    どれも、ほんとに優しい短編

    読んでるこっちまで、なんだか心が優しくなる気がした




    捨てたもんじゃない、
    世界も恋も。



    「合い鍵」